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ストライクウィッチーズ世界のウィッチ一覧を作ろう! 修正、追記、変更などの編集はお気軽に。 記述の体裁など細かいことは気が向いた人がやってくれるでしょう。 2010年9月19日にページの分割について提案されました。編集人の方はご意見をお願いします。 注意:各ウィッチの英字表記・誕生日はイメージモデル等からの推測も含まれます。 +帝政カールスラント 帝政カールスラントカールスラント空軍ヒルデガルト・アルトナー ゲルトルート・バルクホルン フレデリカ・ベッカー ハインリーケ・ベーア フーベルタ・フォン・ボニン ヘンリーケ・フォン・ビューロウ・ボートカンプ ハンネ・ダンマース エミーリア・デムート マリア・マグダレーネ・ディートリヒ ハンナ・ドーテンマン ヴェンデルガルド・ファルク ハンナ・フィリーネ アドルフィーネ・ガランド フランツィスカ・ゴッツ エルナ・グロート エーリカ・ハルトマン ウルスラ・ハルトマン ゲアトルーデ・ホムート レナーテ・ホルター ヴァーリア・ホルター オティーリエ・キッテル ヴァルトルート・クルピンスキー ヘンリーケ・キューネッケ グーニラ・ランツ カルラ・ハインリーケ・ランガー ヘルマ・レンナルツ ヘルミーナ・ヨハンナ・ジークリンデ・レント エディタ・プリンツェシン・ツール・リッペ=ヴァイセンフェルト フレデリカ・ロージヒカイト フリーデリケ・ロージヒカイト ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ ヴェーラ・メルダース ルドルフィン・ミューラー エディタ・ノイマン テオドーラ・オステルカンプ ライーサ・ペットゲン グンドュラ・ラル ゲオルギーネ・リヒター エディータ・ロスマン ハンナ・U・ルーデル エリカ・ルドルファー リーケ・ザクセンベルク ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン ヴェンデルガルト・シェンク ハイデマリー・W・シュナウファー エルフリーデ・シュライバー ヴェンデリーン・シュレーア オティーリエ・シュルツ グーニラ・シュペヒト ヴォルフヒルダ・トネ テオドーラ・ヴァイセンベルガー ヨハンナ・ウィーゼ ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ パウリーネ・ツォルナー アーデルハイド フラバク シュトライプ カールスラント帝国航空隊オズヴェルタ・ベルケ マキシ・インメルマン カールスラント陸軍シャーロット・リューダー フレデリカ・ポルシェ 民間 帝政カールスラント イメージモデル 帝政ドイツ/ナチス・ドイツ カールスラント空軍 イメージモデル ドイツ空軍 ヒルデガルト・アルトナー HILDEGARD ALTNER 所属 カールスラント空軍第11夜間戦闘航空団第10中隊ブリタニアにて防空任務に就く部隊。 階級 少尉 使用機材 メッサーシャルフ Me262B-1a/U1(111980号機)「赤の12」のナンバーが書き入れられている。 一部ナイトウィッチからの度重なる要望により配備された夜間戦闘用ジェットストライカー。 イメージモデル リヒャルト・ヘルベルト・アルトナー(1918-?)撃墜数 25 使用機材 Me262B 「赤の12」 出典 第一独立特殊作戦航空団全記録 ゲルトルート・バルクホルン GERTRUD BARKHORN 所属 カールスラント空軍第52戦闘航空団第2飛行隊司令 階級大尉 (Hauptmann) 少佐(1945年秋以降) 身長 162cm 年齢18歳(一期) 19歳(二期1話以前に誕生日を迎えている) 誕生日 3月20日 使い魔 ジャーマンポインター パーソナルマーク 交差した剣を噛み砕くジャーマンポインター 愛称 「トゥルーデ」GERTRUD(ゲルトルート) - TRUDE(トゥルーデ)FAQも参照。 使用機材フラックウルフ Fw190D-6プロトタイプ(W.Nr0039号機)(一期)フォッケウルフ Fw 190のエンジンを空冷エンジンから液冷エンジンに換装した試作型がモデル。この液冷エンジンを搭載したFw 190はFw 190D-9として採用される。また、特徴として機種下部にラジエターと思しきものが付いている。 メッサーシャルフ Bf109G-6(白の5号機)上記ユニット試験時の予備機体。 フラックウルフ Fw190D-9(白の5号機)(二期) メッサーシャルフ Me262 V1(二期4話)ノイエ・カールスラントで開発された新型のジェットストライカー。 使用武器MG42 (Maschinengewehr 42) MG131 (Maschinengewehr 131) MG151/20 (Maschinengewehr 151/20)大威力の炸裂弾(マインゲショス)を発射するが、弾丸が特殊過ぎて補給が間に合わず、本編中で使用された描写がない。 MK108(二期4話) BK-5(二期4話) その他。 固有魔法 『怪力(超身体強化)』念動系に分類される。ウィッチの基本能力である肉体強化能力とその持続力が一般より遥かに高い。 この種の能力は体内で魔法力が循環し、外部に拡散しないため消耗が少なく、長時間の使用が可能。その為通常のウィッチでは持てないような重武装が可能で、より多くの弾薬を携帯できることからも長期戦闘向きの能力であるといえる。 鉄の鎖を引きちぎったり、短時間なら数トンはあるような鉄骨を持ち上げることも可能である。(1期12話、2期4話) その他クリスティアーネ(クリス)という妹がいる。 冷静沈着でクールな現実主義者。理性的に振舞おうとしているが、内心は激情家なので感情が昂ぶると周囲が見えなくなる事も。 軍隊である以上規律や規則には従うべきだと考えているが、ハルトマン中尉以外にはあまりそれを押しつけようとはしない。 固有魔法の特性から重武装と長時間活動が可能であり、飛行隊の戦闘隊長として有能だが、作戦計画の立案、人材や機材の配置、物資の管理等のデスクワークも有能であり、戦闘航空団の良き補佐役である。 大変な愛妹家という一面を持ち、妹のクリスが撤退戦での負傷で昏睡状態だった時には自暴自棄とも取れる行動が目立ったが、宮藤軍曹との交流から徐々に改善される。クリスが快方に向かい目を覚ました後は甲斐甲斐しく見舞いに行ったり赴任先から土産を送ったりしている。本人はこれでも「人前では見せないようにしていた」らしく、ユーティライネン中尉から大変驚かれていた(秘め話CD 3)。 お姉ちゃん風を吹かせはじめるようになった。お姉ちゃんマジお姉ちゃん。 また、「妹」のみならず「妹キャラ」にも弱く、その対象はクリスの面影が似ている宮藤軍曹や「優しい姉に育てられたに違いない」と断定しているリトヴャク中尉に注がれるがルッキーニ少尉やユーティライネン中尉は対象外(秘め話CD 3)。 リバウ近郊のカイザーベルク出身。ネウロイ侵攻前から軍に志願、士官学校を出た後、正規士官として第2戦闘航空団に配属。すぐにJG52に転属となり、その中で昇進を重ねた。当時の部下であるマルセイユ大尉(当時少尉)とは犬猿の仲で、格下扱いされた上に「シスコン石頭」と揶揄されてしまっている。 ガリア撤退戦の中で第2飛行隊の司令となるが、撤退中に他のメンバーは離散し、最後にはハルトマン中尉と二人しか残らなかった。その後、第501統合戦闘航空団設立と同時にヴィルケ中佐、ハルトマン中尉と共に加入、創設メンバーの一人となる。 カールスラントで3人目の250機撃墜を果たし、柏葉剣付騎士鉄十字章を授与された。 1945年秋のネーデルラントにおける501JFW再々結成より、坂本少佐に代わって501JFW戦闘隊長に就任、少佐昇進している。 火力重視で様々な武器を使用する。新型ユニットの扱いも容易なため、新型機テストに駆り出される事も少なくない。ジェットストライカーの実地テストを行うが、機体の不備から魔力を多大に消耗し墜落する。(二期4話) 第501統合戦闘航空団では記録係を担当している。 得意料理はアイスバイン (Eisbein)。味にはあまりこだわりはないが、妹の為の料理となると話は別である。 複雑な機械類は苦手で、特に車の運転は危険だと自重しており、外出の際はハルトマン中尉にハンドルを握ってもらう事が多い。 極端といえるほど部屋に物を置かない主義のようで、ある意味殺風景である。(一期) ハルトマン中尉と相部屋で、物資(ガラクタ)の侵入を許さぬよう部屋の中央には赤い境界線が引かれている。(二期)境界線に柵が登場。本人曰く「ジークフリート線」(二期7話) 声優 園崎未恵 イメージモデル ゲルハルト・バルクホルン (1919-1983)所属 ドイツ空軍(ルフトバッフェ) 愛称 「ゲルト(Gerd)」 撃墜数 301(ドイツ空軍第二位および世界第二位)撃墜数300機以上は世界でゲルハルト・バルクホルンとエーリヒ・ハルトマンの二人だけ。 一時期マルセイユを部下に持ったが折り合いは悪く、「信用あたわざる人物」と断じた。 大戦末期にはメッサーシュミット Me262に搭乗していたが、敵を一機も撃墜する事なく終戦を迎えた。 1983年、妻・クリストルと共に自動車事故で死去。その死にショックを受けたハルトマンは引き篭もるようになってしまった。 出典 TVアニメ(2008年) など多数 フレデリカ・ベッカー FRIEDERICA BECKER 所属 カールスラント空軍 第2航空爆撃部隊第5飛行中隊 階級 不明 使用機材 不明 その他ハンナ-ウルリーケ・ルーデルの部下・同僚として長く戦場を共にしたウィッチ。ルーデルより早くエクスウィッチとなり前線を退いた。 ルーデルの姿に憧れ、その下で戦えたことを誇りに思っている。 1941年、ルーデルを取材する少女記者エルネスタ・ニールマンよりインタビューを受けている。 イメージモデル フリードリヒ・ベッカー(?-1945)その他ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの同僚のひとり。 出典 『ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲』 ハインリーケ・ベーア HEINRIKE BEER 所属カールスラント空軍第1戦闘航空団第2飛行隊司令 カールスラント空軍第2戦闘転換訓練航空団第3飛行隊長新型ユニットへの転換訓練を行う部隊で、第3飛行隊ではMe262の訓練が行われていた。 カールスラント空軍第44戦闘団 階級大尉 中佐 誕生日 5月25日 使用機材フラックウルフ Fw190A-7(W.Nr431007号機)「赤の13」200機撃墜を果たした時のユニット。 メッサーシャルフ Me262C-2a(130186号機)ロケットエンジンを搭載した派生型で、極めて優秀な上昇性能を記録。 メッサーシャルフ Me262A-1a(110559号機) 「赤の13」ベーア中佐が第44戦闘団で通常使用していた専用機。 ハインツェル He162A-2(機番不明)「赤の13」専用のMe262と同カラーリングになっている。 その他西部、東部、地中海とカールスラントの各戦線を転戦し、常に多数の戦果を挙げた。 ジェットストライカーへの機種転換訓練後、第44戦闘団に転属して新型ユニットのテストにあたった。操縦能力を買われ、多くのジェットストライカーのテストに参加している。 多くのユニットのテストにあたったが、通常使用する専用機には必ず「赤の13」をラッキーナンバーとして描き入れていたため、記録写真でも実験機と専用機の判別が可能とされる。 イメージモデル ハインツ・ベーア (1913-1957)フルネーム オスカー=ハインリヒ・ベーア 通称 「プリッツル(Pritzl)」彼の好物がプリッツルのキャンディバーだったため。 撃墜数 221(ドイツ空軍第八位)西側連合軍機の撃墜数ではハンス=ヨアヒム・マルセイユに次いでドイツ空軍第二位(124機)。 16機はMe 262によるもので、第二次世界大戦におけるジェット戦闘機による撃墜数としては世界最高。ただし、夜間エースのクルト・ヴェルターが夜間戦闘機仕様のMe262で20機以上撃墜しているとも言われる。 その他ヨーロッパにおける第二次世界大戦を開戦から終戦まで戦い抜き、ドイツ空軍が作戦したほとんどの主要な戦線を経験し、連合国のほとんどの一線級の戦闘機や爆撃機と交戦しその多くの機種を撃墜したビッグエース。 Bf109、Fw190、Me262と搭乗する戦闘機を選ばず活躍。 農民の生まれで当初は樵となる事を望んでいたが、長じて航空パイロットを志しヴァイマル共和国軍(当時の国防隊)で軍歴を始め、ナチス・ドイツ第三帝国の誕生と同時に空軍に転籍。当初は整備士であり輸送隊に配属されたが、後に戦闘機パイロットを志望し転化。 反権威主義者であり、軍規遵守精神に乏しかった。このことから、規律励行のナチス信奉者であるゴードン・ゴロプとはそりが合わなかった。大戦初期から活躍していたにもかかわらず柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章が授与されなかったのは、反抗的なベーアが個人的にヘルマン・ゲーリング空軍元帥に嫌われていたからだとされる。 1945年4月27日、負傷により退いたガランド中将の後任としてJV44の指揮を引き継ぎ、オーストリアのザルツブルグに後退。敗戦が近づき米軍が迫ると、残存のMe262全機の破壊を命じた。これを実行に移したのがヴァルター・クルピンスキー。 戦後は民間のテストパイロットとして飛び続けたが、1957年4月28日に事故で墜死。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集/第一独立特殊作戦航空団全記録 フーベルタ・フォン・ボニン HUBERTA VON BONIN 所属カールスラント空軍第52戦闘航空団第4中隊 連合軍第503統合戦闘航空団「タイフーンウィッチーズ」 階級 少佐 身長 168cm 年齢 18歳(1939年) 誕生日 8月3日 使い魔 野良猫(雑種) 使用機材メッサーシャルフ Bf109E-3 メッサーシャルフ Bf109F-2 フラックウルフ Fw190D-9(黒の5号機)503JFWで副指令を務めている際に送られた、オラーシャ南部向けの迷彩が施されたユニット。 但し、この頃には殆ど飛行任務は行っておらず、別のウィッチが使用していたようである。 使用武器MG34 (Maschinengewehr 34) その他首都ベルリン近郊のポツダム出身で、昔からウィッチを輩出してきた貴族の家系。 幼時からウィッチとなる事を当然と考えて育ち、日々訓練を欠かさず、一族の現役ウィッチから士官の心得を教え込まれ育つ。 適正発現と同時に軍に志願、ベルリンの士官学校に入校し優秀な成績で卒業。卒業後は少尉任官。 1936年のヒスパニア戦役では技能優秀者を選抜して設立されたヒスパニア防衛の義勇部隊・第88戦闘飛行隊に参加し、ガランド中尉(当時)率いる第3中隊に所属。この活躍で中尉に昇進、同戦役従軍者向けに作られた勲章「ヒスパニア十字章」第二位の黄金剣付き十字章を授与される。 中隊長がガランド中尉からメルダース中尉(当時)に変わると、同中尉の編み出した新戦法をいち早く呑み込み4機撃墜を達成。特に将来有望な少尉と見なされており、優秀な両指揮官の下で戦った事から同じく有能な指揮官としての片鱗を見せ始める。 戦役後は大尉に昇進し、第26戦闘航空団第5中隊に転属。経験を積み重ね第52戦闘航空団第4中隊に再転属。この時期のJG52に配属されたのが訓練学校を出たばかりのハルトマン少尉(当時)とマルセイユ少尉(当時)。 後に第54戦闘航空団に転属し、第1飛行隊隊長、次いで航空団司令を経てタイフーン作戦を迎え、第503統合戦闘航空団「タイフーンウィッチーズ」設立に尽力する。司令にとの声が上がったが年齢的な事情もあり辞退、サフォーノフ中佐に司令の座を譲る。 サフォーノフ中佐からの強い要請により副司令に就任。部隊運営と人員育成、他部隊や総司令部との折衝を主任務とし、積極的に補佐を勤めている。 戦闘に無関係な事には一切こだわらない、実用性一点張りの性格。軍装にこだわりを持つカールスラント軍人には珍しく、身なりに無頓着。 戦場では徹底した実力主義者で、僚機が最下級軍曹であっても、撃墜数が多ければ(=実力が上であれば)空では命令に従うと公言している。 年齢の割に落ち着いており、その老成した雰囲気から歳若いウィッチには母親のように慕う者もいる。 唯一とも言える趣味としてチェスを嗜むが実力は高くない。対戦を通じて相手の人物像や性格を見る事を楽しみにしている。 声優 甲斐田裕子 イメージモデル フーベルタス・フォン・ボニン (1911-1943)撃墜数 77 その他エーリヒ・ハルトマンJG52着任時の飛行隊司令。 スペイン内乱でコンドル軍団に属し4機を撃墜。JG26に所属していた英本土航空決戦では9機、東部戦線以降に40機以上のスコアを記録したベテラン。 背が高く、長い黒髪を後ろに撫でつけた細面の風貌。前線の佐官らしく軍装は小汚い。 「ここでは撃墜数だけがものをいう。階級とか、他のくだらぬものはどうでもいい。地上では軍律があるが、空中では最多数撃墜のパイロットで、戦闘技術と経験に優れたものが指揮をとる。この規則には、私を含む全員が服従する。もし私より撃墜数の多い軍曹と一緒に飛べば、私は軍曹の指揮に従う(以下割愛)」―――『不屈の鉄十時エース』より。この言葉通り、交戦中の部下グリラフスキー中尉の命令に従い、興奮から出た悪態を戦闘後に笑って受け流している。 出典 秘め録CD 下/秘メ録手牒 下巻/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第三集/島田フミカネ Twitter(1)(2) ヘンリーケ・フォン・ビューロウ・ボートカンプ HENRIKE VON BÜLOW-BOTHKAMP 所属 カールスラント空軍 階級 大佐 誕生日 11月19日 その他前の大戦から活躍しているウィッチ。 有名な貴族であり貴族社会にも顔が利く為、第506統合戦闘航空団の設立に際しメンバーの調整を依頼される。戦闘隊長候補としてザイン・ウィトゲンシュタイン少佐とリッペ=ヴァイセンフェルト少佐の二人を推薦。 イメージモデル ハリー・フォン・ビューロウ=ボートカンプ (1897-1976)撃墜数 30 その他歴史上でも数少ない、2つの大戦の双方でエースになった人物。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集 ハンネ・ダンマース HANNE DAMMERS 所属 カールスラント空軍第52戦闘航空団第5中隊 階級 曹長 身長 155cm 誕生日 8月8日 年齢 15歳(1939年) パーソナルマーク 愛用の熊のぬいぐるみ 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-4100機撃墜記録時に使用していたユニット。 メッサーシャルフ Bf109G-6左足に航空型ネウロイ、右足に地上型ネウロイの撃墜数がシルエットで描かれている。 使用武器MG42 その他小柄だががっしりした体格で、精力的で力強く、考えるより先に体が動く野性的なタイプ。 一撃離脱を得意とするロスマン曹長とは正反対の天性のドッグファイター。相手を格闘戦に引きずり込み、確実な一撃を叩き込む腕を持つ。 優れた動体視力と旺盛な体力を持ち、アクロバット飛行さながらの激しい機動で、猟犬のように敵を追い立てる戦闘スタイルが身上。 反面、自分の行動を冷静に分析する一面も持っており、これぞと思った後輩に惜しげもなくテクニックを教え込むなど、面倒見のいい一面もある。ロスマン曹長と並んでJG52の教育係曹長として上層部に重宝されている。 カールスラント西方、ネーデルラント国境近くの都市メールス出身。 ヒスパニア戦役の最中に軍に志願、軍曹に任命され、当初は地上攻撃ウィッチとして参戦。地上目標の撃破で多少の戦果は挙げたものの、あまり目立った戦績は残せなかった。 どこまでも敵に食らいつく敢闘精神溢れる戦闘スタイルは既に注目されていた。 戦役後は軍曹のままJG52第7中隊に配属され、その後曹長に昇進して第9中隊に異動。ネウロイの大規模侵攻後は部隊の再編成に従い第5中隊に異動、古参曹長の一人として後進の指導に当たる。 ビフレスト作戦の最中、一時的にハルトマン少尉(当時)の部下となるが、作戦の都合上、途中で別部隊に異動し、東部戦線で戦果を重ねた。最終的には確認されているだけで航空型ネウロイ113機を撃墜、23機の未確認撃墜記録もあり。 地上攻撃部隊にいたため地上型ネウロイの撃破数も多く、少なくとも8体の大型輸送ネウロイ、80体前後の通常型を撃破。 1944年3月17日に東部戦線でネウロイと衝突して負傷、野戦病院に送られる。怪我は当初の予想以上に重く、ブリタニアの病院で入院生活を送り、そのまま病院で20歳を迎え少尉に昇進すると同時に退役。 騎士鉄十字章などの勲章をお気に入りの熊のぬいぐるみに付けて飾っていたという逸話が有名。このぬいぐるみを転属の度に必ず連れて回っており、野戦病院に送られた際も心配した仲間が病院まで持っていった。 当初病室でうなされていた彼女が、熊を握らせた途端に落ち着いたという話から、この熊をどれだけ大事にしていたかがわかる。 イメージモデル ハンス・ダンマース (1913-1944)撃墜数 113 その他1944年3月13日に重傷を負い、同17日に病院で戦没。 数々の勲章を飾り付けられたテディベアの写真が知られている。 出典 秘メ録手牒 下巻 エミーリア・デムート EMILIA DEMUTH 所属 カールスラント空軍第1戦闘航空団第3中隊最前線からノイエ・カールスラントに引き揚げ、He162に機種転換、同機材の最初の実戦部隊となった。 階級 中尉 使用機材 ハインツェル He162A-2(120074号機)上部に赤い矢印、垂直尾翼にFw190時代の撃墜マークが描き入れられている。 その他第1戦闘航空団第3中隊の中隊長。 イメージモデル カール=エミール・デムート撃墜数 10もしくは17? その他ドイツ空軍第1戦闘航空団に所属。 Fw190、He162に搭乗。彼のHe162には機種に矢印、垂直尾翼に撃墜マークが描かれていた。 出典 第一独立特殊作戦航空団全記録 マリア・マグダレーネ・ディートリヒ MARIA MAGDALENE DIETRICH 所属 帝政カールスラント 階級 曹長 身長 155cm 年齢 15歳(時期不明) 誕生日 12月27日 愛称 「マリア」 使い魔 モモンガ使い魔の影響で夜目が利く。 固有魔法 不明 使用機材 不明 担当 ボーカル・アクロバット演目考案 パーソナルカラー ピンク その他規律を重んじるカールスラント軍人。ただし朝は苦手で、よく居眠りしている様子。 声優花江もも(~2021/1) 古仲可奈(2021/3~) イメージモデル マレーネ・ディートリヒ(1901-1992)本名 マリー・マグダレーネ・ディートリヒ ドイツ出身の女優・歌手。のちにアメリカ市民権を獲得した。「リリー・マルレーン」を持ち歌としており、慰問に回った先で連合軍兵士たちに絶大な人気を博した。 出典 『ルミナスウィッチーズ』公式HPなど ハンナ・ドーテンマン HANNA DORTENMANN 所属 カールスラント空軍第26戦闘航空団第14中隊 階級 中尉 誕生日 12月11日 使用機材フラックウルフ Fw190D-9/R11(赤の1号機) その他陸上ウィッチとして入隊したが、航空ウィッチの才能が判明し空軍へと転属した。この際JG54からJG26へと異動している。 イメージモデル ハンス・ドーテンマン (1921-1973)撃墜数 38 その他もと陸軍の歩兵として従軍したが、後に空軍パイロットに転化した。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集 ヴェンデルガルド・ファルク WENDELGARD FALCK 所属カールスラント空軍 第1駆逐航空団 第1飛行隊 隊長 カールスラント空軍 第1夜間戦闘航空団 隊長 階級大尉(1940年) 大佐(1943年7月) 使用機材 メッサーシャルフ Bf110 別名 「ナイトウィッチ隊の母」 その他 第1駆逐航空団当時、レーダー誘導による夜間迎撃を発案。 1940年5月の小ビフレスト作戦実施により急務となった夜戦部隊増強のために第1夜間戦闘航空団(NJG1)が設立された際、隊長に任じられる。ベルリン撤退が進む戦況で、実験的な部隊を含むNJG1を精力的にまとめ上げる。 地上レーダーとの連携による索敵・誘導システムの構築やナイトウィッチの育成に尽力。 ヘルミーナ・ヨハンナ・ジークリンデ・レントを抜擢し、ナイトウィッチとして育成した人物。適性の低さから幾度も異動を申し出るレントとその度に慰留し、最終的に才能を開花させている。 カールスラントからの撤退後の1943年7月、大佐として参謀本部に異動。後任はシュトライプ少佐。 イメージモデル ヴォルフガング・ファルク(1910-2007)撃墜数 8 その他ポーランド侵攻で戦果を挙げたのち、第1駆逐航空団第I飛行隊飛行隊長としてデンマーク侵攻に参加。 空軍上層部の指示を受け、夜間迎撃の研究と夜戦専門部隊の設立を任される。最初の夜戦専門部隊として設立された第1夜間戦闘航空団の司令に任じられる。 出典 第五〇一統合戦闘航空団活動写真全記録/WORLD WITCHES 2018(ヘルミーナ・ヨハンナ・ジークリンデ・レント) ハンナ・フィリーネ HANNA PHILINE 所属 カールスラント空軍第54戦闘航空団「グリュンヘルツ」 第1戦闘航空団司令 階級大尉(1942年) 少佐 身長 162cm 年齢 19歳(1944年) 誕生日 3月17日 使い魔 ミュンスターレンダー 固有魔法 不明 使用機材 メッサーシャルフ Bf109F-4 使用武器 MG34 その他JG54を支えるグレートエースで、高潔・内省的・謙虚と人間的評価も高い。訓練を重ね、冷静な計算に基づいて戦うタイプ。新人教育にも努める。 ノヴォトニー、キッテルの二枚看板が503JFWに異動した後のJG54を支える中核。 医者の家系の出。飛行に憧れてグライダー飛行に挑戦する。訓練中、突然の雷雨に見舞われて驚いたのをきっかけに魔法力が発現。 養成学校、士官任官を経て急降下攻撃ウィッチとなるが、本人の希望で航空戦闘ウィッチに転属が叶う。オストマルクでの国境監視に派遣中、最前線でネウロイの攻撃に遭遇し初撃墜を記録。 以後、ベルリン撤退戦にてエースとなり、カールスラント撤退戦中に中尉昇進。あわせてJG54第4中隊中隊長を拝命し、直後に騎士鉄十字章を受章。 1942年2月15日、大尉昇進しJG54第1飛行隊司令に就任。 (年不詳)3月17日、誕生日に史上2番目の200機撃墜記録を達成(通算撃墜数203)、グレートエースとなる。これを受けて少佐に昇進し、一時的にJG1司令に転任、デスクワークと後進育成に携わる。 イメージモデル ハンス・フィリップ(Hans Philipp, 1917-1943)撃墜数 206 その他ポーランド侵攻で初撃墜、その後西部戦線でエースとなる。 JG54でバルカン戦線、独ソ戦に参加。1943年3月17日に撃墜数が通算200機を突破する。 同年4月にJG1司令となり西部戦線の防空に移るが、10月に撃墜され脱出するもパラシュートが開傘せず戦死した。 出典 WORLD WITCHES 2018 アドルフィーネ・ガランド ADOLFINE GALLAND 所属 カールスラント空軍ウィッチ隊総監第44戦闘団司令欧州奪還作戦用に、自ら皇帝に申請して新設。 階級少将 身長 170cm 年齢 23歳(1944年末) 誕生日 3月19日 使い魔 ネコ系のなにか(来歴不明) 固有魔法 『魔眼』坂本美緒と同様のものだが、発動の際には首から提げた小銃用照準眼鏡GwZF4を使用。「のぞき込む」事で視界を限定、精神集中の補助となり精度が向上する。 パーソナルマーク マジックキャット(飛行服を着て葉巻を咥えた猫が、手にした銃でネウロイに見立てたネズミを撃っている) 使用機材メッサーシャルフ Bf109E扶桑海事変時に運用された、新型エンジンDB-601搭載の先行試作型。 メッサーシャルフ Bf109F-2スペシャル(W.Nr5750号機)ガランド中佐(当時)用に各種改造が行なわれた専用機。 メッサーシャルフ Me262A-1a(白の3号機) 使用武器MG42S その他撃墜数103機を誇る優秀なウィッチだが、それ以上に兵器開発や生産、ウィッチ隊や基地の組織化と運営指導、各国司令部との調整をこなす有能な指揮官。 カールスラント皇帝フリードリヒ4世から厚い信任を受け、カールスラント奪還の為の部隊編成の自由許可を得ている。この権限を利用し、ロマーニャでの第501統合戦闘航空団再結成を速やかに実現。(秘め録CD 上) また、前任者(トレヴァー・マロニー)が更迭された事で上官不在となっていた第501統合戦闘航空団を新たに自身の指揮下に置いている。 カールスラント北西、ライン川とヴェーザー川に挟まれたヴェスターホルト出身。 ヒスパニアで怪異が発生した折、カールスラントから送られたコンドル軍団の一員として参戦。本人の希望と異なり、専ら地上攻撃に駆り出された。 この後、扶桑海事変に観戦武官として送られたが、当地で飛行型ネウロイと新型ストライカーユニットの戦いを目撃すると自らも戦闘に参加、航空ウィッチへの憧れを強める。 帰国後に空軍への転属申請を出すが、対地攻撃で多数の戦果を挙げていた事が徒となり却下され、対地支援部隊設立の乗員訓練と組織作りを任された。 諦めず戦闘部隊への転属を繰り返し進言、これが実りJG27に転属。少佐に進級の後はJG26航空団司令に任命される。 後に中将に昇進、直属部隊として新型ストライカーユニットを使用する第44戦闘団を設立。カールスラント奪回作戦において多大な戦果を挙げる。この時、既にシールドを失っているにも関わらず出撃し、ネウロイを撃退している。 皇帝からは出撃を禁じられているが、上記のような事もあり実際の撃墜数は公称より多いと思われる。 現役ウィッチ時代のカールスラント撤退戦の際、空軍大将に向かって、(ブリタニア製の)スピットファイアが欲しいと言い放つなど、歯に衣着せぬ言動でも有名。 軍上層部に欲しい物を問われた際、第501統合戦闘航空団のリネット・ビショップの名を上げた事がある。(島田フミカネTwitter) イメージモデル アドルフ・ガランド (1912-1996)フルネーム アドルフ・ヨーゼフ・フェルディナント・ガランド 愛称 「ドルフォ(Dolfo)」 撃墜数 104 その他ヴェルナー・メルダースやヘルムート・ヴィックと共に、第二次世界大戦初期のドイツ空軍を代表するエース。 バトル・オブ・ブリテンにおいてドイツ空軍が劣勢になる中、ドイツ空軍総司令官でもあったヘルマン・ゲーリング国家元帥に希望する物資を問われた際、敵のイギリス空軍の主力であるスピットファイアと言い放ち、ゲーリングを絶句させた。 事故死したメルダースの後をうけて戦闘機隊総監に就任し、第二次世界大戦中の3年の長きに渡り同職を務める。 30歳の若さで将官(少将)に昇進。最終階級は中将。また、将官時に撃墜記録を持つ数少ない一人。 早い段階でMe262の戦闘機としての優位性を確信し、これを爆撃機として運用しようとするヒトラーと折衝しながらも開発・生産に奔走。試験飛行でその乗り心地を「まるで天使に押されているような」と表現。 欧州における第二次世界大戦末期には、ジェット戦闘機隊の第44戦闘団(JV44)の司令官に任命され、自らもMe262で出撃して7機撃墜。第44戦闘団は騎士鉄十字章以上の授章者や戦闘航空団の司令や飛行隊長クラスが数多く所属し「騎士鉄十字章が部隊の徽章」とも言われたエリート部隊。ヨハネス・シュタインホフ、ギュンター・リュッツオウ、ゲルハルト・バルクホルン、ハインツ・ベーア、ヴァルター・クルピンスキー、ハインツ・ザクセンベルクといった名だたるエースが公式・非公式問わず集い名を連ねた。 戦後はイギリス空軍、アルゼンチン空軍に務め、民間に下った後は航空会社へのコンサルタント事業で成功を収めると、世界各地を飛び回り連合軍パイロット等と友好を深めた。特にダグラス・バーダーとの友情は深かった。 2度の離婚と3度の結婚を経験し、1996年2月9日に83歳で没。 海パンにゴーグル、マフラーと言ういでたちで出撃をくり返しており、普通にウィッチ化すると元ネタの人の方が露出度が多くなってしまうため、アドルフィーネは逆に厚着にされた。 出典 コンプエース/next world witches/小説版『ストライクウィッチーズ2』/秘メ録手牒 上巻/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第二集/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 フランツィスカ・ゴッツ FRANZISKA GOTZ 所属 カールスラント空軍第26戦闘航空団司令 階級 少佐 誕生日 1月28日 愛称 「お母さん」JG26の隊員にこう呼ばれ慕われた。 使用機材フラックウルフ Fw190D-13/R11(836017号機) その他戦前からウィッチとして入隊しており、当初はJG53に所属していた。 イメージモデル フランツ・ゴッツ (1913-1980)撃墜数 63 愛称 「アルトファーター(Altvater)」その他フランス侵攻、バトルオブブリテン等初期から活躍したエース。 第二次世界大戦開戦時には9/JG53に所属し、1940年5月14日に初撃墜を記録。 東部・地中海・北アフリカ戦線、イタリア、本土防空と転戦し、終戦時にはJG26の司令官を務めていた。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集 エルナ・グロート ERNA GROTH 所属 カールスラント空軍第76駆逐航空団第2飛行隊飛行隊長部隊の自称は「鮫」で、部隊マークはシャークマウス。 階級 少佐 使用機材 メッサーシャルフ Bf110(M8+AC機)やや濃色のカラーリングで、シャークマウスが描かれている。 イメージモデル エーリヒ・グロート(1907-1941) 出典 第五〇一統合戦闘航空団活動写真全記録 エーリカ・ハルトマン ERICA HARTMANN 所属 カールスラント空軍第52戦闘航空団第2飛行隊 階級 中尉 (Oberleutnant) 身長 154cm 年齢16歳(一期) 17歳(二期1話が1945年3月で7話が同年5月16日以降なのでこの間に誕生日を迎えている) 誕生日 4月19日 使い魔 ダックスフント パーソナルマーク ピンクのハートにダックスフント 通称 「黒い悪魔」「カラヤ・アイン」 愛称 「成人女性(Frau フラウ)」着任当時の最年少少尉に対するからかいの意味と「早く大きくなれよ」という親愛の情が込められており、本人もまんざらではないらしい。 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-6(白の1号機)(一期) メッサーシャルフ Bf109 K4(白の1号機)(二期) 使用武器MG42 (Maschinengewehr 42) MP40 (Maschinepistole 40) 固有魔法 『疾風(Sturm シュトゥルム)』大気を操作する能力で、攻撃系に分類される。 通常時は自分の周囲に薄い風をまとわせ、敵の攻撃を逸らしたり、特殊な飛行を容易にしたりする。 基本的には飛行型のストライカーユニットに備わっている機能だが、それを自らの力で操作可能な点が他とは異なる。 意識を集中すればカマイタチのように目標を切り裂く事も可能で、威力は低いが広範囲への攻撃が可能。 その他ウルスラ・ハルトマン中尉は双子の妹。 作中の撃墜数ベースによる四強(E・ハルトマン、マルセイユ、ルーデル、シュナウファー)のうちの一角。 カールスラント南部のヴァイザッハ出身。父親は医者で母親はウィッチ。幼少時に父親に連れられてアジア方面に赴くも、気候があわず母親と共にシベリア鉄道で帰還。この時にウィッチになる事を決意。平和になったら父のような立派な医者になって家族と共に暮らすのが夢。(秘め声CD 4) 当初は第7中隊に配属され、ロスマン曹長の下に付けられた。初陣での戦果は散々なものだったが、第2飛行隊に移動しバルクホルン大尉の下で戦うようになった頃から急速に撃墜数を伸ばす。 第501統合戦闘航空団に配属されてからも順調に撃墜数を伸ばし、44年春には1日に10機のネウロイを撃墜、総撃墜数が200機に達し剣付騎士鉄鉄十字章を授与された。(一期3話)ガリア解放による同隊解散後からロマーニャでの再結成の間に300機撃墜を達成。(秘め声CD 6) 天才的な勘と冷静な観察力で周囲の状況を把握し確実に敵を葬り去る、世界でもトップクラスのウルトラエース。その観察力は味方にも向けられており、未だかつて僚機を失った事がない。 反面、日常生活においては怠惰で寝てばかりおり、勲章も床に置いてしまうほどの無頓着振りで、ズボン一つ見つけるのにも苦労するほど部屋は汚い。魔窟と呼べるレベルで、坂本少佐が設営隊の手を借りて整頓するも3時間後には元通りになってしまう。(秘め録CD 上) 柏葉剣付騎士鉄十字章受勲式当日にズボンを見つけられず、風呂にあったルッキーニ少尉のズボンを勝手に拝借。(一期7話) いたずらっ子で軍規違反も気にしない性格で、いかなる非常時にも泰然自若としている。内面では常に仲間への気配りを怠らず、場の空気を読むのが巧い。軍規や階級に対する反発があり、昇進に興味がない。(秘め声CD 4) 性格的に正反対に近いバルクホルン大尉からは、常日頃から小言を言われながらも強い信頼関係で結ばれている。 内向的な性格のナイトウィッチであるリトヴャク中尉やシュナウファー大尉ともいち早く打ち解けている。(秘め声CD 4、キミとつながる空) JG52時代に同僚だったマルセイユ大尉に強くライバル視されているが、本人には争う気は皆無。(二期10話) 料理の腕は壊滅的。ヴィルケ中佐とバルクホルン大尉から強く禁止されており、上官命令と書類にサインまでさせられている。(秘め声CD 4) 生卵を割ろうとして豪快に叩きつけてしまう。(秘め話CD 3) おいもとお菓子が大好き。隙あらばバルクホルン大尉のいもを食べようとする。おいもー! 声優 野川さくら イメージモデル エーリヒ・ハルトマン (1922-1993)フルネーム エーリヒ・アルフレート・ハルトマン 所属 ドイツ空軍(ルフトバッフェ) 通称 「南部の黒い悪魔」 コールサイン 「カラヤ・アイン」 愛称 「ブービ」(坊や)童顔だった為。 撃墜数 352(ドイツ空軍および世界第一位)世界最高の撃墜数を誇るエース。 出典 TVアニメ(2008年) など多数 ウルスラ・ハルトマン URSULA HARTMANN 所属カールスラント空軍第3防衛飛行中隊(1939年) ノイエ・カールスラント技術省(1945年) 階級曹長(1939年) 中尉(1945年) 身長 148cm(1939年) 年齢10歳(1939年) 16歳(1945年) 誕生日 4月19日 使い魔 アナグマ島田フミカネによるキャラクターデザインの段階ではエーリカ・ハルトマンと同じダックスフントを使い魔として描かれた。 使用機材He112正式採用をめぐる競合でMe109に敗れた機材。 フラックウルフ Fw190タイプA-0BMW 801魔道エンジンを搭載した、フラックウルフ190の先行量産型。 使用武器12.7mm機銃 空対空火薬ロケット×2門カールスラントのヴェーラ・フォン・ブラウンのロケット研究を元にウルスラが開発。 MG151/15 15mm機関銃 9mm拳銃 その他エーリカ・ハルトマンの双子の妹。優秀な姉と比較される事が多く、それが煩わしいと思っていたが、スオムス戦線での仲間との交流と戦果による自信がつくに従い、このわだかまりは払拭された模様。 真面目で向学心に溢れるが、寡黙で必要以上に口を開かない。興味のある事柄には突然饒舌になる事もある。 心の赴くままに行動している姉と違い、何事も本で得た知識が優先で、マニュアル通りに動くことを規範としている。「わたしは教科書からすべてを学ぶ」が信条。 しかし体が頭に追いついていないので、思い通りに動けておらず、特に射撃ではそれが顕著。 姉と同様に高いウィッチの素質があったが、たとえ上官でも他人の話を聞かない性格から士官学校には入れなかった。この「他人の話を聞かない」という性格は、姉のエーリカにも垣間見られるが、ウルスラには特に顕著である。 下士官として任官し、訓練の後スオムスへ義勇軍として送られると、義勇独立飛行中隊(通称いらんこ中隊、後に第507統合戦闘航空団に昇格)に所属。この中で他人との付き合い方や戦い方を覚え、本のみに依存する性質から少しずつ脱却していった。 実験が趣味。義勇独立飛行中隊にいる際、独自に空対空ロケットを開発し大型機に対して戦果を挙げた。後にリトヴャク中尉が装備しているフリーガーハマーに発展。 この成果がカールスラント技術省に認められ、後に兵器開発に携わる。 本国の技術省に転属後は、夜間の工科大学に通いつつ、ロケット兵器を中心とした新兵器の開発と運用に尽力。新型兵器フリーガーシュレックのテストの為ブリタニアの501基地を訪問。同隊のリトヴャク中尉とは訪問以前から交友があった。(秘め話CD 3) ウィッチとしての能力を生かして新型ストライカーユニットの開発にも協力しており、使用機材は多岐に渡る。ジェットストライカーMe262の開発に携わっている。バルクホルン大尉が使用し大破したMe262試験用ユニットの回収の為、ロマーニャの501基地を訪れる。(『ストライクウィッチーズ2』4話) 改良を加えたMe262をサン・トロン基地に持ち込み、バルクホルン大尉による試験に供用。さらに姉エーリカの戦闘にHe162ジェットストライカーで駆けつける。(『Operation Victory Arrow』Vol.1) 作中の発言よりユーは長生きしそうね by オヘア 貴官と姉とは、随分性格が違うようだな by ルーデル ・・・・・・本が読めない by ウルスラ 声優 野川さくら イメージモデル ウルスラ・ハルトマン (1924-1996)愛称 「ウーシュ(Usch)」 その他エーリヒ・ハルトマンの妻で、結婚前の名前はウルスラ・ペーチュ。 エーリヒ・ハルトマンとは彼女が15歳の時からの交際の後に結婚した。 ソ連に抑留された夫が帰ってくるのを信じて十年間待ち続けた。 彼女自身の誕生日は3月23日。 キャラクターデザインハルトマンの双子の妹ですが、作中の時代設定に合わせ、より幼く描いています。 by 島田フミカネ 出典 スオムスいらんこ中隊/秘め歌コレクション 3/TVアニメ『ストライクウィッチーズ2』(2010年)/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第二集/OVA『ストライクウィッチーズ Oeration Victory Arrow』(2014年)/TVアニメ『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』(2020年) ゲアトルーデ・ホムート GERTRUDE HOMUTH 所属 カールスラント空軍第27戦闘航空団第3中隊第3中隊はアフリカ最前線の防衛にあたっていたため、「何でも屋」として活動していた。 階級 大尉 その他マルセイユの前任の第3中隊長。負傷のため交代した。 イメージモデル ゲアハルト・ホムート(1914-1943) 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 レナーテ・ホルター RENATE HORTER 所属 カールスラント空軍 誕生日 3月2日 その他1943年に航空機メーカー・ホルターを設立したホルター家の3人姉妹の三女。 自ら開発した機体で模型グライダー競技会に参加し、3年連続優勝するほどの設計技術を持っていた。 姉妹全員航空ウィッチの適性を持っており、軍に入隊し士官学校へと進んだ。 次女ヴァーリアと三女レナーテは部隊司令官の推薦もありストライカーユニット開発の道へと進んだ。HoIからHoIXまでのユニットを開発。 中でもHoIXは画期的な形状をしており、開発中の噴流式エンジンを搭載する事で高速での飛行が可能と考えられていたが、肝心のエンジン開発の遅れで実用化には至らなかった。これらの試作機の一部はカールスラント撤退時に取り残され、ネウロイに吸収された事が確認されている。 イメージモデル ライマール・ホルテン (1915-1994) 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 ヴァーリア・ホルター WALLIA HORTER 所属 カールスラント空軍 誕生日 11月13日 その他1943年に航空機メーカー・ホルターを設立したホルター家の3人姉妹の次女。 自ら開発した機体で模型グライダー競技会に参加し、3年連続優勝するほどの設計技術を持っていた。 姉妹全員航空ウィッチの適性を持っており、軍に入隊し士官学校へと進んだ。 次女ヴァーリアと三女レナーテは部隊司令官の推薦もありストライカーユニット開発の道へと進んだ。HoIからHoIXまでのユニットを開発。 中でもHoIXは画期的な形状をしており、開発中の噴流式エンジンを搭載する事で高速での飛行が可能と考えられていたが、肝心のエンジン開発の遅れで実用化には至らなかった。これらの試作機の一部はカールスラント撤退時に取り残され、ネウロイに吸収された事が確認されている。 イメージモデル ヴァルター・ホルテン (1913-1998) 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 オティーリエ・キッテル OTTILIE KITTEL 所属カールスラント空軍第54戦闘航空団錬成中隊 連合軍第503統合戦闘航空団「タイフーンウィッチーズ」 階級 少尉 誕生日 2月21日 使い魔 キツネ 使用機材フラックウルフ Fw190D-9(黄の1号機) その他緒戦からノヴォトニー大尉の僚機として共に戦い続けてきた。ノヴォトニー大尉を強く慕っている。 ノヴォトニー大尉を上回るペースで撃墜機数を増やし、カールスラントでも突出したエースとなる。撃墜機数では503JFWトップ。 イメージモデル オットー・キッテル (1917-1945)通称 「Butcher-Killer」〝Butcher〟はシュトゥルモヴィークの俗称。 愛称 「ブルーノ(Bruno)」 撃墜数 267(ドイツ空軍第四位)583回という比較的少ない出撃回数で達成。 その他東部戦線で活躍した、JG54のトップエース。 出典 第五〇一統合戦闘航空団要略増補記録集/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第三集/島田フミカネ Twitter(1)(2) ヴァルトルート・クルピンスキー WALTRUD KRUPINSKI 所属 カールスラント空軍第52戦闘航空団第6中隊 階級少尉(JG52所属時) 大尉(1944年末のカールスラント空軍所属時) 中尉(1944年末の第502統合戦闘航空団所属時) 身長 175cm 年齢 18歳(1944年末) 誕生日 11月11日 愛称伯爵(グレーフィン) プンスキー伯爵(グレーフィン・プンスキー)すらりとした長身と優雅な身のこなしから。 通称 「ユニット壊し」あまりにもストライカーユニットを壊すため。 後に第502統合戦闘航空団が〝ブレイクウィッチーズ〟との異名を受ける一因となった。 使い魔 ワイマラナー 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-2(黄の5番機) メッサーシャルフ Bf109G-6 使用武器MG42 その他カールスラント空軍でもトップクラスのベテランエース。 無類の酒好き女好きの享楽主義者で楽天家。 空戦では勇猛果敢、敢闘精神に溢れるあまり必要以上にネウロイに接近しユニットを壊す事が多く、被弾からの不時着も多数。ハルトマン少尉(当時)とマルセイユ少尉(当時)がJG52に着任した当日、炎に包まれたストライカーユニットで目の前に不時着、唖然とする一同に涼しい顔で握手を求めたエピソードは有名な逸話。 高い技量とタフネスを併せ持ち、射撃の腕も確かだが、防御を捨てれば撃墜できるという状況下では迷わず攻撃を選択する性格。ドッグファイトよりも一撃離脱を好むが、被弾を気にせず猪突猛進して攻撃を行なう。ハルトマン少尉も最初はロスマン曹長、次いでクルピンスキー中尉にこの戦法を学んでいる。 カールスラント北東部、バルト海に近いデムナウの街に生まれたが、バルト海に面した港湾都市ブラウンスベルクに移住。 平凡な公務員の家庭だったが、ウィッチとしての能力が発現したため適正年齢になったら軍に入ろうと考えるようになった。港湾都市で生まれ育った事もあり、色々な国に行ける海軍への入隊を夢見ていた。 検査の結果、航空ウィッチへの適正が判明し空軍の養成学校へ入校。仲間と共にこっそり寮を抜け出しては夜の街に繰り出したり、いたずらを仕掛けたりとあまり模範的な生徒ではなかった。 成績は優秀で、無事に卒業し少尉任官。 JG52第6中隊に配属されたが、その頃にはヒスパニア戦役は終結しており、実戦経験を積む機会はなかなか訪れなかった。実戦の代わりにヒスパニアで戦闘経験を積んだ古参曹長に鍛えられ、ネウロイ襲来時には十分な飛行経験を積んでいた。 経験の豊富さから中堅ウィッチの一人と見なされ、開戦当初から出撃メンバーに選ばれると出撃を繰り返した。 オストマルク防衛戦からカールスラント撤退戦の中で撃墜数を伸ばしたが、同時に破壊したストライカーユニットの数も多かった。ただし、1機のユニットを全損させる間に稼ぐ撃墜数は中位のエースに比べても抜群に優秀。 補給が滞らない限りでは問題とされなかったが、補給が滞りがちの東部戦線では大問題となり、自ら後方まで補給物資を受け取りに行く事も珍しくなかった。 ビフレスト作戦の最中、騎士鉄十字章を受賞。中尉に昇進し、JG52第7中隊の中隊長となる。同中隊はカールスラント東方において民衆が撤退するまでの防衛と支援任務に就き、撤退完了後は部隊ごとスオムスに移動。 この後バルバロッサ作戦に参加、目覚しい戦果を認められ第502統合戦闘航空団に転属。同隊の撃墜数ベースではラルに次ぐ部隊第2位のトップエース。 ユニット壊しで有名な同隊のカタヤイネン曹長、管野中尉との3人組は、502JFWの愛称「ブレイブウィッチーズ」から「ブレイクウィッチーズ」と呼ばれる。 本人は気にしていないが、上層部受けの悪い年下の二人を守る役割を買って出ている。 後に柏葉付き鉄十字章を授与されているが、それ以外でも度重なる墜落で負傷したため、戦傷章の中でも最高位の金賞を受けている。但し、どんなに酷い墜落でも本人は軽い怪我しかしなかったため、戦傷章の受賞は何度も断っていた。 声優 石田嘉代 イメージモデル ヴァルター・クルピンスキー (1920-2000)通称「プンスキー伯爵(Graf Punski)」 「ダイナモ」(発電機) 愛称「クルッピ」 撃墜数 197 その他まだエースになる前のエーリヒ・ハルトマンとロッテを組み、その長機をしていた事がある。 体格の良い大男。射撃はやや不得意だったので、射撃巧者のエーリヒ・ハルトマンとの相性は良かった。 エーリヒ・ハルトマン着任当日に爆発炎上するBf109から生還したエピソードはよく知られている。 エーリヒ・ハルトマンの「ブービ」というニックネームは、クルピンスキーがエーリヒ・ハルトマンをこう呼び続けたので広まった。 酒と女を愛する豪傑で、「伯爵」の通り名の由来となっている。 エーリヒ・ハルトマン帽子事件当事者の一人。 戦争末期にはガランド率いるJV44に所属し、同部隊の後始末を行い降伏した。ギュンター・リュッツオウ大佐の最後の出撃の僚機でもあった。 戦後は再結成されたドイツ空軍に所属し、中将にまで昇進するが、ルーデルスキャンダルによりドイツ空軍から退役。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第六集/next world witches/第五〇一統合戦闘航空団要略増補記録集/秘メ録手牒 下巻/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第三集/TVアニメ『ブレイブウィッチーズ』(2016年) ヘンリーケ・キューネッケ HENRIKE KÜNNEKE 所属 第1戦闘航空団第1飛行隊 階級 大尉 使用機材 ハインツェル He162A-2(120097号機) 「白の4番」同飛行隊のテスト用機材であり専用機ではないが、キューネッケ大尉が主に使用した。 地中海方面で試験を行うため砂漠塗装を施している。 イメージモデル ハインツ・キューネッケ その他第1戦闘航空団所属。He162に搭乗していたようである。 出典 第一独立特殊作戦航空団全記録 グーニラ・ランツ GUNILA LANDT 所属 カールスラント空軍第53戦闘航空団第11中隊 階級 中尉 使用機材メッサーシャルフ Bf109K-4(黄の1号機)第11中隊に移動する前は第8中隊で黒の2号機だった。 その他43年にJG53に配属された若いウィッチ。 西部戦線で活躍し、44年末までに16機のネウロイを撃墜した。 イメージモデル ギュンター・ランツ撃墜数 23 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集 カルラ・ハインリーケ・ランガー KARLA HEINRIKE LANGER 所属カールスラント空軍第3戦闘航空団第7中隊 連合軍第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」 階級中尉(501JFW所属時) 大尉 誕生日 4月19日 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-6(白の1号機) その他ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐の部下で、501JFWの設立時に招聘された(当時中尉)。ブリタニアによる「カールスラント人が多すぎる」というクレームにより東部戦線に異動となる。 ラウラ・トート少尉が心を開く数少ない相手のひとりだった。 イメージモデル カール=ハインツ・ランガー (1914-1955)撃墜数 30 その他JG3に所属し、東部戦線・本土防衛及びボーデンプラッテ作戦で活躍したエース。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集/WORLD WITCHES 2018 ヘルマ・レンナルツ HELMA LENNARTZ 所属 カールスラント空軍131先行実験隊〝ハルプ〟第3飛行中隊配備試験中のエーテル噴流式ストライカー(ジェットストライカー)の実験部隊。 階級 曹長 身長 147cm 年齢13歳(1944年) 14歳 誕生日 10月10日 通称 「黄の7」 コールサイン 黒猫(シュバルツェカッツェ)2第3飛行中隊の2番機で、1番機・2番機共に使い魔が黒猫であったため。 使い魔 黒猫 使用機材フラックウルフ Fw190A メッサーシャルフ Me262A-1a 使用武器MK108 MG42 MG131 その他軍歴短く、若干13歳ながら、その設立経緯からカールスラント空軍でも中高位のベテランエースが顔を揃える131先行実験隊に異例の抜擢を受ける。腕利きのベテランが集められた実験部隊で、旧型ユニットにあまり馴染んでいない新人の方が新型機に適応し易いのでは、との意見を受けて特別に採用された。 運用テスト中に大型ネウロイを撃墜し、Me262での初戦果を挙げている。この時の運用テストには、ノイエ・カールスラントからメッサーシャルフ社の社長や技術者が立ち会い、撃墜の一部始終をラジオで聞き大変喜んだと言われている。 撃墜数はカールスラント空軍の中では目立たない数字だが、その7割がジェットストライカーによるもので、大型ネウロイの撃墜数が多い事から新世代のエース候補として期待されている。 生真面目で几帳面、過剰な程の世話焼きな性格で、航空歩兵足るもの全軍人の模範足るべしとして、階級や軍歴が遥かに上のベテランにさえ私生活に口を出す程。上官達もその言動を特にうるさいとは感じず、適当にあしらいながらも、生真面目な若手が一生懸命になっている姿を微笑ましく思っており、部隊のマスコット的存在として愛されている。 理想のウィッチとしてゲルトルート・バルクホルン大尉を挙げており、その規律に厳しい姿に憧れている。 ベルギカ領サン・トロンにおける幽霊ウィッチ騒動で調査協力の為の補充員としてマーストリヒト・アーヘン空港に出向し、ヴィルケ中佐、バルクホルン大尉、ハルトマン少尉と共に調査活動に随行し、現地で合流したシュナウファー大尉と共に大型ネウロイを共同撃墜。(キミとつながる空) ウィッチではない姉が一人いるが、その姉はノイエ・カールスラントで映画俳優をしているという噂がある。(少女飛行隊通信 2) イメージモデル ヘルムート・レンナルツ撃墜数 13うち8機がMe262による。 その他JG11時代にBf109で5機を撃墜した後、第262実験隊(後のコマンド・ノヴォトニー)に編成初期から所属し、後JG7で終戦まで戦い抜いた最古参のジェット機パイロット。乗機として知られているのは〝白の9〟。 1944年8月15日、Me262で初めてB-17を撃墜。262実験隊の戦果としては重爆撃機の撃墜記録はこれが最初で最後。帰還したレンナルツを最初に祝福したのはヴィリー・メッサーシュミットその人である。 ノヴォトニーの最後について、「私は鮮明にノヴォトニーの事故を覚えている。ゴスラー通信士が離着陸場でラジオを組み立てると、我々はノヴォトニー機との通信に聞き入った。彼の最後の言葉は『燃えている』『(何かが)燃えている』だった。その語調はわずかに歪んでいた」と語っている。 「ウィッチではない姉」の引用元は、女優エリザベート・レンナルツであると思われる。 出典 コンプエース/世界の航空歩兵シリーズ/キミとつながる空/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集 ヘルミーナ・ヨハンナ・ジークリンデ・レント HELMINA JOHANNNA SIEGLINDE LENT 所属 カールスラント空軍 第3夜間戦闘団 階級 中佐 年齢 19歳(1944年) 誕生日 6月13日 使い魔 シェパード 固有魔法 レーダー魔導針 使用機材メッサーシャルフ Bf110C-1 ユングフラウ Ju88C-6 ほか 使用武器20mmMG FF MG151/20 ほか その他史上初の夜間戦闘100機撃墜を達成したグレートエース。 本来、魔導レーダー能力など夜間戦闘向けの固有魔法は持っていなかった。 創設間もない夜間戦闘航空団に、少しでも適正のある者として招集された。半年ほどは個人としても軍組織としても発展途上の夜間戦闘という場に適応できず、度々昼間戦闘部隊への転属願いを出していた。 才能を信じた上官ファルク少佐によって慰留され、機材、戦術の充実と共に夜戦眼が開花。 1942年以降の疑似魔導針技術の開発により、後天的に固有魔法としてレーダー魔導針を得た。固有魔法の後天的獲得はほとんど報告がない希少事例。 1945年にシュナウファー少佐に抜かれるまで、人類1位の夜戦エースであった。 1944年6月、戦功により中佐昇進・柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字章を受章。大々的な広報活動に関わることとなり、完璧な「月下の撃墜」シーンを演出・撮影。ナイトウィッチ隊全体の士気向上のみならず世界的に自らの名前を轟かせた。 1944年10月のエンジントラブル事故をきっかけに、著名なエースの喪失を恐れた皇帝・軍上層部の意向で前線を退く。本人も訓練生時代から多発した事故で疲弊しており、後進育成と部隊管理に専念することに同意した。 謹厳実直、真面目で勤勉。黙っていると若干冷たい印象があるが、喜怒哀楽を素直にあらわす明るく外向的な性格。自身が苦労した経験から面倒見が良く、部下を誘って料理やショッピングするのが好きである。 恥ずかしいのでほんらい取材は苦手で断っていた。上述の撮影を受け入れたのも、ナイトウィッチ隊全体の広報という側面があったため。 イメージモデル ヘルムート・レント (1918-1944)フルネーム ヘルムート・ヨハネス・ジークフリード・レント(Helmut Johannes Siegfried Lent) 撃墜数 110-113(ドイツ空軍夜間第二位)うち105機が夜間戦闘によるもの。 その他夜戦パイロットとして宝剣付柏葉騎士鉄十字章を授章されたのはレントとシュナウファーのみ。 ノイマークのピレネー(現:ポーランド領)出身。 ルター派の牧師ヨハン・レントの五子として生まれる。洗礼名はヘルムート・ヨハン・ジークフリート・レント。 1936年4月1日、17歳10ヶ月で空軍に入隊すると、当事エリート集団であったIII/ZG76に少尉で配属される。乗機はBf110。 ポーランド戦で初撃墜、以後英空軍迎撃、デンマーク・ノルウェー侵攻でスコアを重ねBf110では数少ないエースとなる。 バトル・オブ・ブリテンでの大敗から駆逐機としてのBf110の存在価値が乏しくなると、創設間もない夜戦隊の主力として活路を見出され、レントの属するI/ZG76は夜間戦闘部隊であるII/NJG1に改変される。 改変と同時に中尉に進級し第6中隊長に抜擢されるが、昼間戦闘と勝手の違う夜間戦闘法に馴染めず、1940年12月、NJG1航空団司令官ファルク少佐に昼間戦闘への転属願いを出すも慰留される。 1941年5月11/12日夜に夜間発撃墜を記録し開眼すると、8月30日までに夜間撃墜スコアを7機まで伸ばし騎士鉄十字章を受賞。夜間エースの仲間入りを果たす。 1941年11月1日、大尉に進級しII/NJG2飛行隊司令官に昇格、翌1942年6月6に通算スコア42機に達し全軍で98人目の柏葉騎士鉄十字章を受賞。翌1943年1月8日に50機撃墜到達。 1943年8月1日、少佐に進級しNJG3航空団司令官に昇格、翌日付で全軍32人目の剣付柏葉騎士鉄十字章を受賞。通産スコアは85機。 1944年6月15/16日夜には僅か7分間で3機のランカスターを撃墜し、夜戦パイロットとして初の100機撃墜を達成。この時消費した砲弾は57発に過ぎなかった。これを受け7月31日付で中佐に進級、全軍で15人目の宝剣付柏葉騎士鉄十字章を授与された。 同年10月5日昼、要務の為パダーボルン基地に着陸しようとした乗機のJu88G-6が墜落。同乗の部下3名は翌朝までに死亡し、レント自身も2日後に病院で死去。 死後大佐に進級、空軍葬で生前の功績を称えられた。生涯戦績は1529回出撃(うち夜戦396回)で110機(113という説もある)を撃墜。うち61機が四発重爆。 出典 島田フミカネtwitter/WORLD WITCHES 2018 エディタ・プリンツェシン・ツール・リッペ=ヴァイセンフェルト EDYTHA PRINZESSIN ZUR LIPPE-WEISSENFELD 所属 カールスラント空軍 階級 少佐 誕生日 7月14日 その他高い指揮能力と戦闘能力を持つナイトウィッチ。 カールスラントとオストマルクに広大な領地を持ち、欧州各地と繋がりを持つ有名貴族の出自で、王女(プリンツェシン)の称号を持つ王族。 第506統合戦闘航空団の設立に際し、ウィトゲンシュタイン少佐と共にボートカンプ大佐の推薦で戦闘隊長候補に選ばれるが、最終的に撃墜数の多いウィトゲンシュタイン少佐が抜擢された。 イメージモデル エグモント・プリンツ・ツール・リッペ=ヴァイセンフェルト (1918-1944)撃墜数 51 その他オーストリアのザルツブルクで貴族のリッペ家の一員として生まれる。 オランダ・エイセルスタインで同じく貴族出身のドイツ空軍夜間エースであるザイン=ヴィトゲンシュタインの隣に埋葬されている。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集 フレデリカ・ロージヒカイト FRIEDERICA LOSIGKEIT 所属 カールスラント空軍第1戦闘航空団第1飛行隊司令 階級大尉 少佐(1944年10月) 誕生日 11月13日 使用機材フラックウルフ Fw190A-4扶桑駐在武官の任を終え、本国帰還後に使用したユニット。 その他冷静沈着で無口なタイプ。 1942年に初めて扶桑を訪問して風土を気に入り、しばしば扶桑を訪れた。カールスラントからの人員受け入れに積極的だった川滝航空機などのユニット開発、模擬戦を行った。 カールスラントの扶桑駐在武官として、陸軍明野飛行学校で試作中のキ-44と模擬空戦を行う。 1944年10月、諏訪天姫少尉の登場するキ61(二型改)と模擬空戦を実施。 『蒼空の乙女たち』のフリーデリケ・ロージヒカイトと同一キャラクターの可能性がある。 イメージモデル フリッツ・ロージヒカイト (1913-1994)撃墜数 68 その他日本陸軍がメッサーシュミット Bf109Eをドイツから輸入した際に、メッサーシュミット社テストパイロットの民間人であるヴィリー・シュテーアと共に来日。 日本陸軍にロッテ戦法とそれを発展させたシュヴァルム戦法を伝える。しかし当時は理解されず、日本陸軍において4機編隊が本格採用されたのは1943年後半から。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集/WORLD WITCHES フリーデリケ・ロージヒカイト FRIEDERIKE LOSIGKEIT イメージモデル フリッツ・ロージヒカイト (1913-1994)撃墜数 68 出典 蒼空の乙女たち ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ HANNA-JUSTINA MARSEILLE フルネームはハンナ・ユスティーナ・ヴァーリア・ロザリンド・ジークリンデ・マルセイユ(Hanna-Justina Wallia Rosalind Sieglinde Marseille) 所属カールスラント空軍第27戦闘航空団第3中隊中隊長 第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」(1945年) 階級中尉(1939年) 大尉(1945年) 使い魔 大鷲1942年10月の戦闘中に使い魔が戦闘中に「死亡」。 二代目の使い魔は初代の子供。 戦友であった使い魔の死を悼み、戦闘空域真下には小さなピラミッド型の墓標が立てられている。 身長 172cm 誕生日 12月13日 年齢11歳(1939年 - 秘め録CD 下) 14歳(1942年 - アフリカの魔女シリーズ) 17歳(1945年 - ストライクウィッチーズ2) 通称「アフリカの星」 「砂漠の鷲」 「黄の14(ゲルベフィアツェーン)」 愛称 「ティナ」 使用機材メッサーシャルフ Bf109F-4/trop(黄の14号機) メッサーシャルフ Bf109G-2/trop(黄の14号機)F型からG-0型に乗り換えた際、エンジンの過熱が原因で墜落。そのためG型の使用を渋っていたが、周囲の説得と整備班の綿密なチェックの末、この機体に乗り換えた。 使用武器MG34 (Maschinengewehr 34) M1934バレッタ社より贈られた金色のマルセイユスペシャル。 固有魔法 「偏差射撃」双方が複雑な機動を行なっている最中に何もない位置に弾を送り込むと、敵が自ら当たりに来るというもので、通常の偏差射撃とは大きく異なる。 未来視、三次元空間把握、魔弾の3つの魔法を組み合わせた物ではないかと考えられているが、確かな結論ではない。 その他天才的な空戦技能と輝く美貌から「アフリカの星」と呼ばれるウルトラエース。特に射撃に関しては人類最高のウィッチと評される。「標的が勝手に射線に飛び込んでいる」ようにさえ見えるという。 作中の撃墜数ベースによる四強(エーリカ・ハルトマン、マルセイユ、ルーデル、シュナウファー)のうちの一角。 天才肌で自信家、傲岸不遜な性格だが、第501統合戦闘航空団のエーリカ・ハルトマンの事はただ一人ライバル視している。 カールスラント首都ベルリンの生まれ。先祖はカールスラントの産業振興策によってガリアから移住したため、ガリア系の姓。 母親がウィッチで父も軍人という軍人一家に生まれ、前の大戦のエース・リヒトホーフェンに憧れた事から航空ウィッチになろうと決意。 魔法力も早くから発現し、自身、養成学校への入校に意欲的だったが、家庭の不和に周囲の無理解も重なり入校資格はなかなか得られなかった。 これにより力を持て余しトラブルばかりを引き起こしていたが、ベルリンでたまたま出会った貴族に気に入られた事から推薦を得て入校。 訓練生時代は成績優秀にもかかわらず怠惰でいたずらばかりしていた。特にバイエルンの訓練学校から転向してきたエーリカ・ハルトマンに執着し、一方的に突っかかっては軽くかわされる事の繰り返しだった。 教官からは「生意気かつ反抗的」と判断され、訓練学校の首席をハルトマンに奪われた。 卒業後も一部の教官は任官を認めようとしなかったが、その才能を惜しんだ担当教官が強硬に主張、更には皇帝フリードリヒ4世の側近からの助言もあり、無事少尉に任官。 任官後はハルトマン少尉(当時)と共にJG52第4中隊に配属される。初陣でネウロイをドッグファイトに持ち込み初撃墜。 その後も立て続けに撃墜し、2級鉄十字章、次いで1級鉄十字章を授与。 しかし撃墜数を稼ぐために命令を無視して深追い、長機の護衛任務を捨て単騎突撃等を繰り返したため、命令違反と軍規無視、ユニット破壊の懲罰として3日間の禁固処分を受ける。このとき上官だったバルクホルン中尉(当時)も「信頼できない部下」との評価を下している。 結局部隊に馴染めないまま第27戦闘航空団(JG27)第1飛行隊に転属。部隊がアフリカに移動したことから立場が好転。娯楽の少ないアフリカではマルセイユの明るく陽気な性格と大言壮語は好意的に受け入れられた。 それを喜んだマルセイユ自身も、苛酷な環境の中で周囲との協調性と後に神秘的とまでいわれる落ち着きを身につけるに至る。 戦法にも開眼し、驚異的な見越し射撃を完成させ急速に撃墜数を伸ばす。砂塵の向こうのネウロイを誰よりも早く発見する視力、キレがあって正確な曲技飛行、彼我の三次元的な位置を把握し未来位置を予測して弾を送り込む判断力と正確な射撃術、これらの能力が一つに合わさり、まるでネウロイが自ら弾に当たっていくとまで言われた。 乗機のBf109を、E型から最高速度と格闘性能を向上させたF型に機種変更した事も撃墜記録を伸ばした要因となった。 42年5月には1ヶ月で14機、翌6月には33機というハイペースで撃墜、一挙に100機の大台を突破。6月中に75機撃墜で柏葉騎士鉄十字章を授与されていたにもかかわらず、その半月後に柏葉剣付き騎士鉄十字章を受勲。 この異例の撃墜数によりマルセイユの名は一躍世界中に響き渡り、マスコミに「アフリカの星」「砂漠の鷲」等と書き立てられ、その天性の美貌とも相俟ってカールスラントの一大英雄となっていった。 後に中尉に昇進、同時にJG27第3中隊の中隊長となり最前線のトブルクに配属された。 45年現在、世界的に有名なウィッチのうちの一人であり、民間人のファンも多いが、サインはしない主義。 牛乳が大好きで、部隊で牛を飼っている。 喫煙者で、特に水タバコを好む。 声優 伊藤静 イメージモデル ハンス=ヨアヒム・マルセイユ (1919-1942)フルネーム ハンス=ヨアヒム・ヴァルター・ルドルフ・ジークフリート・マルセイユ 通称 「アフリカの星」 愛称 「ヨッヘン」 撃墜数 158 その他西側連合軍機の撃墜数ではドイツ空軍第一位。 見越し射撃(標的の未来位置と弾丸の予想着弾点を想定しての射撃)の名手としてギュンター・ラルと並び称される。 容貌に恵まれ、戦意高揚の為に多くの戦功を報道されたため、ドイツ国民、とりわけ女性の人気が高かった。 規律に無頓着で、素行には問題が多かった。 パイロットとしての命綱である視力を維持する為、牛乳を愛飲した。 後に撃墜王となるエーリヒ・ハルトマンとは面識はなく、JG52着任時の飛行隊司令はフォン・ボニンではなくヨハネス・シュタインホフ。 1942年9月1日には、1日に3回出撃して合計17機を撃墜。 1942年9月30日に墜死。エーリヒ・ハルトマンが初撃墜を記録するのはその約一ヵ月後の1942年11月5日。あたかも、ハルトマンと入れ違うかのように、空を後にしたのだった。 その半生は後年に『撃墜王アフリカの星』として映画化されている。 出典 アフリカの星/アフリカの魔女/世界の航空歩兵シリーズ/砂漠の虎/スフィンクスの魔女/キミとつながる空/TVアニメ(2010年)/秘め録CD 下/秘メ録手牒 下巻/アフリカの魔女 ケイズ・リポート ヴェーラ・メルダース WERA MÖLDERS 所属 カールスラント空軍第51戦闘航空団司令 階級 中佐 誕生日 3月18日 使用機材メッサーシャルフ Bf109F-2(機番不明) その他第二次ネウロイ大戦前期のエースウィッチ。 世界初のネウロイ100機撃墜を記録。 イメージモデル ヴェルナー・メルダース (1913-1941)愛称 「ファーティ(Vati)」(お父さん、親父) 撃墜数 115 その他スペイン内戦におけるコンドル軍団のトップエース(14機撃墜)。 ロッテ戦法とそれを発展させたシュヴァルム戦法を編み出す。 史上初めて100機撃墜を記録し、ドイツで最初に柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章を受章。 戦闘機隊総監を務めるが、任命から数ヶ月後に移動のため乗っていたHe111が悪天候により墜落して事故死。 死後、彼が生前に司令を務めた第51戦闘航空団には「メルダース」という名前が冠された。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集 ルドルフィン・ミューラー RUDOLFIN MÜLLER 所属 カールスラント空軍第5戦闘航空団第6中隊 階級 曹長 誕生日 11月21日 使い魔 茶色の猫 パーソナルマーク 写実的に描かれた茶色の猫 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-2/R6(黄の3番機)冬季塗装を施されたユニットで、国籍マークにまで白い塗料が塗られている。 イメージモデル ルドルフ・ミューラー (1920-1947?)愛称 「ルディ(Rudi)」 撃墜数 94 その他JG5に所属し、同隊内で6位のスコアを記録したエース。 初め通信隊に配属されたが、後に戦闘機パイロットに転科。 1943年4月19日、ムルマンスク付近の空戦で被弾。乗機はソ連領内に不時着し捕虜となった。 ムルマンスクの収容所名簿に1947年まで名前が確認されたが、それ以降の消息は不明。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第六集 エディタ・ノイマン EDYTHA NEUMANN 所属カールスラント空軍第27戦闘航空団第1飛行隊 カールスラント空軍北アフリカウィッチ隊総司令 階級大尉 少佐 大佐(1945年夏) 誕生日 6月5日 使い魔 リピッツァナー 使用機材メッサーシャルフ Bf109F-2/Trop メッサーシャルフ Bf109G-2/Trop 使用武器 MG42可能であれば2丁持ちすることもある。 その他謹厳実直、まじめで理性的、判断が速く有言実行型。高い統率力を持つ部隊指揮官で、権限と責任が広がるほど能力を発揮するタイプ。地上指揮を得意とするが、空戦能力も高い。ガランド少将から参謀に望まれるほど。 オストマルク東部ブゴビナ出身。カールスラントに移住している。ウィッチ適性判明後、航空ウィッチに志願。 JG26で中隊長、JG27で副官を経て、同第1飛行隊飛行隊長、JG27司令・少佐昇進と栄進を続ける。マルセイユのJG27配属時の飛行隊長。マルセイユに好感は抱かなかったが、一流のウィッチにする事を約束する。 JG27司令就任により、北アフリカのカールスラント空軍ウィッチの最高指揮官となる。大佐昇進とともに北アフリカウィッチ隊総司令の地位についている。 声優 たかはし智秋 イメージモデル エドゥアルト・ノイマン (1911-2004)愛称 エドゥ 撃墜数 13 その他JG27に所属し、フランス侵攻、バトル・オブ・ブリテン、北アフリカ戦線で活躍。 1989年にエジプト政府に協力を仰ぎ、当時のJG27メンバーと共同でマルセイユの死没地に墓碑(ピラミッド)を建立。 出典 秘メ録手牒 下巻/OVA『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』 vol.2 エーゲ海の女神/WORLD WITCHES 2018 テオドーラ・オステルカンプ THEODORA OSTERKANP 所属 カールスラント空軍第51戦闘航空団司令第135戦闘航空団、第233戦闘航空団を経て1939年9月に改称された部隊。 階級 大佐 その他ガランド、メルダースに比べてもベテランのウィッチ。 1939年秋当時、ミュンヘン近郊のバート・アイブリング空軍基地に駐屯。スオムスへの義勇ウィッチ派遣命令に従い、ウルスラ・ハルトマン曹長を送り出す。 イメージモデル テオドール・オステルカンプ(1892-1975) 出典 『スオムスいらん子中隊ReBOOT!』 ライーサ・ペットゲン RAISA PÖTTGEN 所属 カールスラント空軍第27戦闘航空団第3中隊 階級 少尉 身長 158cm 年齢 14歳(1942年 - アフリカの魔女シリーズ)16歳 誕生日 9月16日 愛称 「ライ」 使い魔 モズ 固有魔法 なし 使用機材メッサーシャルフ Bf109F-4/trop メッサーシャルフ Bf109G-2/trop 使用武器MG34 (Maschinengewehr 34) その他元々JG27の第3中隊に所属していたが、マルセイユが転属してくるとその僚機に任命された。同隊はメンバーが大幅に減少し、一時期はマルセイユと2人だけになっていた事もある。 当初は命令として特別な感情を抱いてはいなかったが、次第に単なる僚機でなく一種の崇拝者のようになっていく。 子供っぽい外見ながら、おとなしく寡黙ながらも芯の強い性格。マルセイユが「いいところのお坊ちゃん」と評したように、少年のような言動と行動が多く、物腰が柔らかく丁寧な口調が特徴的。 口数があまり多くない為に本人の戦果や能力はあまり伝わってこないが、マルセイユの挙動に付いていき、戦場でその背中を守り続けられる空戦能力は、他の部隊ではより高い戦果を挙げられるのではないかと見られている。 本人はマルセイユと一緒に飛ぶ事が最大の幸せであり、他の部隊に異動する事は全く考えていない模様。 マルセイユに対して崇拝に近い念を抱いており、彼女のサポート役を自認しつつもプライベートでは一定の距離を置いている。6機を撃墜しエースの一人となった時も、マルセイユのおこぼれを貰っただけとして戦果を誇る事はなかった。 加東大尉着任後に配属された稲垣軍曹に親近感を抱き、教育係を務めている。お互い家庭的で面倒見の良い性格からか、すぐに意気投合し、一緒に食事を作っている姿や戦闘でペアを組む姿が見られている。 意外に画才があり、「アフリカ」の部隊マークを自らデザインしている。 声優 楠見藍子 イメージモデル ライナー・ペットゲンその他第27戦闘航空団においてハンス=ヨアヒム・マルセイユの僚機を務めていた。 ハンス=ヨアヒム・マルセイユを「空飛ぶ計算機」と称した。 出典 アフリカの星/アフリカの魔女/砂漠の虎/スフィンクスの魔女/next world witches/キミとつながる空/TVアニメ(2010年)/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集/ワールドウィッチーズ アフリカ版No.2/アフリカの魔女 ケイズ・リポート グンドュラ・ラル GUNDULA RALL 所属カールスラント空軍第52戦闘航空団第8中隊(時期不明) カールスラント空軍第52戦闘航空団第3飛行隊司令(1944年末) 階級中尉(JG52所属時) 大尉(1944年末) 少佐(1944年末の第502統合戦闘航空団所属時) 身長 169cm 年齢 18歳 誕生日 3月10日 使い魔 狼 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-2(黒の13号機) メッサーシャルフ Bf109K-4 使用武器MG42 その他優れた統率力と技量を持ち、ハルトマン、バルクホルンに次ぐカールスラント空軍第三位(=人類三位)撃墜記録を持つグレートエース。250機撃墜を達成したのはこの2人よりも早く、全世界で2番目である。 空戦においては見越し射撃の名手で、芸術的な空戦技能を持つ。 カールスラント撤退戦において、撃破したネウロイの破片で視界を遮られるという不運から被弾し脊髄骨折の重傷を負う。再び空を飛ぶのは不可能と言われたが、治療ウィッチの手を借りた懸命の治療と不屈の闘志によるリハビリで、9ヶ月後原隊に復帰。 この入院期間中、後に第31統合戦闘飛行隊「アフリカ」隊長となる加東圭子の取材を受けている。(アフリカの魔女) 完治したとはいえ空戦時のGは身体に堪える為、古傷を保護するように魔法繊維で編まれたコルセットを着用している。 復帰時、原隊はバルバロッサ作戦に参加してペテルブルグ方面で戦闘を続けていたが、そこで他のエースに負けないよう出撃を繰り返し、撃墜数を急速に伸ばしていった。 同作戦の中止後、同地に第502統合戦闘航空団が設立される際に、優れた指揮能力を買われて司令に任命された。現場指揮は戦闘隊長のポクルイーシキン大尉に丸投げしており、責任は自分が取るが、行動は部下の意見を尊重するという方針を明確にしている。 鋭い人物観察眼を持つ。問題児扱いされていたマルセイユの才能を逸早く見抜いた。 第502統合戦闘航空団結成にあたり、クルピンスキー、管野直枝、カタヤイネンの「クラッシャー3人組」を招聘。 性格はさばさばした姉御肌で、どんなに厳しい状況でも笑みを忘れずに周囲を安心させる豪胆さを持っている。 声優 佐藤利奈 イメージモデル ギュンター・ラル (1918-2009)撃墜数 275(ドイツ空軍第三位) その他見越し射撃の名手。 空戦で2度の重傷を負い、それぞれ長期の入院生活を強いられ、その間前線からの離脱を余儀なくされた。そして、これらの負傷の影響により第一線の戦闘機パイロットとしての寿命を縮めた。なお、1度目の重傷で背骨を3ヶ所も折る怪我を負った際に治療してくれた医師が後の妻のヘルタ。 戦後は再結成されたドイツ空軍に入隊して中将まで昇進。ドイツ空軍総監も務めた。 出典 アフリカの星/第五〇一統合戦闘航空団全記録 第六集/next world witches/第五〇一統合戦闘航空団要略増補記録集/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集/TVアニメ『ブレイブウィッチーズ』(2016年) ゲオルギーネ・リヒター GEORGIENE RICHTER 所属 カールスラント空軍第51爆撃航空団エーデルヴァイス第3中隊同中隊はMe262による戦闘爆撃の実験部隊に指定。ガリアで実戦テストを実施。 階級 中尉 使用機材 メッサーシャルフ Me262A-2a(170096号機)Me262は高速力を活かし戦闘爆撃への使用が構想された。 イメージモデル ゲオルグ・リヒター 出典 第1独立特殊作戦航空団全記録 エディータ・ロスマン EDYTHA ROSSMANN 所属 カールスラント空軍第52戦闘航空団第4中隊 階級 曹長 身長150cm(秘メ録手牒 下巻) 151cm(第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第三集) 年齢 19歳(1944年末) 誕生日 1月11日 愛称 「パウラ」「小さい」という意味のラテン語「パルトゥス」に由来。 使い魔 キツネ 使用機材メッサーシャルフ Bf109E-4 メッサーシャルフ Bf109G-2 使用武器MG34 MG42 その他長い軍歴を持つベテランウィッチ。撃墜数は100機未満と、カールスラント空軍内では珍しくない数字だが、その実力は多くのトップエースからも評価されている。 カールスラント中央部、オストマルク国境に近いゲーラ出身。 幼少時に大病を患い体の成長が遅れ、身長が低く体力もあまりない。この体力的なハンデをカバーするために一撃離脱戦法を研鑽。 早くから魔法能力が発現したため航空ウィッチを目指していたが、身体能力の低さから軍の採用基準を満たせなかった。半ば諦めていたものの、ヒスパニアにおける怪異発生に伴いウィッチの大増員に迫られた軍部は、特に魔法力優秀な者に対して身体的な基準を緩和。念願の航空ウィッチとなる事ができた。 但し、士官養成学校の採用基準は緩められていなかったため、一般ウィッチとして採用されている。 適正試験と簡単な訓練の後に軍曹に任命され、ヒスパニアに送られ第88戦闘飛行隊に配属。小柄な体と体力不足は訓練と努力だけではカバーできず、他のウィッチのドッグファイト戦法について行けなかった。 研究熱心な性格から辛抱強く怪異の動きと自分達の飛行を観察し、死角から急接近して急所に一撃を加え、素早く離脱する一撃離脱戦法が有効であり、また自分にも可能な戦法であると気付く。ドッグファイトより疲労が少なく、無駄弾の少ないこの戦法は、新しい戦法を模索していた当時の中隊長メルダース中尉の目に留まり、2人1組を基本とするロッテ戦法を生み出す契機となった。 特に最新型のユニットであるBf109に適した攻撃方法であった事から、メルダース中尉とのロッテ戦法の研究は急速に洗練されていった。 戦役後は曹長に昇進してJG52に転属。新戦法を部隊に伝え、練度を高めるための教育係に任命される。ネウロイ侵攻後は、教育の一環としての新人ウィッチの実地教練等で撃墜数を伸ばした。 勘と反射神経で動く天才型ウィッチの戦い方とは異なり、一撃離脱戦法は理論を他人に教える事が容易だった。 教え上手で人当たりがよく前向きな性格から、新人の教育係として重宝されている。多くの優秀なウィッチが教え子となり、ハルトマン少尉(当時)のように後の大エースへと成長した者も少なくない。 自分の能力に限界がある事を認めているため、育てた「生徒たち」が自分よりも優秀なウィッチになり、自らの階級や撃墜数を越えて成長していく事を楽しみにしている。 素直な新人だけでなく、生意気で天才肌のドッグファイターであっても辛抱強く必要な基礎をしっかりと教える事ができた。 本人も教育係曹長という役割を喜んでこなしており、士官学校への入校を頑なに拒んでいる。 JG52当時、配属されたばかりのハルトマン少尉の長機となり、その後もしばらくペアを組んでいたが、ビフレスト作戦の最中に異なる任務に従事し離れ離れになった。 後にバルバロッサ作戦に参加し、ペテルブルグで結成された第502統合戦闘航空団に所属。同隊でも教導を担当している。 戦場では真面目な先任曹長だが、それ以外では陽気な享楽家で、毎日を楽しく生きるための努力を惜しまない。食材確保のために休日を丸々潰すことも珍しくないという。 素行不良と女好きで知られる同隊のクルピンスキー中尉から新人達を守るべく奮闘するが、半分冗談で、個人同士では頼もしい戦友といえる関係。 声優 五十嵐裕美 イメージモデル エドムント・ロスマン (1918-2004)愛称 「パウル(Paule)」 撃墜数 93 その他新人時代のエーリヒ・ハルトマンの長機だった。 小柄な体躯で、指導者として優秀。 勇猛さでなく頭脳で飛ぶタイプのパイロットで、腕の負傷もあり格闘戦(ドッグファイト)を好まず、遠距離からの奇襲攻撃戦法を得意としていた。 明朗快活な芸術家気質、美声の持ち主で歌が得意。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集/next world witches/第五〇一統合戦闘航空団要略増補記録集/秘メ録手牒 下巻/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第三集/TVアニメ『ブレイブウィッチーズ』(2016年) ハンナ・U・ルーデル HANNA U RUDEL フルネーム ハンナ・ウルリーケ・ルーデル(Hanna-Ulrika Rudel) 所属カールスラント空軍第2急降下爆撃航空団第十飛行中隊隊長後に司令。 階級 大尉 誕生日 7月2日 使用機材Ju87 フラックウルフ Fw190D-9臨時塗装のユニットであり、余っていた新型を一時的に使用した可能性が高い。 その他カールスラント最高(=世界最高)の対地エースで、最強の地上攻撃女王として著名。 作中の撃墜数ベースによる四強(エーリカ・ハルトマン、マルセイユ、ルーデル、シュナウファー)のうちの一角。 第二次ネウロイ大戦勃発時にはオストマルク国際ネウロイ監視航空団に所属。 1940年以降に階級は大佐に、役職は第二急降下爆撃航空団司令に昇進。 声優 上田瞳 イメージモデル ハンス=ウルリッヒ・ルーデル (1916-1982)通称「スツーカ大佐」 「ソ連人民最大の敵」 撃墜数 9 その他急降下爆撃で史上最高の戦果をあげたパイロット。 第二次世界大戦においてドイツ全軍で唯一、黄金柏葉剣付ダイヤモンド騎士鉄十字勲章を授与された。 ダグラス・バーダーや、第二次世界大戦後に知り合ったピエール・クロステルマンとは生涯の友人となった。 出典 『スオムスいらん子中隊』/『スオムスいらん子中隊ReBOOT!』/第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集/スツーカの魔女/WORLD WITCHES 2018 エリカ・ルドルファー ERICA RUDORFFER 所属 カールスラント空軍第54戦闘航空団 階級 大尉 その他ハンナ・フィリーネとともに、ノヴォトニー、キッテル異動後のJG54を支えるウィッチ。 イメージモデル エーリヒ・ルドルファー(1917-2016) 出典 WORLD WITCHES 2018(ハンナ・フィリーネ) リーケ・ザクセンベルク RIKE SACHSENBERG 所属 カールスラント空軍第44戦闘団(百舌“ヴュルガー”中隊) 階級 少尉 誕生日 7月12日 使用機材フラックウルフ Fw190D-9(600424号機) その他「百舌中隊」では中隊長代理を務める。 イメージモデル ハインツ・ザクセンベルク (1922-1951)愛称「ハイノ(Heino)」 「ヴィマーザール(Wimmersaal)」 撃墜数 104 その他第一次大戦時のエースパイロット、ゴッドハルト・ザクセンベルクの甥。 新人としてのJG52配属時にはエーリヒ・ハルトマンより3ヶ月若く、最年少パイロットだった。 空戦技術に加え、茶目っ気のある人柄で知られる。中隊長リッペルト中尉が撃墜された際に戦死と早合点し、〝通夜代〟にと同中尉が将校クラブに貯めておいた現金200マルクを勝手に引き出して中隊全員で飲み明かすが、その最中に中尉は生還。すると通夜を〝生まれ変わりの儀式〟にしてしまった。 黒海沿岸アナパ基地のシャンペンが底をついたため、後方のニコライエフ基地に“出張”したザクセンベルクは増槽ラックにビア樽を吊り下げて帰還、卓越した操縦技術で無事着陸し隊員から喝采を浴びた。言うまでもなく軍規違反である。 欧州における第二次世界大戦末期には、離着陸時のMe262を援護するためにレシプロ戦闘機で編成された基地上空防衛戦闘機隊の第44戦闘団ヴュルガー中隊(百舌中隊)に所属。彼が搭乗したFw190D-9「赤の1」には、"Verkaaft s mei Gwand I foahr in himmel!"(服を売り払って天国へ!)というスローガンが書かれ、機体下面は味方の対空砲火に誤射されることを防ぐために赤地に白のストライプで塗装されていた。 Me262については「少なくともプロペラの付いていない物は信用しない」と答えている。 終戦間もない1951年6月17日、戦傷の合併症が原因で死去。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集 ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン HEINRIKE PRINZESSIN ZU SAYN WITTGENSTEIN 所属 カールスラント空軍第5夜間戦闘航空団第4飛行隊司令 階級大尉 少佐 身長 163cm 年齢 16歳(1944年末) 誕生日 8月14日 使い魔 黒猫 愛称 「姫様」 固有魔法 使用機材ユングフラウ Ju88C-6(C9+DE号機) 使用武器MG151/20 ピストルグリップや電気発火式のトリガー、サブグリップ等を現地改修で装着し手持ち式に改修した爆撃機の防御銃座。 最精鋭である第501統合戦闘航空団にすらなかなか行き渡らない、大威力の薄殻魔法榴弾(マインゲショス)を優先的に配備されている。 その他オラーシャに起原を持ち、カールスラントに移住した名門貴族の家系の出自で、王女(プリンツェシン)の称号を持つ王族。欧州各国に影響力を持ち、一族の中にはバルトランド王室とも深い繋がりを持つ者もいる名家。 幼い頃より貴族として、ウィッチとしての使命を厳しく躾けられて育つ。 正義感が強く、弱者を守る事を使命と心得る一方、出自からやや世間知らずで幼く激し易い一面もある。 無自覚に、自分に出来る事を他人に要求する困ったタイプの天才だが、自己にも厳しい平等さと、生来のカリスマ性や立ち振る舞いから、周囲には一種独特の信者・親衛隊とでもいうべき集団が形成されている。部下や整備班に対し妥協のない態度で臨む一方で、功あったものに対しては柔らかい態度を見せるなど、人心の掌握に関して天賦の才がある。 整備班員の談『リカバーできる程度の整備ミスをして、ぐりぐり踏まれるところをローアングルで観察するだけのお仕事です でもやり過ぎるとクビにされるので、その加減の駆け引きが俺を熱くする』 積極果敢な攻撃重視のスタイルで撃墜数を伸ばし、カールスラント3位(=人類3位)の夜間戦闘エースとなった。ペテルブルグ防衛任務に就いていた1943年6月24日夜に4機連続撃墜、同7月24日夜に6機連続撃墜を記録している。 第5夜間戦闘航空団第4飛行隊での40機撃墜超の戦果を称え、同部隊は第100夜間戦闘航空団第1飛行隊と改称されたが、直後にロンドン防衛任務に引き抜かれ西部戦線に移動、翌年少佐進級の上で第2夜間戦闘航空団司令に任命された。 年齢や戦功の近いシュナウファー大尉を一方的にライバル視していたが、彼女の生い立ちや苦労を知るとを態度を軟化させ、今では一方的に心の友に認定し陰日向に助けを惜しまない。シュナウファーからの評『基本コワイ人。時々親切にしてくれるけど、なんでそうされるのかわからない』 ナイトウィッチの無線通信コミュニティを「子供の遊び」と当初は軽んじていたが、シュナウファー大尉の影響もあって、こっそり参加してみようかと画策中である。 声優 川澄綾子 イメージモデル ハインリヒ・プリンツ・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン (1916-1944)撃墜数 83(ドイツ空軍夜間第三位) 通称 「王子」 その他デンマーク貴族ザイン=ヴィトゲンシュタイン家の生まれで、三人兄弟の次男。ナポレオン戦争時代のロシア帝国陸軍指揮官陸軍元帥、ペーター・フリスチャノヴィチ・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン・バーレブルクの子孫。 幼少期は欧州各地の様々な学校で学ぶが、1932年にヒトラーユーゲントに入隊すると、翌年にはグループ長となり指導部隊、実践隊等を統率し、地域リーダー学校で更なる準軍事スポーツ訓練を受けた。 1937年にバンベルクの第17騎兵連隊に入隊、同年ドイツ空軍に転籍し戦闘訓練学校に入校、翌年将校に任官し少尉に昇進、様々な飛行場での勤務を経て翌年KG54に配属。 1939年、第二次世界大戦が勃発するとフランス侵攻の西部戦線で最初の実戦を経験し、続いてバトル・オブ・ブリテンにKG1所属の観測員として参加。この間に一旦パイロット訓練学校に戻り、夜間飛行任務に必須の盲目飛行に習熟している事を認定した「 C2 -免許」として知られる「空軍高等パイロット2種免許(Erweiterter Luftwaffen-Flugzeugführerschein 2)」を取得、復帰後は幾つかの作戦を経て夜間戦闘機部隊へ転属。 NJG2に所属し、初戦果を挙げた1942年からNJG5での東部戦線等でスコアを重ね、NJG3を経て1944年1月1日には古巣のNJG2に戻り戦闘航空団司令に任命されるが、1月21日に戦死。乗機はJu88を好み、Bf109への改変命令が発せられた後も、最初の飛行で技術的問題を起こした事もあり改編に応じなかった。 遺骸は一旦埋葬された後に改葬され、現在はオランダ・エイセルスタインで同じく貴族出身のドイツ空軍夜間エースであるエグモント・プリンツ・ツール・リッペ=ヴァイセンフェルトの隣に埋葬されている。 天性のレーダー感覚や射撃センスから戦闘機パイロットとしては極めて優秀ではあったが、完璧主義者の王子気質で、指揮官・将校の器ではないと評された。作戦中にレーダー探知した敵機を見失ったという理由で、無線士/レーダー操作員に機内で直立不動の姿勢をとらせた上、三日間の兵舎内禁固処分にした。 年功と階級を振りかざし、出撃を遅らせた上で自身の到着前に既に他の戦闘機が敵機を捕捉していると、無線通信で名乗りを上げ、戦場を譲るよう通達。 その反面、周囲から「王子」と呼ばれることを嫌っており、あくまで一パイロットであろうとした。 ヒトラーに失望し、その暗殺を考えていたが果される事は無かった。 出典 next world witches/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集/ワールドウィッチーズ ヨーロッパ版Vol.2/ストライクウィッチーズ 劇場版/ストライクウィッチーズ 劇場版 オフィシャルファンブック コンプリートファイル ヴェンデルガルト・シェンク WENDELGARD SCHENCK 所属 カールスラント空軍第210高速爆撃航空団第1中隊中隊長地上爆撃部隊。 階級 中尉 使用機材メッサーシャルフ Bf110C(M8+AC機)ハチのマークが入っている。ハチのマークで知られる第1駆逐航空団第2飛行隊とは別部隊だが、誤認されることが多い。 メッサーシャルフ Me262 その他Me262に搭乗するようになってからのほうが有名。 イメージモデル ヴォルフガング・シェンク 出典 第五〇一統合戦闘航空団活動写真全記録 ハイデマリー・W・シュナウファー HEIDEMARIE-W SCHNAUFER 所属 カールスラント空軍第1夜間戦闘航空団第4飛行隊 階級 大尉 身長 158cm 年齢 15歳(1944年) 誕生日 2月16日 通称 「サン・トロンの幻影」 使い魔 白隼 固有魔法 『夜間視能力』 使用機材メッサーシャルフ Bf110G-4 使用武器MG42 MG151/20 その他カールスラント最強(=世界最高)のナイトウィッチで、1944年末時点で100機に迫る撃墜数の全てが夜間戦闘によるもの。 作中の撃墜数ベースによる四強(エーリカ・ハルトマン、マルセイユ、ルーデル、シュナウファー)のうちの一角。 カールスラント南方、ガリアとの国境に程近いカルフ出身。 幼少時に魔法力が発現、夜目が利いた事からナイトウィッチとしての将来を嘱望されていた。幼少時には夜間視能力の制御ができず、常に薄暗い屋内での生活を余儀なくされた。 10歳でウィッチ養成機関に入校し、能力の制御を含めた教育を施される。夜間視能力の暴発はなくなったが、以前に傷めた視神経は魔法治療でも回復せず、かなり度の強い眼鏡を常用している。 飛行適正も高く、養成学校ではすぐに飛行ウィッチ候補生として飛行訓練を受けた。 卒業と同時に少尉任官され第1夜間戦闘教練航空団に配属、Bf110を受領してナイトウィッチとしての本格訓練を受け、その後正式に同部隊第2飛行隊に配属された時は、飛行技量の優秀さとナイトウィッチとしての能力の高さから既に飛行隊本部付き戦技将校に任命されていた。 実戦でも夜戦で活躍し、特に八木・宇田式呪術陣と組み合わせたリヒテンシュタイン式魔導針に基づく新技術を使用してからは、ネウロイを遠距離から捕捉する事が可能となり、撃墜数は急上昇していった。 人付き合いが苦手な割には指揮能力が高く、大尉に昇進すると同時に第1夜間戦闘航空団第4飛行隊の司令となる。 後に撃墜100機を達成し少佐に昇進、カールスラント最年少の戦闘航空団司令となる。 孤独な幼少期の反動からか、引っ込み思案で繊細。同世代の友人がおらず、遊んだり羽目を外したりした経験がないため、生活は抑制されている。だが同世代の友人を求める気持ちは強く、特にナイトウィッチに対してはそれが顕著である。 早期よりウィッチとしての教育を受けていた事から、どこか自分はこうあるべきという型にはめる事が多い。 所属部隊では、その神秘的な雰囲気や一生懸命さ、それにいつも困っている様子から、上官や部下を問わず人気が高いが、本人はそれに気付いていない。 車が苦手。 大型ネウロイを取り逃がした事からベルギカ領サン・トロンにおける幽霊ウィッチ騒動の発端を作り、調査に訪れたヴィルケ中佐、バルクホルン大尉、ハルトマン中尉、レンナルツ曹長と共に対象の大型ネウロイを共同撃墜。(キミとつながる空) 魔導針を利用したナイトウィッチ同士の交信により、ロマーニャでの夜間高高度偵察訓練従事中にQSLカードを交換した第501統合戦闘航空団のリトヴャク中尉と交友がある。(秘め歌コレクション 2) 声優 植田佳奈 イメージモデル ハインツ=ウォルフガング・シュナウファー (1922-1950)通称 「サン・トロンの幽霊(The Night Ghost of St. Trond)」 撃墜数 121(ドイツ空軍夜間第一位)全てのスコアが夜戦仕様Bf110での夜間戦闘によるもので、西側連合軍機の撃墜数ではハンス=ヨアヒム・マルセイユ、ハインツ・ベーアに続いてドイツ空軍第三位(121機)。 1945年2月21日には、1日に合計9機のイギリス空軍の重爆撃機を撃墜(未明に2機、夜間に19分で7機)。 その他二次大戦開戦2ヶ月後の1939年11月1日、17歳で空軍に入隊すると飛行学生時より技量を認められ、卒業後少尉任官しNJG1に配属されると同時に飛行隊本部付きの戦技将校を拝命していた。 1944年6月22日に84機目の戦果を挙げ、既に戦死していたザイン=ウィトゲンシュタイン(83機)を抜いてヘルムート・レントに次ぐ夜戦スコアNo.2となる。同10月9日、史上2人目となる夜戦スコア100機を達成。 同10月16日、この功績により宝剣付柏葉騎士鉄十字章を授章。 同11月4日、少佐に進級しNJG4司令に栄転。22歳の航空団司令はドイツ空軍で最年少。 終戦後は家業のワイン商を継ぐが、1950年7月13日、ワイン買い付けのため訪れたフランス・ボルドーで自動車事故に遭い、7月15日に収容先の病院で死去。 出典 世界の航空歩兵シリーズ/キミとつながる空/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第四集 エルフリーデ・シュライバー ERFRIDE SCHREIBER 所属 カールスラント空軍第131先行実験隊「ハルプ」第3飛行中隊 階級 少尉 身長 159cm 誕生日 11月11日 使い魔 黒猫 使用機材メッサーシャルフ Bf110 メッサーシャルフ Me262A-1a 使用武器 MK 108 コールサイン 「シュバルツカッツェ1」 その他ふだんはのんびりマイペース、やるときはやるタイプ。 Bf110の搭乗経験があったため、エンジン懸架構造が似たMe262の実験部隊「ハルプ」に配属される。ヘルマ・レンナルツ曹長の長機となるが、レンナルツ曹長には緊張感の欠如をしばしば叱られている。 レンナルツ曹長のパーソナルマーク「敬礼する黒猫」を描いた本人。 イメージモデル アルフレート・シュライバー(1923-1944)撃墜数 5 その他1944年7月、ドイツ空軍におけるジェット機による最初の公認撃墜(ただし損傷による着陸失敗による)を挙げたエース。 1944年11月、不時着時に塹壕に着陸脚を取られ横転、戦死した。 出典 『ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲』/WORLD WITCHES 2018 ヴェンデリーン・シュレーア WENDELIN SCHRER 所属 カールスラント空軍第27戦闘航空団第8中隊 階級 大尉 誕生日 2月12日 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-2/trop(赤の1号機) その他北アフリカ戦線でマルセイユに次ぐ撃墜数を上げ、その後も出撃回数は少ないものの、超大型ネウロイを含む多数の撃墜を果したエース。大物食いで知られる。 ララサーバル中尉(当時)とのペアはスフィンクス作戦後の大型ネウロイ撃破に活躍。陽気で知られるヒスパニア人ながら厳格で生真面目なララサーバル中尉とは相性の良いペアであった。 両者とも非常に口数が少なく、その会話は必要最低限の一言二言の単語だけが続く非常に面白みのないものであったという。ただ一度、食生活に関して延々激論を交わした事がある。 食には無頓着で、何でも食べられればそれでいいという考え。 43年4月には大尉となりシチリア方面へ転属。 イメージモデル ヴェルナー・シュレーア (1918-1985)撃墜数 114四発重爆26機を含む102機が米・英軍機で占められる。 撃墜数114のスコアに要した総出撃回数はたったの197回。ハルトマン352機/1425回、バルクホルン301機/1104回、マルセイユ158機/382回というスーパーエースの数字と比較すると、出撃回数に対するスコア比率において如何に非凡な戦果であるかが分かる。 その他北アフリカ戦線における撃墜数でハンス=ヨアヒム・マルセイユに次いでドイツ空軍第二位。 マルセイユ亡き後のJG27のトップエースとしてスコアを伸ばし、エーゲ海・シシリー島・南部イタリアと後退しながら奮戦。 1944年3月14日、本土防空部隊III/JG54飛行隊司令に転じるが、8月4日にエンジン故障による不時着で重傷を負い3ヶ月の入院。 負傷が癒えると戦闘機隊指揮官学校付きに補されて後進の指導に当たったが、翌1945年2月14日、少佐に進級しJG3航空団司令官に任ぜられ、再び第一線に復帰。 デンマークに近いシュレスビヒ・ホルシュタイン地方に後退し最後の防空戦に従事。 戦後は民間人として過ごした。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第六集/ワールドウィッチーズ アフリカ版No.6 オティーリエ・シュルツ OTTILIE SCHULZ 所属 カールスラント空軍第27戦闘航空団第3中隊 階級 上級曹長 その他ゲアトルーデ・ホムート中尉の僚機。 ホムート中尉の負傷転出と同じ頃に第3中隊から転出。 イメージモデル オットー・シュルツ(1911-1942) 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 グーニラ・シュペヒト GUNILA SHPEHIT 所属 カールスラント空軍第26駆逐航空団第1飛行隊付補佐官部隊マークは「ネウロイを追い回す魔女」。 階級 少佐 使用機材 メッサーシャルフ Bf110C(U8+BB機) 固有魔法 魔眼 その他優れた魔眼の持ち主で、坂本美緒少佐と並び眼帯で有名なウィッチ。 優秀な指揮官。報告書の出来に定評があり、任務では完璧主義者として知られる。 パーソナルマークは「空飛ぶ鉛筆」。 イメージモデル ギュンター・シュペヒト(1914-1945) 出典 第五〇一統合戦闘航空団活動写真全記録 ヴォルフヒルダ・トネ WOLFHILDA TONNE 所属 カールスラント空軍第53戦闘航空団第3中隊 階級 中尉 誕生日 2月28日 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-4(黄の7番機)東部戦線用塗装の上にトロピカル塗装で塗り直されているユニット。 その他東部戦線や地中海方面で活躍したウィッチ。 イメージモデル ヴォルフガング・トネ (1918-1943)撃墜数 122 その他JG53に所属し、東部戦線・北アフリカ戦線で活躍したエース。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第六集 テオドーラ・ヴァイセンベルガー THEODORA WEISSENBERGER 所属カールスラント空軍第5戦闘航空団第2飛行隊司令 カールスラント空軍第7戦闘航空団司令 階級大尉 少佐 誕生日 12月21日 使用機材メッサーシャルフ Bf110 メッサーシャルフ Bf109G-2/R6(白の4号機) メッサーシャルフ Me262A-1a(111002号機) その他北極地区を担当したJG5のトップエース。 元々はBf110を使用していたが、Bf109に乗り換えてから急激に撃墜数を伸ばし、44年7月には200機撃墜を果たしている。 新型機用の部隊として最初に指定された実戦部隊である第7戦闘航空団に大尉で転属し、最初は第1飛行隊司令、次いで少佐に昇進し航空団司令となった。 イメージモデル テオドール・ヴァイセンベルガー (1914-1950)撃墜数 208(ドイツ空軍10位)うち8機がMe262によるもの。 愛称 「テオ」 その他ヘッセン州ミュールハイムに生まれる。 早くからグライダー飛行の免許を取得していたが、空軍へ入ったのは遅く、大戦勃発後に双発機Bf110パイロットとして訓練を受け、部隊配属時には既に27歳近くであった。 ノルウェー北部に展開していた1(Z)/JG77に曹長として配属され、1942年9月8日までに23機の撃墜を記録。 1942年1月の部隊改変を挟み、9月15日に6/JG5に転籍してBf109を愛機とすると急激にスコアを伸ばし、騎士鉄十字章を授章。1943年3月には33機の高密度撃墜を記録。 1943年6月15日に中尉進級の上7/JG5中隊長に昇格、7月4日には7機撃墜し100機撃墜を突破。8月2日付で柏葉騎士鉄十字章が授与され、極北戦域を代表するエースとなる。 1944年4月20日付で大尉に進級、II/JG5飛行隊司令官に昇格。6月には連合軍のノルマンディー上陸作戦に対しII/JG5を率いフランスに移動、米英機を相手にスコアを伸ばし、7月25日は8人目の200機撃墜エースとなった。 ドイツ本土に後退後、同年秋にII/JG5がIV/JG4に改編され、12月1日付でMe262による本土防空部隊であるI/JG7飛行隊司令官に補され、翌45年1月15日に罷免されたシュタインホフの後任としてJG7航空団司令に抜擢、少佐に進級。以後終戦までMe262で出撃を続けた。 同じく208機撃墜でドイツ空軍10位のエースであるエールラーとは上官・部下として、またスコアを競う戦友としてJG5、JG7の長い期間を共に過ごし、彼の最後の通信を受けている。 戦後はレーシングドライバーとなるが、1950年ニュルブルクリンクで開催されたレースで事故死。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第五集/第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 ヨハンナ・ウィーゼ JOHANNA WIESE 所属 カールスラント空軍第52戦闘航空団第1飛行隊長 階級大尉 少佐(ガリア解放後) 身長 163cm 年齢 18歳(44年時) 誕生日 5月7日通称 「クバンの獅子」 使い魔 パグ 固有魔法 不明 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-6 メッサーシャルフ Bf109G-4東部戦線の補給の都合からその時々に応じて使える機体に乗っていたため、複数の同タイプ機を使用している。 その他バルクホルンが第52戦闘航空団第2飛行隊長だった時、第1の隊長を務めていたウィッチ。 真面目なお姉さんタイプだが、天然でお色気女教師のオーラが漂う。バルクホルンとしては同世代の相談相手として貴重な人物だった。 彼女がいなければ、皇帝に謁見するための小旅行で、バルクホルンの胃に穴が開いていた事だろう。 バルクホルンが第501統合戦闘航空団にいた頃は教官任務で一線を離れていたが、ガリア解放後に少佐に昇級し前線復帰。 1943年、クバン方面にてナージャ・ポポワを保護、部下とする。 イメージモデル ヨハネス・ヴィーゼ (1915-1991)通称 「クバンの獅子」 撃墜数 133 その他シュレジェン地方のブレスラウ出身。 1934年に19歳で国防隊に入り第6歩兵連隊に配属されたが、ドイツ再軍備宣言に伴い1936年に空軍に転属、見習士官専修過程に入る。当初は偵察機パイロットとして勤務したが、1939年10月に戦闘機パイロット専修に転科。 1941年6月22日の独ソ戦開始時はJG52本部付副官の一人だった。 同9月23日に初撃墜を記録、翌1942年6月26日、撃墜スコアこそ7機と低かったものの指導力を買われ中尉に進級、2/JG52中隊長に補された。 1943年1月5日、53機撃墜の功績により騎士鉄十字章を受章。 同5月11日、大尉に進級しI/JG52飛行隊司令官に昇格。これを境にスコアは急上昇に転じる。6月8日に75機、7月5日には一日で12機のIl-2を撃墜し88機、7月17日には100機に到達。 その後、戦況の悪化からペースは落ちたが、翌1944年3月2日には133機となり柏葉騎士鉄十字章を授与された。 同6月11日付をもって本国の戦闘機隊指揮官学校教官に補され第一線を退くが、前線部隊指揮官クラスの相次ぐ消耗により12月1日には少佐に進級の後JG77司令官に補され、再び前線に戻った。 同12月24日、ボットロプ上空で英軍スピットファイアに撃墜され重傷を負い、そのまま終戦を迎えた。 戦後はエーリヒ・ハルトマン同様、ソ連に対する戦争犯罪という不当な理由で同国に拘留され、1949年11月末にようやく釈放され西ドイツに帰還。 エーリヒ・ハルトマン帽子事件当事者の一人。 出典 島田フミカネTwitter/WW2018/WW魔女たちの航跡雲 ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ MINNA DIETLINDE WILCKE 所属 カールスラント空軍第3戦闘航空団司令 階級 中佐 (Oberstleutnant) 身長 165cm 年齢 18歳(一期)19歳(二期1話以前に誕生日を迎えている) 誕生日 3月11日 使い魔 灰色狼の 「クラヴァッテ」ドイツ語でクラヴァッテと発音する単語"Krawatte"は「ネクタイ」を意味する パーソナルマーク 外枠が白いダイヤで内側に茶色のスペードと灰色狼 通称 「スペードのエース」ヴォルフ=ディートリッヒ・ヴィルケが「ピーク・アス(Pik As)」(スペードのエース)の部隊章で有名な第53戦闘航空団(JG53)で活躍したことに由来する思われる。 愛称 「フュルスティン」(女侯爵) 使用機材メッサーシャルフ Bf109G-2/R6(一期) メッサーシャルフ Bf109K-4(機番不明)(二期)ガリア解放後、ベルギカ国内の基地に駐留中にノイエ・カールスラントから届いた新型機。 使用武器MG42 (Maschinegeweher 42) 固有魔法 『三次元空間把握能力』感知系に分類される。近隣全方位のあらゆる目標を感知・識別し、その位置・数・目標の種別を分類することができる。 その他カールスラント東部、オストマルクとの国境に近いポズナニア出身。一説には、バッハの後妻で声楽家でもあるアンナ・ヴィルケの子孫ともいわれており、その為かヴィルケ家では音楽が盛ん。 幼少時から声楽家を目指していたこともあり、歌が得意。ウィーンの音楽学校かザルツブルグにあるモーツァルテウムへの留学を考えていたが、ネウロイの侵攻により断念。ウィッチへの道を選択した。隣家に住んでいた青年、クルト・フラッハフェルト(KURT FLACHFELD)を兄のように慕っており、彼のピアノにあわせよく歌っていた。 出航する空母赤城への餞に、『リリー・マルレーン』を披露。(一期8話) 平和が訪れた際の将来の夢は歌手。(秘め声CD 4) ネウロイ侵攻時は中尉として第53戦闘航空団第7中隊の中隊長を務め、カールスラント撤退戦の中で大尉に昇進、同部隊の第3飛行隊司令となった。後にガリアで第3戦闘航空団への再編成が行われた際、その司令官に就任している。 カールスラント撤退戦の中でバルクホルン大尉やハルトマン中尉と親交を深めた。 ブリタニアに渡った後、上層部に統合戦闘航空団の設立を提唱。坂本少佐と共に隊員選定等に尽力し、ガランド少将やダウディング大将の後押しを受けて第501統合戦闘航空団を設立させた。 ガリア解放後は第501統合戦闘航空団の解散に伴いバルクホルン大尉、ハルトマン中尉と共にベルギカのシントィルイン(サン・トロン)へと異動し、カールスラント奪還作戦に従事していた。 作戦指導や部隊運営に長けており、自分個人の戦果を追求するよりも、部隊全体の効率的な戦果に重点を置いている。ロマーニャでの501JFW再結成以降は出撃よりもデスクワークの方が圧倒的に長く、撃墜数は長らく199機で止まっていた。基地内に侵入した超小型ネウロイを単身の徒手空拳で撃破し、後日200機撃墜を讃えられ柏葉宝剣付騎士鉄十字章を授与された。(二期7話)この偉業はカールスラント魂の具現として大きく報道され、一時期は「ミーナ中佐に続け」とのスローガンが広まるほどだった。 ヴェネツィア解放後は再びサン・トロン基地へと異動し、ハイデマリー・W・シュナウファー大尉を指揮下においた第1独立特殊作戦航空団を編成。 ベルリン奪還作戦発動にあたり、ネーデルラントにて501JFWを再々結成する(三期2話)。 代々音楽家を輩出した家系からか、気品に溢れ物腰優雅で柔らかい。滅多な事では怒らないが、理不尽に対しては誰であろうと真っ向から反対する気骨の持ち主。 柔軟な思考と臨機応変さを持ち合わせているが、心の中の最後の一線を越えると脆く、規則にすがって精神の均衡を保とうとするあまり杓子定規になる面がある。整備兵に志願して軍に在籍していたクルトをパ・ド・カレー撤退戦で喪い、特に親しい人の生死に関わる判断が要求される場面では取り乱し易い傾向があるようだ。 第501統合戦闘航空団結成以前からの戦友であり、部隊運営で立場を共にする事の多い坂本少佐には、友情を越えた特別な感情を抱いているような描写がある。養成所で教官として過ごしている坂本少佐の生徒との関係を心配している。(秘め声CD 6) 同隊の坂本少佐と宮藤軍曹が共に極端で破天荒な言動が多い事から、扶桑皇国のウィッチ全体にある種の諦念に似た偏見を持っている。 誰もが悶絶していた肝油をおかわりするなど、常人とはかけ離れた味覚の持ち主である。(一期6話) シャワー派で、大人数で入る扶桑式の大風呂には苦手意識があるようである。一人で入浴できるタイミングを見計らっている可能性がある。(二期7話) 声優 田中理恵 イメージモデル ヴォルフ=ディートリッヒ・ヴィルケ (1913-1944)所属 ドイツ空軍(ルフトバッフェ) 通称 「フュルスト」(侯爵) 撃墜数 162 出典 TVアニメ(2008年) など多数 パウリーネ・ツォルナー PAULINE ZORNER 所属 カールスラント空軍第5夜間戦闘航空団第3飛行隊飛行隊長 階級 少佐 使用機材 メッサーシャルフ Bf110G-4(C9+AD機)夜戦用だが、味方の対空砲による誤射を避けるため目立つ白色迷彩で塗装。 その他技量の高いナイトウィッチで、味方の対空砲火のなかを飛行することも多かった。 イメージモデル パウル・ツォルナー(1920-2014) 出典 第五〇一統合戦闘航空団活動写真全記録 アーデルハイド ADELHEID 所属 カールスラント空軍第2急降下爆撃航空団第10飛行中隊 階級 少尉 イメージモデル 不明候補 エルンスト・ガーデルマン (1913-1973)その他 ハンス=ウルリッヒ・ルーデル機の後部機銃手(四代目と思われる)。 候補 アルフレート・シャルノヴスキーその他 ハンス=ウルリッヒ・ルーデル機の後部機銃手(初代と思われる)。 出典 スオムスいらん子中隊 フラバク HRABAK 所属 カールスラント空軍 階級 大尉 その他ベルリン防衛戦からカールスラント撤退戦にかけての戦いでハンナ・フィリーネと親交を結び、切磋琢磨しあうライバル関係となる。 イメージモデル ディートリヒ・フラバク(1914-1995) 出典 WORLD WITCHES 2018(ハンナ・フィリーネ) シュトライプ STREIB 所属 カールスラント空軍第1夜間戦闘航空団司令 階級 少佐 使用機材 ハインツェル He219 その他ファルク少佐とともに夜戦部隊の作戦運用に尽力。1943年7月にファルクがNJG1から異動したため、後任の航空団司令に就任。 He219の開発に協力し、NJG1に持ち込んだ。司令就任前、同機材でネウロイ5機連続撃墜を記録してHe219の優秀性を証明している。 すでに魔法力の減退期を迎えていたため、以後はデスクワーク中心となった。 イメージモデル ウェルナー・シュトライプ(1911-1986) 出典 第五〇一統合戦闘航空団活動写真全記録 カールスラント帝国航空隊 イメージモデル ドイツ帝国陸軍航空隊 オズヴェルタ・ベルケ OSWELTHA BÖLCKE 所属 カールスラント帝国航空隊 誕生日 5月19日 その他第一次大戦時のウィッチ。 空戦の基本ルール8項目からなる「ベルケの格言」をまとめる。 イメージモデル オスヴァルト・ベルケ (1891-1916)通称 「空戦の父」 撃墜数 40 その他第一次世界大戦のドイツ戦闘機エースで、後の大エースとなるリヒトホーフェンを指導。 現代のパイロットにも受け継がれる「ベルケの格言」を残した。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集 マキシ・インメルマン MAXI IMMELMANN 誕生日 9月21日 その他第一次大戦時のウィッチで、ベルケの部下。 インメルマンターンと呼ばれる空戦テクニックを考案。 イメージモデル マックス・インメルマン (1890-1916)通称 「リールの鷲」 撃墜数 17 その他インメルマンターンと呼ばれる空戦機動を世界で最初に行なう。 戦闘機パイロットとして初めてプール・ル・メリット勲章を授章。ブルー・マックス(Blue Max=独 Blauer Max)の語源となった。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録 第五集 カールスラント陸軍 イメージモデル ドイツ陸軍 シャーロット・リューダー CHARLOTTE LÜDER 階級 軍曹 その他試作重戦車ユニット6号「ティーガー」の陸上装甲歩兵。 イメージモデル 不明候補 ハンス・ゲオルグ・リューダー少佐 (1908-1989)1942年ドイツ軍第90軍団の一部として初めてティーガーと共にアフリカに派遣された第501重戦車大隊中隊長。 独自に編成したリューダー戦闘団を率いてチュニジアの防衛に当たった。 戦後は連邦軍で連隊長等歴任。 出典 砂漠の虎/スフィンクスの魔女/加東圭子 北アフリカ戦場寫眞記録 フレデリカ・ポルシェ FRIEDERICA PORSCHE 階級 カールスラント陸軍技術少佐 その他1942年の時点では元魔女(エクスウィッチ)。 うやむやのうちに航空魔女として復帰し、シールドが使えないのに戦闘に参加し続ける猛者。愛の力? イメージモデル 不明候補 フェルディナント・ポルシェ (1875-1951) 出典 砂漠の虎/スフィンクスの魔女/スツーカの魔女 民間 カルラ・バウア KARLA BAUR 所属 メッサーシャルフ社テストウィッチ 誕生日 11月13日 使用機材メッサーシャルフ Me262HG1(V9号機)Me262の原型9号機を改造したユニット。 主翼の後退角を増加させ、空気抵抗を減少させて高速性能を上昇させた。 開発中の新型エンジンHeS011Aを搭載する計画もあったが、バルクホルン大尉のテストで同エンジンの不具合が発覚した為、HG2、HG3のテストはJuma004Cで行われている。 イメージモデル カール・バウア (1911-1963)その他メッサーシュミット社のテストパイロット。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 W・ブルーメ W BLUME 所属 アロド航空機製造 誕生日 1月10日 その他先の大戦のエース。 退役後に航空工学を学び、技術者としてアロド航空機製造に入社。 バイエルン天空工場社に移籍したレテル博士の後を引き継ぎ、練習機Ar66の設計を継続させ32年に無事初飛行させた。良好な成績を収めた為、カールスラント空軍の基本練習機として大量採用が決定。 イメージモデル ヴァルター・ブルーメ (1896-1964)撃墜数 28 その他第一次世界大戦時のドイツのエースパイロットで、後年は航空機設計技師として活動した。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 G・フィルゼン G FIESEN 所属 フィルゼン 誕生日 4月15日 その他前の対戦で活躍したウィッチで、航空機会社フィルゼン社を設立。 退役後、当初は曲技飛行で生計を立てていたが、従来の機体に不満が生じ、自ら曲技飛行機を設計、開発を行った。うち1機がRK-26で、自身が同機を使用してアクロバット飛行競技会で優勝した事で注目を浴びた。 RK-26はバルトランド空軍によって練習機として採用され、この時の売却益や競技で集めた資金を元に、1930年に自らの会社を立ち上げた。 イメージモデル ゲルハルト・フィーゼラー (1896-1987)撃墜数 19 その他第一次世界大戦時のドイツのエースパイロットで、印刷業・曲技飛行パイロットを経て航空機設計者となりフィーゼラー飛行機を創立。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 ペトラ・ゴットハルト PETRA GOTTHARD 所属 ハインツェル社 使用機材 ハインツェル He162V1(200001号機)各種試験を行った試作機。 その他ハインツェル社のテストウィッチ。He162V1(200001号機)のテストを行った。2度めの試験飛行で接着剤不良が判明し、ブリタニアへの協力要請が出された。 イメージモデル ゴッドハルト・ペーター(Gotthard Peter、?-1944)その他He162の飛行試験にあたったが、デモ飛行時に接着剤の不良からエルロンが脱落し墜落、殉職した。 出典 第一独立特殊作戦航空団全記録 エルネスタ・ニールマン ERNESTA NIERMANN 所属 ノイエ・カールスラント 「魔女の世界」新聞社 その他「魔女の世界」新聞社の女性記者でウィッチ。 ウィッチの養成学校を出ているが、実戦経験はない。 騒がしくおっちょこちょいなところがあるが、意外な根性を持つ。 1941年、配属一年目にしてハンナ-ウルリーケ・ルーデル大佐の取材のためオストマルクの前線に派遣。「特等席」として航空ストライカーユニットを用意され、ともに出撃するはめになる。 ルーデル大佐による陸上超大型ネウロイの撃破を目の前で取材し、その理解者となる。 イメージモデル エルンスト=アウグスト・ニールマン(1914-?)その他ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの後方機銃手のひとり。 もとは従軍記者だったという。 出典 『ワールドウィッチーズ 魔女たちの航跡雲』 ギュンター姉妹 GUNTHER SCHWESTERN 所属 ハインツェル社 誕生日 12月8日 その他設計者かつウィッチであり、ハインツェル社に招聘された。 招聘後の1931年、直ちに高速郵便機のHe70を設計、翌32年には初飛行に成功し、8個の速度記録を樹立。この機体の一部は軍用機として採用され、爆撃機や偵察機として使用されている。 He70を拡大強化した高速輸送機のHe111を開発。同機は後に爆撃機となったが、ストライカーユニットの開発に注力する必要があった為、爆撃機型の完成は遅れ、ネウロイ侵攻時にようやく配備が始まった。 ハインツェル社最初のストライカーユニットであるHe49を設計、32年に初飛行させた。カールスラント空軍としても初の国産ユニットであり、テストと改良の後にHe51として正式採用されている。 高速であったが扱い難く、同時期の諸外国のユニットと比べると、取り立てて特徴のある機体ではなかった。 形状自体も宮藤理論が導入される前で、エンジン背負い式の凡庸な物だったが、他の国産ユニットが完成していなかった為、主力機の地位を獲得した。 36年にヒスパニア戦役が勃発すると、同機はヒスパニアに供与され、後には義勇軍であるコンドル軍団が使用して参戦した。 怪異が強大化するに従って対抗が難しくなり、Bf109が完成すると直ちに主力ユニットの座を奪われ、地上攻撃型ユニットへ、更には練習用ユニットへと改変されている。 イメージモデル ギュンター兄弟 (1899-1969(兄) -1937(弟))その他ハインケル社に招聘された双子の航空技術者。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 K・タンク K TANK 所属 フラックウルフ航空機製造設計主任 誕生日 2月24日 その他1931年にフラックウルフ航空機製造に吸収合併されたアルケミスト社の主任設計者で、合併と同時にフラックウルフ社の設計主任となった。 Aシリーズ軽輸送機等の開発を続け、32年には複葉複座のA44を徹底改修し、操縦性能に優れ曲技飛行も容易な機体として完成。高等練習機Fw44としてカールスラント空軍に採用され、民間のパイロット学校やエアスポーツ連盟等でも使用された。 欧州各国やリベリオン等多数の国家で採用され、1,500機以上が生産されている。 自ら設計した単葉のFw56高等練習機は、33年に初飛行、35年に他社との競争審査を受けた結果、カールスラント空軍に採用された。約1,000機の生産が行われ、フラックウルフ社だけでは生産が間に合わず、他の会社でもライセンス生産が行われた。 ヒスパニア戦役等によってストライカーユニットの生産拡大の必要が生じた際、エンジン供給の不安から異なるエンジンを使用したユニットの開発指示が38年に同社に下され、これを受けてFw190を開発し翌39年に初飛行。自らも過去に騎兵科のウィッチであったタンクの「戦闘用ユニットはサラブレッドではなく軍馬であるべき」との持論から、同ユニットは空戦性能や速度性能も優秀で、その上自動操縦も備えて操縦し易く、メンテナンスも修理も簡単で、大量生産も可能と理想的なユニットに仕上がった。 その優秀な性能からBf109に代わって主力戦闘ユニットにとの声もあったが、ノイエ・カールスラントへの疎開とその後の工場再立ち上げに手間取った為、量産が遅れて主力の座を勝ち取る事はできなかった。 しかし大量生産は行われ、頑丈な構造から戦闘爆撃ユニットとしても使用されている。 イメージモデル クルト・タンク (1898-1983)その他1931年から1945年までフォッケウルフ社の設計部門を指揮し、Fw190をはじめ第二次世界大戦における重要な航空機を設計した。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集 フリーダ・ヴェンデル FRIDA WENDEL 所属 メッサーシャルフ社テストウィッチ 誕生日 2月21日 使用機材メッサーシャルフ Me262V1(PC+UA機)試作1号機。噴流式エンジンの開発に手間取っていた為、従来の魔導エンジンも搭載されている。 試作噴流式エンジン完成後に搭載してテストを行ったが、故障でエンジンが停止。通常エンジンを稼動させて着陸した。 イメージモデル フリッツ・ヴェンデル (1915-1975)その他空軍で飛行教官を務めた後、メッサーシュミット社の主任テストパイロットとなった。 出典 第五〇一統合戦闘航空団全記録弐 第六集
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俺「ストライクウィッチーズですねぇ」 243-265 俺「ストライクウィッチーズなんて!」 61-132 テレポート俺2 243 :テレポート俺[]:2010/12/20(月) 20 31 06.25 ID ovYoJw0v0 ―――ブリーフィングルーム ミーナ「…という訳で今日から501部隊に転属となった俺少佐です」 俺「あー…名前は俺、階級は少佐だ」 俺「何か質問があれば答える」 こういう人前に出るのは苦手だ。しかもそれが皆年下の女の子となると緊張しない男はいないだろう 少し周りを見渡す。エリート集団と言うからにはやっぱ皆堅い人ばっかなんだろうなぁ、て思ってたけど こそこそと何か話していたり昼寝をしていたり、案外気楽な部隊なのかもしれない 宮藤「お、男の人でもウィッチになれるんですか!?」 俺「ああ、珍しいケースだがな」 244 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 20 33 48.14 ID ovYoJw0v0 シャーリー「出身はどこなんだ?」 俺「カールスラントだ」 バルクホルン「撃墜数は?」 早速聞かれたく無い事ベスト3を3人目で質問された ここは無難にマニュアル通り応える 俺「…公式で大型が1機」 バルクホルン「……おい、初撃墜はいつだ?」 俺「さっき忘れた」 バルクホルン「貴様…! ふざけてるのか!?」 俺「別にふざけてる訳ではないぞ」 この人には申し訳無いが今はそうとしか言えないんだ 悪かった、と心の中で謝っといた バルクホルン「お前の様な新人がこの最前線で…」 245 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 20 37 28.42 ID ovYoJw0v0 あああああああああすんません急用できました 30分後くらいには戻ります、本当に申し訳ない 246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/20(月) 20 41 27.84 ID LoAp2OQh0 30分後にテレポート! 247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 20 56 55.72 ID k0XSnmgY0 亀だけど 118 違うよ 別の人 248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 20 59 42.43 ID C3DVu+WEP 避難所でも話になってたけどなんだろなありゃ 「俺」でもないし 249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/20(月) 21 02 30.13 ID LoAp2OQh0 俺ではないのは前例もあるし許容範囲だが… 250 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 12 12.53 ID ovYoJw0v0 お待たせしました! 再開します ミーナ「はいはい、もう終わり」 バルクホルン「し、しかしだな…」 エーリカ(何か面白そうなのが来たな)ゴニョゴニョ 宮藤(変な雰囲気の人だなぁ)ゴニョゴニョ ルッキーニ(お腹すいたー) 坂本「それじゃあ早速俺に基地を案内してやれ、宮藤、リーネ」 宮藤・リーネ「はい!」 253 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 17 36.55 ID ovYoJw0v0 ―――廊下 俺「あー、言われてみれば似てるかも…」 宮藤「そうですか? 何だか嬉しいです」 この子はあの宮藤博士の実の娘らしい 宮藤博士と言えばウィッチなら誰でも1度は名前を聞いた事があるだろう有名人だ 有名人と言ってもどこかのウィッチのように何百機も撃墜したとかとは違う部類になる その人は俺達ウィッチの原点、ストライカーユニットを発明した人間だ この人がいたからこそ人類が救われたと言っても決して過言ではない リーネ「こ、ここを真っ直ぐ行けば食堂です」 こっちの何だかオドオドした様子の子はリネット・ビショップ どこかで聞いた事のあるような名前なんだが…まぁどうでもいいか 宮藤とはとても仲がよさそうだ 宮藤「そう言えば俺さんって何でストライカーユニットも履かずに輸送機から飛び降りたんですか?」 俺「あの時は輸送機にユニットを積んでなかったからな、それに見てるだけなんて嫌だったし」 リーネ「それでも無茶しすぎだと思います…」 宮藤「たしかにあんなことするのは坂本さんだけだと思ってました」 254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 21 18 12.55 ID BZ2irXRyO 支援 255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 21 20 44.80 ID C3DVu+WEP そうだ、今はテレポ支援や! 256 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 21 13.25 ID ovYoJw0v0 俺「はは…自信無くすな」 宮藤「それに、ミーナ中佐なんかは…」 リーネ「それは言っちゃダメー!!」 何だ? 隊長はもっと凄い事をしたんだろうか 流石501の隊長だな… 宮藤「…で、ここが俺さんの部屋です」 俺「おー、ありがとう」 リーネ「2時間後に夕飯が出来ると思うので食堂に来てくださいね」 俺「分かった」ガチャン 257 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 24 13.78 ID ovYoJw0v0 リーネ「男の人と話すの苦手で緊張しちゃった…」 宮藤「そうなの? あの人は何だか喋りやすかったと思うけどなぁ」 宮藤「でも…何だか少し変な雰囲気だったかも」 リーネ「うーん…分かんないな」 宮藤「あっ、そろそろ夕飯の支度しなきゃ! いこうリーネちゃん」 リーネ「あ、芳佳ちゃん待ってー!」 ―――俺部屋 部屋はベッドと机以外何も無かったが十分な広さだった 机の上には輸送機に積まれていた俺の荷物が置いてあったのでとりあえず着替える事にした と言ってもいつもと変わらないコートだが ベッドに横になる。退屈だ。夕飯まで後2時間か… 基地の中を少し散歩してみようかな そういや隊長に空に限らず勝手な行動は慎むべきだと言われた気がするがまぁ問題無いだろう 俺はベッドから起き上がり部屋を出た 258 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 28 01.05 ID ovYoJw0v0 ペリーヌ「…」 俺「…」 部屋を出て早々面白いものを見つけてしまった この金髪の女の子、たしかクロステルマン中尉…だったか なにやら廊下の角から何かを必死に覗いているようだ しかも時折後ろからでも分かるくらい顔を赤らめたりしてると思ったら廊下の壁に爪を立てたりしていた 見てて非常に面白い。これが最前線の軍人か かれこれ5分ほど眺めていた そろそろ声を掛けてみようと思う 俺はこっそりとその子に近づき釣り人に何が釣れますか? と言う感じのノリで、耳元でこう呟いた 俺「何覗いてんの?」ボソッ ペリーヌ「キャア!!!」 彼女は驚くべきスピードで振り向き鬼の形相で俺を睨んだ ペリーヌ「な、何をするんですの!?」 俺「いや、声掛けただけじゃないか」 ペリーヌ「そうじゃなくて! デリカシーという物があなたにはありませんの!?」 俺「人並みには持ち合わせてると思うが」 259 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 32 26.14 ID ovYoJw0v0 ペリーヌ「全く…! あなたみたいな人があの方と同じ階級だなんて理解に苦しみますわ…」 俺「そうカッカッすんなって、綺麗な顔が台無しだぞ?」 ペリーヌ「余計なお世話です!!!」 坂本「お、声がすると思ったらペリーヌじゃないか、それに俺も」 ああ、この子がペリーヌか 資料だとガリアのトップエースらしい 何でも凄い家柄のお嬢様とかなんとか ペリーヌ「さ、さささささ坂本少佐!?」 俺「あ、ばれちゃったな」 坂本「今から夕飯まで訓練をするつもりなんだが…お前らもどうだ?」 ペリーヌ「はい!! 是非!!」 俺「あー俺は少し寄るところがあるんで」 勿論嘘だ。暇だからって訓練なんてやってられっか ペリーヌは凄く嬉しそうだが 260 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 34 30.94 ID ovYoJw0v0 坂本「そうか、残念だな。じゃあ行くかペリーヌ」 ペリーヌ「はい!!」 俺は2人を後にした。時間はまだある 次はハンガーにでも行ってみようかな ―――ハンガー シャーリー「おお、俺じゃないか。どうしたんだ?」 俺「夕飯まで暇を潰そうかと思っててな、とりあえずここに来た」 シャーロット・E・イェーガー大尉。俺がここに来て初出撃の時に助けようとしてくれた人だ あの後基地に帰還する時に片方の肩を担いでくれて固有魔法について色々聞かれたのでよく覚えている 輸送機で見た資料によれば地上最速の世界記録を樹立しているらしい 今では空で音速を超えようと日々頑張ってる、と聞いた。なんとも夢のある人間だ ルッキーニ「なんだー俺かー」ヒョイ 俺「あールッキーニ、だっかか」 ルッキーニ「うん、そだよー」 実はこの子の事もよく覚えている、資料で見たときは目を疑った 12歳にしてロマーニャのトップエースでありこの最前線にいる事にだ 何でも天才のウィッチ…らしい。ってスルーしそうになったがヒョイ、ってどっから出てきた まさか天井から飛び降りてきたのだろうか、普通足折れるぞ。輸送機から飛び降りた俺が言うのも難だが 261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 21 36 33.20 ID k0XSnmgY0 超支援 262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/20(月) 21 38 22.75 ID eObDjvemO さるっちまうぞ、しーえん 263 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 38 33.33 ID ovYoJw0v0 俺「そういやイェーガーは何やってんだ?」 シャーリー「ハハハ、シャーリーでいいよ」 俺「そうか、じゃあシャーリーは何やってんだ?」 シャーリー「ストライカーユニットの調整をしてるんだ」 俺「調整…ねえ」 シャーリー「あたしのストライカーユニット見てみるか?」 俺「遠慮しとく、それに関してはあんまり詳しくないんでな」 シャーリー「そっか、残念だな」 ルッキーニ「ねーねーだったらあたしと遊ぼうよ!」 そう言ってグイグイと俺の腕を引っ張る。なんとも可愛らしいものだな、うん 俺「ああ、いいぞ。何をするんだ?」 ルッキーニ「んとねー虫取りー」 264 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 42 54.05 ID ovYoJw0v0 俺「あー…分かった、そうするか」 虫は苦手なんだよなぁ…つっても俺が取るわけじゃないだろうし別にいいか それにこんなキラキラした目で言われると断るに断れねえ シャーリー「夕飯までには帰ってくるんだぞー」 ルッキーニ「分かってるって~」 微笑ましい。本当の親子みたいだ。シャーリーはしっかりしてんな ルッキーニ「じゃあ行こう!」 俺「ああ」 ―――30分後 俺「はぁ…はぁ…もう無理だ」 ルッキーニ「えーつまんなーい」 虫取りってこんなハードな遊びだったのか。俺はてっきり虫取りアミとか使うもんだと思ってたぜ ルッキーニは木から木へとすばやく飛び移り、虫を見つけたら息を潜めて様子を伺い一気に掴み取る その姿はまるで狩りをする豹のようだった え? 俺? 虫かご持ってるだけだが? てかルッキーニの動きが俊敏すぎて付いていくのも必死だったんだよ… もしかしたら訓練してた方が楽だったのかもしれない、と少し後悔した 265 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21 46 16.00 ID ovYoJw0v0 俺「そろそろ夕飯の時間だと思うぞ」 ルッキーニ「それもそーだね、ちょっと虫かご見せて」 俺「ん」 ルッキーニ「いちにーさん…うん! 今日も上出来!」カパ 俺「あれ、逃がしちゃうのか? 折角捕まえたのに」 ルッキーニ「いっぱい取っていなくなっちゃったら困るし、毎日虫持って帰ったらシャーリーに怒られちゃうもん」 俺「おー偉いじゃん」 …たしかにあのペースで取ってたら本当に基地中の虫がいなくなりかねないな それにしてもシャーリーの教育が良いんだろうか 最初は元気すぎるただの子供かと思ってたけど曲がりなりにもロマーニャのトップエースか ま、12歳っつったら色々判断出来る年頃だしな、俺もそうだったし ルッキーニ「よし! それじゃ食堂まで競争ー!」 俺「ちょ、待ってくれー!」 61 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10 25 31.06 ID lNJ4WPM00 よっさーじゃあ行かせて貰います ―――食堂 俺「じゃあ頂きまーす」 食堂の真ん中に置かれた真っ白なテーブルクロスが敷かれた大きなテーブルには、お洒落なろうそく立てや高そうな食器 そして、統合戦闘航空団ならではの様々な国の本格的な料理が並べられている。 ルッキーニとの長時間にわたる過酷な虫取りにより完全にスタミナを使い切った俺は手当たり次第に 扶桑やカールスラント、そしてロマーニャの料理に手を伸ばした。どれも申し分無い出来前だ。 宮藤「お口にあいましたかー?」 俺「これ全部宮藤が作ったのか? すげー美味いぞ」 宮藤「いえ、私だけじゃなくリーネちゃんと一緒に作ったんですよ」 俺「へーそうなのか」 チラっとリーネの方を向き、おいしいぞーと言ってやったら リーネ「あ、有難うございます!」 と完全に裏返った声でそう言うや否や慌ててキッチンの方に走り去ってしまった。 可愛いやつめ。 62 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10 29 07.70 ID lNJ4WPM00 俺「ん? なんだこれ…」 なんだか糸を引いた豆に手をつけてしまった。 正直あまりおいしくなさそうだ。 宮藤「あ、それは納豆って言うんですよー」 俺「納豆…」 手をつけてしまった以上食べなければならない。 少しマナーが悪いが匂いを嗅いでみる。 なんというか…独特な匂いがした。大丈夫なんだろうかこれ。 ふと横を見ると坂本少佐がおいしそうに納豆を食べている。 …ええい。俺は思い切って納豆を口に運んだ。 ……不味くは無かった。 少し臭みとネバネバが気になるが、扶桑人はこれがいいのだろうか。 俺「……まぁ味は悪くないな」 ペリーヌ「よくそんな腐った豆が食べられますわね」 俺「え? 腐ってるのかこれ?」 宮藤「納豆は体に良いんですよ」ニコ …発酵食品らしい。 口直しと言っちゃ悪いが俺はロマーニャのパスタに手をのばした。 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 10 30 50.20 ID dEaYxynr0 支援 64 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10 32 59.05 ID lNJ4WPM00 坂本「そうだ、おい俺」 俺「ん? 何だ?」 坂本「明日、お前の武装とストライカーユニットが来るみたいだ」 俺「ああ、そうなのか」 坂本「だから明日にお前を交えて模擬戦をするつもりだ、午前中に慣らしとけ」 俺「了解」 俺は明日の予定をぼんやりと考えながらフォークを回した。 65 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10 37 17.69 ID lNJ4WPM00 俺「ご馳走様」 よく食べた。どの料理もホントにおいしかった。納豆を除いて 俺「おーい宮藤ー」 宮藤「あ、はい、何ですか?」 俺「この基地にコーヒー豆とかあるのか?」 宮藤「コーヒー…んー多分無いですね。ここに居る人達は皆紅茶ですから」 俺「そ、そうか。分かった」 おいおい…コーヒー無いのかよ…あれが無きゃ一日の締りがつけないんだよな。 ミーナ「俺少佐」 俺「お、隊長か、どうしたんだ」 ミーナ「大浴場は21時までウィッチの皆が入るからそれまで近づかないでね」 笑顔で言われたのに何故か寒気がした。やっぱ501の隊長は伊達じゃないみたいだ。 てか入らないでね、じゃなくて近づかないでね、なんだな。 ミーナ「だから俺少佐は入るなら21時以降から使ってね」 俺「分かった」 そういい俺は部屋に向かう事にした。荷物の片付けでもして時間を潰そう… 66 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10 41 42.44 ID lNJ4WPM00 ―――隊長室 坂本「ミーナ、どうしたんだ? こんなところに呼び出して」 ミーナ「美緒はまだ俺少佐の資料に目を通してないわよね?」 坂本「あースマン、すっかり忘れていた。でもそれがどうかしたのか?」 ミーナ「それがね……話すより見た方が早いわ、これよ」スッ 坂本「どれどれ…」 坂本「これは……殆ど塗りつぶされてるじゃないか」 坂本「それになんだこの部隊名は? 聞いた事あるかミーナ」 ミーナ「いいえ…私も無いわ。だけど上層部が絡んでいるのはたしかね」 坂本「ああ…それもあまり良くない方だな」 ミーナ「それと、もう一つ話しがあるの」 67 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10 44 04.80 ID lNJ4WPM00 坂本「どうしたんだ」 ミーナ「気付いてると思うんだけど…今日のネウロイにしてもそう、最近強力なネウロイが増えたと思わない?」 坂本「ミーナもそう思うか」 ミーナ「ええ、だからね…美緒もあまり無茶しちゃ駄目よ?」 坂本「はっはっは! 分かっているさ。なぁに、ネウロイなんて少し強くなった所で心配いらない」 ミーナ「…それもそうね。ちょっと考えすぎだったかしら」 坂本「ああ、そうだ。ミーナも疲れてるんだと思うぞ、こういう時は風呂に入るのが一番だ」 坂本「今の時間なら誰もいないだろう、入ってきたらどうだ?」 ミーナ「…ふふふ、じゃあそうさしてもらおうかしら」ガチャ バタン 坂本(ここは…探りを入れた方がいいのだろうか) 坂本(カールスラント空軍超特別航空歩兵専用実験部隊「キルヒェ」…か) 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 10 46 45.86 ID o5KU+85x0 sien 69 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10 47 12.39 ID lNJ4WPM00 ―――大浴場 俺「へっくしょい!」 …何故か悪寒がした。時間はちゃんと21時…だったよな? それにしても風呂に入るのは初めてだが聞いてた通り、良いもんだ。 体の芯から温まるしなんだか体から疲れが溶けていくような感じがする。 そしてなんといってもこの景色。空は星で瞬き海は月光に照らされてゆらゆらと綺麗に揺れている。 俺「ふい~」 体を肩まで沈める。 この部隊に配属が決まったときはどうなるかと思っていたが、楽しいもんだ。 前の部隊にいた時よりも飯が美味いし充実してるし何より皆が俺に対して自然に接してくれる。 俺は…これでよかったんだろうかな。 俺「さて、そろそろ上がるとするか」 少し長い間入りすぎたのか頭がボーっとする。 俺は頭に乗せていたタオルを腰に巻く。扶桑じゃこれが風呂に入るときの礼儀だって聞いた事がある。 それに基地が女の子だけだからこういうのは意識しとかないと嫌われかねない。 ま、風呂の中じゃ誰も見ていないだろうけど。俺は石の階段を下り服を着ようとドアに手を伸ばし… ミーナ「お風呂にはあまり良い思い出が無いんだけど、あの気持ち良さは忘れられないわね」ガラ 俺「」 121 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15 01 44.59 ID lNJ4WPM00 ……ああ、分かってたさ。 女の子しか居ないこの基地でこういう事がいつか起こるって事は分かっていた訳だが分かっていたけど、 何で俺に忠告した張本人がこうノコノコと風呂に入って来るんだよ、物忘れ…ゲフンゲフン まぁ分かっていたからこそ、今何をするのが最適な行動なのか、なんて事は分かりきっている。 まずはだ、冷静になる事。つまり深呼吸だ。息を大きく鼻から吸って口からゆっくり吐く。これを5回。 カールスラント軍人の偉い方曰く、どんな状況においても落ち着く事が先決らしい。 だが、今はそんな事をしてるには少々時間が足りないと感じた。 おそらくこの判断は正しいであろう、裸体の美女を前に深呼吸は少し危ない。 ならプランA 何事も無かったかの様に横を通り過ぎる、だ。 これならリスクも低く、上手く行けば隊長が「なんだ見えなかったのね、ホッ」と、お互い恥をかかずに済む。 だが俺の脚は1度膠着してしまったという重大なミスを犯してしまった。 普通に通り過ぎようにも足が止まってしまえばそれは一瞬でも意識した事になってしまうだろう。 例えば、道端で風の悪戯である女の子のスカ…ズボンが飛ばされてしまったとして、この時に気にせず真っ直ぐ歩いていれば問題ないが 立ち止まり女の子の方を向いてしまえばそれは重罪になる。つまりそういう事だ。 なのでプランAは中止 まだ策はある。プランB 褒める。 べた褒めするという事だ。これはリスクは高いがその分成功すれば相手に好感を持たせる事が出来るという賭けだ。 ……いや、別にめんどくさくなってきた訳ではなく割りと本気の策だからな? 今までがおよそ0.8秒と言った所か、そろそろ選択を決めなければ危うい。 というか選択肢が1番不味そうなプランBしか残っていない(他の選択肢も十分不味いが) 悩んでいる暇は無い。優柔不断では男が廃る。 俺はプランBを実行する事に決めた。 123 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15 08 35.07 ID lNJ4WPM00 俺「ス、スンマセンミトレテマシタ」 ミーナ「…」 お? これは、もしかして…! ミーナ「キャアアアアアアアァァァァァァ!!!!」 はい駄目でしたームリでしたー 俺は使い魔を発動し固有魔法であるテレポートを使いドアの向こうに逃げた。 その時に尾が出たからか腰に巻いたタオルが取れ下半身があらわになっていた。 ほんの少し冷静になって思い返してみればあの極わずかの間に脳が恐ろしいくらいフル回転してたな。 俺「って最初っからテレポートしとけば良かったんだな、アッハッハッハッハ」 何だか馬鹿馬鹿しくなって思わず笑ってしまった。 股間がスースーするのも気にせずに 124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15 12 28.33 ID ce/rDJ7c0 トヨタしえんタ 125 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15 12 45.33 ID lNJ4WPM00 バルクホルン「おいミーナ! どうした!?」 エーリカ「叫び声が聞こえたから来てみたんだけど…」 俺「ハ…」 目の前の2人に俺は一体どう映ったのだろうか。 女性の悲鳴を聞き駆けつけたらそこには全裸で高笑いする俺がいた なんて、その場に銃があれば間違いなく俺は撃たれていたであろう。 バルクホルン「貴様ああああああああミーナに何をしたああああああああ」 エーリカ「………り、立派なものをお持ちで」 …どうも。 126 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15 16 45.57 ID lNJ4WPM00 ミーナ「ごめんなさい…」 バルクホルン「悪かった…」 俺「まぁ…気にするな」 一番気にしてるのはこの俺だと思うがな。 あの後はというと、隊長が事情を説明するまで使い魔を放出して全力で殴ろうとすこのおさげの子から逃げるのに必死だった。 因みに全裸で逃げていた。死ぬかと思った。 ミーナ「その…私は部屋に戻るわね」 そう言い隊長はフラフラと頭を抑えながら廊下の方へ姿を消した。 特に俺は何かした訳じゃないんだが少し罪悪感が生まれた。 何かしたと言えばちょっと全裸で高笑いしてたくらい バルクホルン「ああ、そうだ。俺」 俺「ああ、何だ? えーと…」 バルクホルン「私はゲルトルート・バルクホルン、階級は大尉だ」 さっき俺に殴りかかってきた人か。 そういや今日の俺の自己紹介の時にも撃墜数について色々突っかかってきたのもこいつだったような… いかにもカールスラント軍人って感じだ。 127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15 16 46.19 ID kZfdww+i0 立派…くそっ 128 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15 18 56.84 ID lNJ4WPM00 俺「そうだったか、で、どうしたバルクホルン」 バルクホルン「階級は少佐らしいが私はまだお前を上官として認めていないからな」 うお、またか。俺は別に構わないんだがもしかしてここに来た奴1人1人にこんな事を言ってるのだろうか。 バルクホルン「さっきの件はさっきの件。明日の模擬戦を楽しみにしてるぞ」 ああ、行ってしまった。なんというか…本当にお堅い人だ。 そしてここに残ったのは… エーリカ「あちゃー、ゴメンね? トゥルーデも悪気があった訳じゃないんだ」 俺「分かってるさ。堅い人だったが、悪い人じゃないことくらいな」 そんな事は分かっている。あれは悪気と言うよりもその逆のものだ エーリカ「へー…あ、自己紹介がまだだったっけ、私は…」 俺「エーリカ・ハルトマン、だろ?」 彼女はキョトン、とした顔をしている。 もしかして自分が有名人である自覚が無いのだろうか? 129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15 19 13.90 ID pfuDwjRS0 俺「………り、立派なものをお持ちで」 130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15 21 44.74 ID 4EHHEkC+0 り、立派な支援をお持ちで 131 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15 22 26.55 ID lNJ4WPM00 エーリカ「よく知ってるねー」 俺「むしろお前を知らないウィッチなんてそういないぞ」 エーリカ・ハルトマンと言えば、言わずと知れた世界でもトップクラスのウルトラエースである。 世界情勢に割と疎いこの俺でも知っているほど、他のウィッチとは桁違いの実力を持ち、名声を得て、戦果を上げている人物だ。 天才的な勘と冷静な観察力、一撃離脱を基本としたスタイルで確実にネウロイを葬り去るそのスタイルから この外見にそぐわず黒い悪魔、とか言う通称を持っている。俺もなんかかっこいい通称が欲しいもんだな。 エーリカ「ふーん、そうなんだ」 俺「…じゃ、そろそろ寝るわ」 エーリカ「うん、おやすみー」 そう言って俺も部屋に戻ろうとした。 エーリカ「明日の模擬戦、楽しみにしてるね」 背後から聞こえたその声に俺は適当に相づちを打って廊下に向かった。 次テレポート俺3
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パイロット「おい…ありゃなんだ?」 パ2「なんだ…これは…」 パ2「夢か」 パ3「あの2つもデカイがあの上にいるやつ…」 パ4「扶桑より…でかくないか…」 上官『アレを近づけてはならない!ここでなんとしても倒すんだ!』 全機『了解!』 ビッ ドカドカドカドカドカーン 「飛行部隊全滅!」 「ネウロイ扶桑に向けて進軍中!」 上官「くっ…」 扶桑のウィッチ部隊 「あれは…!」 『撤退だ。その人数じゃアレには勝てん』 『了解』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 偉い人「あの2体はファットマン、リトルボーイ」 偉い人「あの一番デカイのはエノラと呼ぶことにする。以上だ」 244 :前1[]:2010/10/01(金) 15 08 04.26 ID JxWUuGM2O ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 偉い「よく聞け!世界各地から応援部隊がくることになった!」 偉い「応援が来るまで扶桑を守るのが我々の使命だ!」 偉い「やつらの好きにさせるな!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 扶桑人1「おい…ありゃなんだ?」 扶桑人2「ネウロイだろ?」 扶桑人1「こっちに向かってないか?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 兵1「緊急連絡!リトルボーイが単独で向かってきます!」 245 :前1[]:2010/10/01(金) 15 19 31.27 ID JxWUuGM2O ―8時15分扶桑上空― ウィッチ1「止まらない!」 ウ2「このままじゃアレが扶桑に…」 ウィッチ達の必死の抵抗も虚しくリトルボーイが扶桑のとある県に落下しようとしていた。 ヒューーーン バラララララララララ ヒュンヒュン ダダダダダダ パリィーン キラキラ ???「間にあったな」 246 :前1[]:2010/10/01(金) 15 26 18.82 ID JxWUuGM2O ナイト「第999統合戦闘航空団到着」 男の娘「危なかったな」 ロボ子「ちょwwwあんなの落ちたら洒落にならねーwww」 ウィッチ達「すごい…」 「私達じゃ手も足も出なかったネウロイをたった数人で…」 「しかも男のウィッチも混じってる」 247 :前1[]:2010/10/01(金) 15 36 02.34 ID JxWUuGM2O ―高速艇― 操縦士「つきました。ここから出撃してください」 ミーナ「わかりました」 坂本「ご苦労だったな」 ブロロロロ ミーナ「第501統合戦闘航空団」 ミーナ「ストライクウィッチーズ全機出撃します!」 サンダ「第666統合戦闘航空団ウィザード出るぞ!」 全員『了解ッ!』 ブオオオオオ ―扶桑上空付近― ミーナ「かなりの数のウィッチが集まったわね」 リフ「ウィッチって結構いるんだな」 坂本「ああ」 竹井『あなた達も来たのね』 坂本「竹井大尉!」 芳佳「あ!あれ穴拭さんだ!」 リーネ「ほんとだ!人形とそっくり」 キ84「なんか視線を感じませんか?」 メガネ「そりゃ伝説のウィッチ達と稀少な男ウィッチの集団なんだもの」 竹井『そうだけどちょっと違うわね』 竹井『あなた達戦場に男を連れているからよ』 ペリーヌ「嫉妬ですの?」 253 :前1[]:2010/10/01(金) 16 03 25.23 ID JxWUuGM2O ゲルト「当たり前だ!私の可愛い弟だからな」 ゲルト「羨ましい気持ちもわかるぞ!」 エイラ「ウラヤマシイのかー誰にもやらないゾー」ダキ エイラ「へっへー」ニコニコ サンダ「任務中だユーティライネン中尉」 エイラ「」 エーリカ「墜ちないおまじないだよー」チュ 男「ふっ」 喉(この流れは!) 喉「ルッキーニちゃ」 ルッキ「あー!あれー!」 坂本「な、なんだあれは!?」 サンダ「あれはネウロイなのか?!」 芳佳「ネウロイが扶桑を覆ってる…」 ミーナ「もう一体いるわ!」 リーネ「アレほどじゃないけど大きい…」 256 :前1[]:2010/10/01(金) 16 19 05.63 ID JxWUuGM2O ???『あのデカイのはエノラって言うらしいぞ』 ???『私があれを落としたらお前の男を私にくれないか?ハルトマン』 エーリカ「やーだよっ!べー!」 ゲルト「マルセイユ!弟はやらんぞ!」 リフ「なんなら俺をもらってくれ!」 マル『冗談だハルトマン。だがあれを落とすのはわたしだ!』 ―扶桑上空― リフ「近くに来ると尚更でかいな」 弟「全体がみえない」 坂本「!」 ゲルト「おい!もう一体のネウロイが移動しはじめたぞ!」 ゲルト「エノラの方に向かっている!何をするきだ!?」 芳佳「ネウロイをネウロイが…食べてる!」 サンダ「吸収する気か!?」 260 :前1[]:2010/10/01(金) 16 45 50.96 ID JxWUuGM2O サンダ・サーニャ「!」ピコ サンダ「新たなネウロイの反応だ!数は…なんだこれは…」 リーネ「みて!」 そこにいた全員が目を疑った…エノラの表面(下側)に小さいフットマンがびっしり張り付いていた メガネ「少しずつ立体になってない?」 サンダ「あれ全部ネウロイだ!」 坂本「なに!」ペラ 坂本「嘘じゃない!一つ一つにコアがある!」 ゲルト「まさか…あれを全部落とす気じゃないだろうな…」 坂本「なんだと!」 坂本「そんなことをすれば国が消し飛ぶぞ!」 男「いや、その気らしい」 全員「!」 『全兵に告ぐ!どんな手を使ってもいい!最悪の事態は阻止するんだ!とにかく撃てー!』 バララララララララ ダダダダダダダ バシューーーーン ドドドドド ドカーン ドカーン ドカーン 264 :前1[]:2010/10/01(金) 17 03 48.16 ID JxWUuGM2O ダダダダダ ダダダダダ ドゴォ! ドゴォ! ドゴォ! ヒューヒュー メガネ「降ってきた!」 坂本「まずい!回避だ!」 ブオオオン ダダダダ ゲルト「弾幕を張れー一つも落とすなー!」 ダダダダダダ ダダダダダダ バララララララララ バララララララララ 265 :前1[]:2010/10/01(金) 17 12 41.55 ID JxWUuGM2O 扶桑の空で無数の黒い雨を払い続けるウィッチたち… 坂本「キリがないな」ダダダ 弟「うわぁっ」 ゲルト「弟っ!」 リフ「まずい幾つか抜けた!」 リフ「くっ!」ダダダダ 大魔人「とどかない!」 キ84「自分に任せてください!」 ギューーーーン シャーリー「一人で行くな!」キューーーン 266 :前1[]:2010/10/01(金) 17 25 30.96 ID JxWUuGM2O キ84「目標をセンターに入れてスイッチ!」 ダラララララ ダラララララ ドカン ドカッ ドカン キ84「少し逃した!このままもう少し」 それ以上は危険だ! キ84「ハッ!大尉」 シャーリー「上昇しろ!キ84中尉!」 キ84「了解しました」 シャーリー(ほっ) キ84「ありがとうございます。大尉の声がなければ地上に激突していました」 267 :前1[]:2010/10/01(金) 17 30 18.57 ID JxWUuGM2O シャーリー「もう心配させないでくれ」 シャーリー「お前が死んだらわたしは悲しい…」 キ84「大尉…」 シャーリー「死ぬな!キ84中尉!上官命令だ!」 キ84「はっ、了解しました!」 シャーリー「よし、私達は上空で支援だ!」 268 :前1[]:2010/10/01(金) 17 35 15.83 ID JxWUuGM2O ―地上 保守隊1「幾つか降ってきたぞー!」 隊員2「落とさせるかぁ!」 隊員3「落ちるなー!」 ドッドッドッドッ バコ バコ バコーン! ―扶桑上空― リフ「おいこいつら自分で動くようになってないか?」ダダダダダ ヒュンヒュン リフ「!」 ダダンッ ミーナ「ええ、そのようね」 ミーナ「気をつけて」ダダダ エイラ「ワタシには当たらないけどナー」ヒュン サンダ「こいつらが動き出したのはまずいぞ!」ダダダダダダ 271 :前1[]:2010/10/01(金) 17 47 38.63 ID JxWUuGM2O 男「だが装甲は薄い。先に倒せばいいだけだ」 バララララララ バララララララ エーリカ「だね!」 ダダダダダ ダダダダダ 272 :前1[]:2010/10/01(金) 17 55 27.13 ID JxWUuGM2O ゲルト「大丈夫か!弟!」 弟「ぜ、全然平気…」ハァハァ ゲルト「嘘をつくなッ」ウルウル 弟「はぁ…はぁ…っ」 ゲルト「宮藤ッ!宮藤ー!」 芳佳「大丈夫です!必ず助けます!」 パァァァアア ゲルト「……っ!」 ゲルト「ここは必ず守りきるッ!」 273 :前1[]:2010/10/01(金) 18 02 42.65 ID JxWUuGM2O ペリーヌ「多いですわね」ダダダダダ メガネ「大丈夫?ペリーヌさん」ダダダダダ ペリーヌ「大丈夫…とは言いにくいですわね」ダダダダダ メガネ「大丈夫僕がついてる」ダダダダダ メガネ「さぁ、僕の手を取って」スッ ペリーヌ「ええ、二度と離さないでくださいまし」ギュ メガネ・ペリーヌ『トネール!』 バリバリバリバリバリ ドドドドドォォオン! 274 :前1[]:2010/10/01(金) 18 09 27.99 ID JxWUuGM2O 喉「ケガしてない?ルッキーニちゃん?」ズダダダダ ルッキ「へいきー」 ルッキ「でもめんどくさーい。いっきにやっつけられないのー?」ダダダダ 喉「あ!いいこと考えた!」 喉「大魔人!サーニャさん!」 大・サ「?」 275 :前1[]:2010/10/01(金) 18 13 16.91 ID JxWUuGM2O 喉「俺が動きを止めるから一気に叩いて!」 大魔人「了解しました」 サーニャ「はい」 喉「フェルマータッ!」 喉「今の内に!」 シュバーン シュバーン シュバーン ダダダダダ ドゴォドゴォドゴォドゴォドカドカドカドカーンッ! 276 :前1[]:2010/10/01(金) 18 15 22.05 ID JxWUuGM2O ルッキ「喉すごーい!」 大魔人「やりましたね」 喉「この調子でどんどんいこう!」 ダダダダダ ダダダダダ ドゴォ ドゴォドォォオン 277 :前1[]:2010/10/01(金) 18 21 30.86 ID JxWUuGM2O ゲルト「うおおおおお!」 ダラララララララ ダラララララララ ドンドンドンドンドーン! 芳佳「頑張って弟くん!もうちょっとだから!」 パァァァァァア ゲルト「!」 ゲルト「しまった!」 ゲルト「宮藤ッ!」 芳佳「!」 ドン ドン ドン バン バン バン リーネ「大丈夫?芳佳ちゃん!」チャキン 芳佳「リーネちゃん!」 俺団12へ続く
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ストライクウィッチーズ 第422統合戦闘航空団より 57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/21(土) 14 06 53 ID yCFsvP+q / / ノ ', \\ // / イ ', \ヽ. 〃 / / / .| } } ヽ ', /' ,′ ハ /| { } ト、 } ', , 芳佳ちゃんのねんどろいど { |/ {,厶L.八 八」__ ,ハ V }.} 生産ラインごと買い占めちゃった リ , |ィ"{ ̄ ` ', / 'Tナァiミ、| ハ} ハ { | lV } / 」ノ丿 `ト、 l/l│ バルクホルンさんごめんなさいw. { |八 | _,zニ=ミ、 j/ ,.ニ ..,_ リ ,小|│ { \ ヘ、  ̄`ヾ/ /ノリ |/ { . . ' . . ノ イ(__/ ノ ヽ 、 厶-‐┐ \  ̄ . イ \-‐'. , イ二ニ=ー- .._> _ _, イト、ノ )〉 // 「 / |ヽ` ー 'ニ -‐1 \-‐==ニ== 、. / │ / /| /Y^| | \ / \ {l | く / .|/ |l | ノ 〉 / ノ} 140 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/21(土) 17 18 39 ID KeCvy0Ns 少佐はミーナの部屋で同棲している。 少佐「じゃあ、行ってくるよミーナ・・・」 ミーナ「行ってらっしゃい美緒、んー・・・」 少佐「ちゅっ、今日は早く帰ってくるからな、じゃあ行ってくる」 みたいな新婚生活のを送っているに違いない 146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/21(土) 17 29 04 ID wHdlR7ZD バルクホルン「坂本少佐、何も落ち込む事はありません 私なんて宮藤におにぎりを教わったとき握り潰してしまいましたから」 246 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/21(土) 20 48 45 ID 5GMkcQFW |ト、 .. ------ .. イ! || '. . . . . . . . . . . . . . . . `く || |レ'. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ!! /. . . . . . /. . ./. . . . ..イ. . .l. . . . . ', ,'. ./. . . /. . ./. /. . ./ l. . .ハ. . . . . l (( l. / . . .,'. . .. l/_ノ/ l. /`ー,. . . . , )) V. . ‐l . . ちホ |/ちホV. . .', 3角おにぎりも握れないもっさんにはもっ散々だぜ ,. '. . .{ |. ./{ ト-j ト‐j l∧. .'、 洗って開いた牛乳パックにご飯詰めて海苔巻きみたいに△に巻いて. ∠イ',八__|/_ `´ `´ ハ.∧. .\ ぎゅっとしてあとは包丁入れれば3角になんの、ゆあんだすたん? )ハ \ 'ー=-' ノ =3  ̄ Vl 〕 r≦ ,x ヽ `x爪__,々 / \ヽ \___} //ヽ rヘー勿`ー┬ヘ、 | \\ \ } / | 厂了 595 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 01 36 03 ID XtVq8OX9 カールスラント3人は、酒場でビール片手にわいわい歌う感じで。三好鉄生のすごい男の歌になりかねんなw 600 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 01 41 06 ID kan3GALN 595 最初エーリカが悪ふざけしてゲルトがエーリカを 「おいおいハルトマン、余りハメをはずすなよ」って抑えてて ミーナはそれを温かく見守ってるんだけど、 途中からゲルトが暴走しちゃってエーリカですら「ど、どうしよう」とうろたえてて、 ミーナが少しだけ本気になってゲルトを嗜めるまで予想できた 638 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 04 02 24 ID 8FA6qwUj 「⌒7/ . . . . . . . . . . . . . . . . . ..\ /⌒7 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \「~7_ '~ / / . . . ./ / } . . . . . . . . .\ . . . /7ト . . . . ヽ | lll __ フェルマーの最終定理とは―― バマ´ `マヽ Xn+Yn=Zn という数式について ||| !ノjミイ,イ^从リ〉、! n = 2 の場合、つまり ルヾ(! ゚ ー゚ノ!ノル X2+Y2=Z2 の場合は / \ 32+42=52 (X=3,Y=4,Z=5)という解が見つかる ||| ヾ ) ト、ヽ n ≧ 3 (n が3以上)の場合 ___|||_/_/______(__|___つまり_・・・・ / / ./ . . . ./ | / | ト . . . . . . . . . ∨ ∨ ∧ . . i . . i /∨ / . . . ./ | ! ! iヾ . . . . \ . .\ ./ . ∧ .| . . 「ヽ /∨ ., . . ./ /_| i l;l \ . . . . 、 . .\ /| | . . . . ト∧. /∨ ! i . . . . { キヽ、リ '"´ ヾ . . .} . . . ト . . | | . . . . i ∨ 、. ∨ !ハ . . . .!《~i示ト イ示ぅ》|ヾ .f^, .| | . . . . | ∨ 、 | . . . i .ト、込ノ 込ノリ } .リ_ノ | || . . . . i ∨ 、 おーーーいルッキーーニーー | . . . |ハ ヘ 、 イ |l | l |!. . . . | ∨ | . . . リ !i 、 r ┐ //. /リ L!} . . . . .i | . . . | ∥ \ ヽ ノ /| イ ! . . . . | | . . . | `' ┬ '´ ,イ}\ | . . . . ! 「⌒7/ . . . . . . . . . . . . . . . . . ..\ /⌒7 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \「~7_ '~ / / . . . ./ / } . . . . . . . . .\ . . . /7ト . . . . ヽ パカッ / / ./ . . . ./ | / | ト . . . . . . . . . ∨ ∨ ∧ . . i . . i /∨ / . . . ./ | ! ! iヾ . . . . \ . .\ ./ . ∧ .| . . 「ヽ /∨ ., . . ./ /_| i l;l \ . . . . 、 . .\ /| | . . . . ト∧. /∨ ! i . . . . { キヽ、リ '"´ ヾ . . .} . . . ト . . | | . . . . i ∨ 、. ∨ !ハ . . . .!《~i示ト イ示ぅ》|ヾ .f^, .| | . . . . | ∨ 、 | . . . i .ト、込ノ 込ノリ } .リ_ノ | || . . . . i ∨ 、 ウジュジュッジュッジュー | . . . |ハ ヘ 、 イ |l | l |!. . . . | ∨ シャーリーー♪ | . . . リ !i 、 r ┐ //. /リ L!} . . . . .i | . . . | ∥ \ ヽ ノ /| イ ! . . . . | | . . . | `' ┬ '´ ,イ}\ | . . . . ! 654 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 06 30 14 ID /4l11LHe ♪輝かしい朝がきた ズボンの朝だ 喜びに胸をぺろぺろ あの乳仰げ リーネの胸に健やかな手淫を この薫る乳を揉めよ それ1・2・3~♪ 658 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 07 23 01 ID xGv1geGW ルッキーニ「シャーリーシャーリー!Ta-Da!!見てこれ!」 シャーリー「うおおぉっ!判子満点じゃないかー!毎朝頑張ったなルッキーニィ!」 ルッキーニ「ニュフー!でしょー、ぺったんこーは無理って言ってたけど、流石でしょ?」 ペリーヌ「フ、フン!あなたにしてはやったじゃないの。」 芳佳「ルッキーニちゃんすごーい」 エイラ「サーニャにはムリダナ」 サーニャ「・・・。エイラのバカ。」 エイラ「あわわ、サーニャぁ~。」 756 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 13 01 43 ID dMXzd/sR ルッキーニ「おっぱい!」 芳佳「おっぱ!」 エイラ「おっぱい。」 シャーリー「はいはいおっぱいおっぱい」 リーネ「おっ…ぱい…///」 ストライクウィッチーズ 第423統合戦闘航空団より 264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 22 53 01 ID mXAy0RcI シャーリーはたぶんヘルマを撃墜する 二期的てきに ヘルマが大泣きゲルトが大激怒 269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 22 59 30 ID pToJWIiO ル:「リーネのおっぱいを揉む」 芳:「え、はぁ?……はっ?」 ル:「私が勝った場合、リーネのおっぱいを揉む」 芳:「じゃあ…私もおっぱいで」 ル:「いいだろう」 リ:「私のオッパイを揉むって何?これのどこが真剣なの?」 276 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23 03 00 ID XtVq8OX9 264 / /' /│ } ! ヽ /_イ / / / │ ハ | | │ l | /'7 /  ̄ |. ! / ̄|`ト、 | │ l lハ | |/ _ Vヘ| / j ハ.\ 八 │ /∧ | 〃 ̄`ヾ j/ x== 、 ∨ / \|. // ヘ小 ヽヽ ヾ厶イ| ごめんごめんえっとヘルマちゃんだっけ、 /八 | '. ,、_ ' ヽヽ/ .| | 聞きなれないジェット騒音で寝かしつけたルッキーニが起きちゃって /厶 ヘ. {人 {/ ̄`} /}. |│ IFFも反応しないでまぎらわしいコース来るからつい撃っちゃったわ。 r‐<「「 ○/\ ∨ ヽ、 、 ___ノ _.イ/ 人| こんどP-80シューティングスター持ってきてあげるから、堪忍やで。 l {」」>‐'77⌒\ゝ∧> -=≦} ∠ _xく/// ┐ だからおばちゃんのこと嫌わんといてや~ あとルッキーニと仲良くしたってーな。 | ∧ { // \\\ \ ///⌒\ \/ | 278 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23 05 27 ID 0AX950ni シャーリー手加減しろよ………ふざけんなよ………ヘルマはまだ幼女なんだぜ…………… 286 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23 15 47 ID iaVR1rbb 278 / | / !. / ! __ /! . | ,.-=ァ′ /. /| / // ̄ , ′ { { /.-y=====┐ 、_// _;/ ,.! / /======= ヽ 、`くr‐ '' /Ⅵ/_/========== \‘ヽ. [=====================_] |/ ,|. //l / ∨ハ j从 人 イ /! 厶=!厂仁! | ´_,イ厂` |ト、\. / j| ハ{ j__|!_j, } 厶ム=}リ |リ. ||/{'込 ゞぐソ` ノ'゙ヘtソノ/! /}' | ゙Y! \{ , , , !ノく 幼女ぉ? そうか、幼女か… | j , \ `ー==;、.イ . | 相手に不足は無いぜ. j / i|八廴≧>` __ !j イノ // ,リ _j \  ̄ヾム,} |. 〃 ,ム≦ム \ }三}≧¬ュ, /} /≧x/》,__》'、三込, 廴ハ/ / / =-、 < ̄ \三ハ / ,ム. / { \ヽ >= z.≧リ,/  ̄\../イ∧ ヽYレ′  ̄ヽ. ∧ 290 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/22(日) 23 21 38 ID XtVq8OX9 286 __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V 幼女幼女とこのロリコンリペリアンが・・・・. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、) 幼女より貴様は養生したほうがいいぞ・・・. ´ l 人! 弋_ン ' 弋_ク V.,イ/ レ ハ , /_ノ '´ rニヘ、 ,____., / _二9 / ;> `ーi!′ ィ´l_ハ ヽ. / 9 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 761 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 21 28 34 ID ywIpXtTM サーニャはいくら飲んでも酔わない それに付き合いエーリカは毎日寝坊 764 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 21 29 23 ID O1FoZOjS サーニャ「ウォッカがない・・・ウォッカが・・・オラーシャの命の源が・・・」 773 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 21 33 34 ID O1FoZOjS ペリーヌ「最後のガリア産ワイン・・・しかも当たり年・・・命に代えても守りませんと・・・」 エーリカ「あ!ワインだ!貰うよ!」 (ぽん!) ペリーヌ「!!!!!!!!!!!!!!!(絶句)」 776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 21 34 13 ID ywIpXtTM エイラ「も。もう手段を選んでられないんだな。このお酒でサーニャを酔わせて あんなことやこんなことを・・・・ ちょっときつめのお酒だけど、一口入れればあの儚げなサーニャはいちころなんだな」 サーニャ「エイラ。このジュースおいしいね。二瓶しかないの?・・・なんで寝てるの?」 913 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/23(月) 23 29 45 ID 0IuH2qEu l/ l /l /ハ l \ l ! '; ', / / ;ィ / l // l V! ヽ! l '; l / /! _ / / l ! /イ ! ヽ l ト、 V!. / /.l i ! 7>!K ヽ l ヽ _jノ x- ヘ j/ l ;| レ' r≠=≧x ヽ L _ ≦≠x、ヽ! ハ !. !/ ! ハ く. lr'_ノ ! ヽl、 ' l_ノ l ) V ハ .ソ ' ! l ヘ ヾ._ソ V_,ク .ハ !ノ '; l、 ハ / _V V ヽ_l、 ' /≦ _ 宮藤も初戦果を挙げたとはいえ、まだまだ撃墜数が少ないな iこヽ、 _ ノ くー-' そうだ、私が毎晩撃墜されて、宮藤にスコアを稼がせてやろう / i> ´ _` .イ_ハ ' , これは宮藤のためであって、決して私の欲のためではないからな / / ri>/ ヽ、イト、 l、 ' , / / /r'i/ / ーヘ )! \ .V ' ,. / ;;ノー' !l '´ / V l iヽ V ' , / ;イ / . l! ´ /V! レニ\ .' , ストライクウィッチーズ 第424統合戦闘航空団より 97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/24(火) 00 37 09 ID 7Ac04AEG _ ___. / , 、`ヽ /´, ,` `ヽ / / ハ }从.ヽハ/ /// ハ } !l Y |l l斗弌メイ-k l.|l.イ l l斗-{ 乂ァk! 从 ミ ,、Ⅳ!┬ ∨┬Ⅵリ.,ゞ从┬ ┬| 八`. // !小、 _ ,イ !{ハ小、 _ ノィリ /っ | l 个r-r个 | すっいっへいせ~ん N个r-r个レ^'_/ / _}_}」/¨「「¨ 、l.」_, -‐く¨八¨ヽ. ̄__ノ r'´ ヽ `个´ ノ) `ソ)! !. _∨_ | | ∨t=z }/ミ} r'^ソ.| ∨ `T´/¨ | | { l / T´ / 7 運命線や 99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/24(火) 00 37 55 ID yrW0NV1n _ ___. / , 、`ヽ /´, ,` `ヽ / / ハ }从.ヽハ/ /// ハ } !l Y |l l斗弌メイ-k l.|l.イ l l斗-{ 乂ァk! 从 ミ ,、Ⅳ!┬ ∨┬Ⅵリ.,ゞ从┬ ┬| 八`. // !小、 _ ,イ !{ハ小、 _ ノィリ /っ | l 个r-r个 | 間違えてすっいっませ~ん N个r-r个レ^'_/ / _}_}」/¨「「¨ 、l.」_, -‐く¨八¨ヽ. ̄__ノ r'´ ヽ `个´ ノ) `ソ)! !. _∨_ | | ∨t=z }/ミ} r'^ソ.| ∨ `T´/¨ | | { l / T´ / 7 102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/24(火) 00 39 01 ID gGBjvjZh _ ___. / , 、`ヽ /´, ,` `ヽ / / ハ }从.ヽハ/ /// ハ } !l Y |l l斗弌メイ-k l.|l.イ l l斗-{ 乂ァk! 从 ミ ,、Ⅳ!┬ ∨┬Ⅵリ.,ゞ从┬ ┬| 八`. // !小、 _ ,イ !{ハ小、 _ ノィリ /っ | l 个r-r个 | ボケがボケてツッコミがツッコむんや N个r-r个レ^'_/ / _}_}」/¨「「¨ 、l.」_, -‐く¨八¨ヽ. ̄__ノ r'´ ヽ `个´ ノ) `ソ)! !. _∨_ | | ∨t=z }/ミ} r'^ソ.| ∨ `T´/¨ | | { l / T´ / 7 そのまんまやないか 871 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 12 17 02 ID A9UNrcQV 「⌒7/ . . . . . . . . . . . . . . . . . ..\ /⌒7 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \「~7_ '~ / / . . . ./ / } . . . . . . . . .\ . . . /7ト . . . . ヽ / / ./ . . . ./ | / | ト . . . . . . . . . ∨ ∨ ∧ . . i . . i /∨ / . . . ./ | ! ! iヾ . . . . \ . .\ ./ . ∧ .| . . 「ヽ /∨ ., . . ./ /_| i l;l \ . . . . 、 . .\ /| | . . . . ト∧. /∨ ! i . . . . { キヽ、リ '"´ ヾ . . .} . . . ト . . | | . . . . i ∨ 、. ∨ !ハ . . . .!《~i示ト イ示ぅ》|ヾ .f^, .| | . . . . | ∨ 、 | . . . i .ト、込ノ 込ノリ } .リ_ノ | || . . . . i ∨ 、 | . . . |ハ ヘ 、 イ |l | l |!. . . . | ∨ | . . . リ !i 、 r ┐ //. /リ L!} . . . . .i 501にどろぼうするわるいこなんていないよ。 | . . . | ∥ \ ヽ ノ /| イ ! . . . . | | . . . | `' ┬ '´ ,イ}\ | . . . . ! |i . . .| , イ^/=‐"´ / \ i .i . . .| |ハ . .| r‐イ |ム / /\ ! l| . . .i 877 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/25(水) 12 40 41 ID zT97yekC _/´ _,_ `丶、 / ^^ _____ \ ( ,,,r-=ニ@,ニ,,__ ヾ,, ) `ト,-=7 ̄ ̄ `>ェ=´ Y´ィェ,ャr-=≠ミ| |.| />イ! リ` ! リハ リ 宮藤はとんでもないものを盗んでいきました。 ハ;;;;∧ 、_ イ '' \;;;;ミ;゙>,,、, ィヾ!/ それは私の知っているトゥルーデです。 `ヾ,〉ヾ∧ノ`i ノ;;;//;;;;イ;;| /;;;;;;| !;;;;;|.|;;| ストライクウィッチーズ 第425統合戦闘航空団より 520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 09 31 26 ID l9WT7yGF エイラ「お前サ、あんまサーニャとソノ・・・ベ、ベタベタすんナヨナ!」 芳佳「え、わ、私はそんなつもりじゃ・・・。」 エイラ「ト、とにかくそういうコトだなかんナ!」 芳佳「どうしよう・・・。」 それを影で見ていたサーニャがエイラをあやすとかそんな感じ 528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 09 49 28 ID nTRcRzE0 サーニャ「・・・エイラ・・・モテモテね・・・」 エイラ 「ソンナンジャネーヨ!」 ニパ 「イッルはエースだからな!そりゃもうモテモテさ!」 サーニャ「ふ~ん・・・」 エイラ 「ニパ!余計なこう言うんジャネーヨ!」 ニパ 「なんだよ・・・お前変わったな・・・手当たりしだいに胸揉んでたくせに・・・」 エイラ 「!!」 サーニャ「詳しく聞かせてもらおうか・・・エイラ・・・」 649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 12 40 13 ID kRgXxaiL _ < `ヽ、 / ./ イ i i ヘ. / / /! / l.ハ /! ', l// ./ l / /⌒l/ ! l / ハ./⌒j/ '⌒` / l l l lハr'⌒ __ '''''/ , l ! .ハヘ.!'''' V l /ハ//j/ わたしがエースどえーす! ヽ!  ̄ヽ、 ` - ' ,イ´ ` 7- ´ l 653 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 12 42 22 ID nTRcRzE0 ウルスラ「なんでエーリカばっかり・・・私もエースなのに・・・」 659 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 12 50 16 ID kRgXxaiL __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-?- vヘ |-t?ト、 V. l / l ■■■■■■■■ V v-、). ´ l 人■■■■■■■■ V.,イ/ レ ハ , /_ノ '´ rニヘ、 _ _ / _二7 / ;> ィ´l_ハ ヽ <わたしは通りがかりの一軍人ですが、. / 7 /`!ー .<ト、 ! ヘ 撃墜数の数値で決めるのが手っ取り早くわかりやすい基準ではありますが l l/ lノ ,V ヽ、 l l 撃墜数プラス人を引き付けるようなエピソード、人格、素養が l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ 備わっているのがエースの魅力ではないでしょうか? r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 これを考慮すれば、やはりバルクホルン大尉に軍配が上がるかというのが / l i / ヽ! / Li/ l / l 世間一般での流れになってるようです。 663 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 12 55 09 ID ZdBS7YkM i ヽ ,rニ==ュ..__ / i i i、 .V/ 杏 _ _ }/ ∧ i i ! ゞ ト ゞ -ヘ/ ! i レ ´ >ーィ ヾ ! ! / _ / - フ´ , i i ヘ / / /7 i! i / / ! /i ' / , イi! //! /! / ハ! / ! ! ∠-kキ=i! //! //=≠/ / ゝ わたしはカールスラントのしがない軍人ですが、 / ! レ彳 i■■■■■■■■ イ , ヘ バルクホルン大尉がいちばんすごいと思いますっ! / ゝ ヽ人 ■■■■■■■■ィ ! / / /ィ ヽ ' イ/ ! / く ,、 !i i ト、 , --、 // / i ゝ - -、 i!i !v 、 ! i ィ /ィ i ' , ヽ -,、...._, ! ー !、 ! i ' , ヾ / / >_< ヽ==.、 ! 694 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 13 45 59 ID rIRW3gUY ドSなリーネちゃんを想像してみて下さい 700 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 13 51 01 ID ZdBS7YkM 694 リーネ「私の胸こんなにめちゃくちゃに揉んで…あぁん そんな嬉しそうな顔しちゃって…ひぃ お股もそんなにビショビショにしちゃって…いぁあ 芳佳ちゃんって、変態だね…んん~」 926 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 20 14 55 ID gX/TyS/6 キャラソンCDのサーニャとエイラは最後飛びながら眠ってしまったんだろうか 928 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/03/26(木) 20 17 34 ID Xn0ERQAq 926 サーニャ「飛んじゃう飛んじゃうのぉぉぉぉ・・・ビクンビクン」 エイラ「ふぅ・・・サーニャ・・・!?」 サーニャ「すぅすぅ・・・zzz」 エイラ「モウネテンノカヨー!!」
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俺「ふぅ……」 ビール瓶一本を一気飲みして、ため息をつく。 ちなみに、出撃直前である。 クルピンスキー「うーん、ボクも一杯欲しいところだねぇ」 サーシャ「中尉?」 クルピンスキー「おおっと、冗談だよ熊さん! お酒はやっぱり一仕事終わった後が一番だからね!」 ちょっと低い声音のサーシャに、笑顔で手を振る。 俺「そんじゃ、帰ったら一献やるか? ちょうど、いい扶桑酒が届いたんだ。オラーシャに来たってことで『北の誉』だ」 クルピンスキー「そりゃいいね、約束だよ?」 俺「おう!」 突き出した拳と拳をこつんとぶつけ合う。 ラル「さて、準備は出来たようだな?」 隊員全員を見まわし、ラルが口を開く。 すると、わずかなざわめきまでも消え、視線がラルに集中する。 ラル「今日の任務は、リガ方面に進出する連合軍のために制空権を取ることだ。 諸君らの戦い如何によって地上の友軍の働きは大きく左右される。 一機薄汚いネウロイを潰せば、それだけ人類が取り返す大地は増えると心得ろ!」 ラルが肩越しに手を軽く振る。 それを合図に、タルトゥに設置された臨時基地のハンガーが開き、滑走路への道が開かれる。 ラル「さあ、行くぞ諸君! 空に少し早い勝利を祝う花火をあげてやろうじゃないか!!」 滑走路へと向き直り、手を高く掲げる。 ラル「第502統合戦闘航空団出撃する!!」 腕を振りおろし、合図をする。 9人が一斉に空へ上がった。 リガの北東約110kmに位置するヴァルミエラ近郊。 ガリアが解放されて以来、領土奪回を期して攻勢をかける人類と、ネウロイが激戦を繰り広げていた。 直枝「落ちろ!」 ニパ「これで三つ!」 その上空。502の魔女達を筆頭にウィッチ隊が完全にネウロイの頭を押さえていた。 力強いその姿に、陸上の友軍は力づけられ、負けじと奮闘する。 俺「うっしゃぁ!」 白刃が舞い、小型ネウロイが一刀両断される。 クルピンスキー「おっと、そっちは地獄だよ? まあ、逆もそうなんだけど」 MG42が吼えれば、コアが砕け散る。 人類からの襲撃だからか、大型を繰り出せないのか、空に上がってくるネウロイの殆どが小型で、中型がぼちぼちといった具合。百戦錬磨の彼女らの敵ではなかった。 ラル「順調だな」 ロスマン「『今のところは』って注が付くけれどね……」 サーシャ「そろそろ、頃合いでは?」 ラル「うむ……」 502のトップ3が、戦闘の合間で言葉を交わす。 戦闘では遅れを取ることはないブレイブウィッチーズだが、無尽蔵なスタミナを誇るネウロイと違い、弾薬残量やストライカーの航続距離問題がある。 特に、BF109という足の短いストライカーの愛用者が多いこともあり、タルトゥに臨時基地があるとはいえ、そろそろ戻らなくてはいけない。 ラル「私たちが抜けている間は、他の部隊に任せるしかないか」 少々残念そうに息を吐くが、すぐに表情を引き締めてインカムを通して通達する。 ラル『502統合戦闘航空団一時退却する!』 直枝「ちっ、しゃあねぇか……」 声には出さないものの、直枝と同じような感想を持ったものは多かった。 だが、そこは軍隊である。よどみなく退く準備を始める。 伯爵「殿は任せてもらおうと思うけど、いいよね?」 俺「全然構わないぜ? どんとこいだ」 伯爵「なら、決まりだね」 502の中で一番前線に位置していた、二人はにやりと笑みを交わしあった。 伯爵『さて、退却ついでに私たちが殿をもらっちゃうね』 ラル『わかった、任せる』 伯爵『了解。女の子のお尻はちゃんと守ってみせるよ』 サーシャ『くれぐれも「真面目」にお願いしますよ、中尉』 軽口を叩く伯爵に、サーシャが一言はさむ。 俺『まあまあ、俺が近くで見てっから安心してくれよ』 サーシャ『それはそれで心配なんですが……まぁ、そういうことにしておきます』 インカム越しにもサーシャのため息が聞こえた。 伯爵「やれやれ、熊さんも素直じゃないねぇ」 俺「あれはあれであの人なりの激励だろ?」 伯爵「まあね。私としたらかわいいからなんでもいいけど」 退却体勢に入った味方とネウロイ達の間に入り、弾幕を張ってネウロイが近寄らないよう牽制する。 俺「ははっ、ならさっさとお仕事終わらせてご褒美もらいにでも行ったらどうだ?」 伯爵「そりゃあいいね……っと、お邪魔虫も多いみたいだけど」 俺「なら、さっさと潰しちまえ……ってな」 また時折飛んでくるネウロイのビームをシールドで受け止め、後方へ絶対に流さないようにする。 だが、当初は順調に行えていた殿の仕事だが、こちらが攻勢に出る様子がないと気づいたか、ネウロイからの攻撃に厚みが増していく。 伯爵「やれやれ、シールド張りっぱなしだよ」 俺「軍隊は退却時の損失が激しいからなぁ……」 ほとんどシールドを張っての防衛が主任務となっていた二人。 表情は真剣そのものなのだが、口は余裕を崩さないところは、似たもの同士なのかもしれない。 ラル『こちらの安全圏までの後退は間もなく完了する。二人共離脱準備を開始してくれ』 伯爵&俺『了解』 ようやくラルから離脱命令が下った。 俺「さてはて、ようやくとんずらこけるってわけか」 クルピンスキー「そうみたいだね……っ!」 言った瞬間だった。 クルピンスキーの視界の端には、木の陰に巧妙に隠されていた高射砲台。 そして、それを操作する人型ネウロイ。 既にこちらを狙って撃つ瞬間。 クルピンスキー(回避は……間に合わない!) 狙いが彼女であれば回避行動でどうにかなったかもしれない。 だが、砲の先が向いていたのは、僚機の俺。 なんとかシールドを張ったとしても、砲の口径からして突破されるだろう。 クルピンスキー「やれやれ……」 俺「えっ?」 自分の身を斜線に滑り込ませる。 驚きこちらを見る俺に、優しく微笑みを見せてやりながら、後背にシールドを展開する。 俺「おいっ!」 同時に赤い閃光がきらめき、シールドに衝突する。 反射的に展開したため硬度が十分でなく、さらに高射砲台の大口径によりシールドはすぐさま脆くも崩れていく。 クルピンスキー「……うあっ!」 そして、シールドは音もなく、薄氷のように割れ消えていく。 だいぶ勢いは削ぎ落とされたとはいえ、その一撃を受ければ、もう飛び続けることはできない。 クルピンスキー「……ふふっ」 だけど、激痛に歪んでいるのに、無理やり失敗した笑みを維持しようとする。 安心させようとしているのだろうが、その表情は儚さだけを思わせた。 俺「伯爵!!」 気づいた時には体が勝手に動いていた。 零れた水滴にように力なく落ちていくクルピンスキーを負って急降下する。 先ほど撃ったネウロイの第二射だろうかが、すぐ頭上を掠めたが気にしない。 俺「バカやろおおおおおおお!!」 その言葉は一体、どちらへ向けられたものなのか。それとも両方か。 徐々に彼女との距離が縮む。 同時に地上との距離も縮む。 俺「捕まえ……たっ!!」 なんとかクルピンスキーに追いつき、銃を放り投げ、その身を大切に抱える。 だがすぐには降下の速度を消すことはできない。 魔力を惜しむことなくエンジンに流し込み、焼け付くことも厭わず回転させる。 俺「ふざけんなよ!!」 それでも、勢いを完全を抑えられない。 大地が、それも冬の寒さで硬度の増した固い大地が迫る。 俺「止まり……やがれ!!」 衝突の瞬間、シールドを展開。 俺「がっ……!!」 背筋が破壊されるかと思う程の衝撃が襲い掛かった。 押し出されるように声が出そうになるのを、歯を思いっきり食いしばり耐える。 俺「はっ……はあっ……」 なんとか大地に不時着することに成功し、俺は肩で思いっきり息をする。 クルピンスキー「あんまり……この格好は私のイメージに……合わない、んだけどな……」 俺「伯爵、大丈夫か!?」 腕の中から、膝の裏と背に手を回されて、いわゆるお姫様抱っこの形で抱きかかえられていた伯爵の苦しそうな息と同時に漏れる声が聞こえてきた。 クルピンスキー「まぁ、死にはしないよ……たぶん、外傷より、一時的な内臓ダメージ……だと思うし……それに、私って……いつだって怪我はそんなひどくならなかったし、ね……」 俺「わかった。わかったからもう黙ってろ」 ゆっくりと地面に横たえてやる。 すぐに海軍士官服の上着を地面に敷いて、そちらへ移してやる気配りも忘れない。 クルピンスキー「やれやれ……助けようと思ったのに、助けられてるんじゃ、どうしようも……ないね……」 余裕を見せるためか、それとも本当に余裕があるのかはわからないが、軽口を叩いてからクルピンスキーは深く息を吐き、そっと口を閉じた。 ラル『クルピンスキー! 俺! どうした応答しろ!!』 異常に気付いたラルからインカム越しに呼び掛けてきた。 休ませようと、クルピンスキーの耳からインカムを外してやってから、返答する。 俺『こちら俺。クルピンスキーが被弾して負傷。俺も空中で中尉を救出し現在不時着中』 ラル『生きているんだな? クルピンスキーの負傷の程度は?』 俺『戦闘も飛行も不可能っすけど、おそらくそこっまでひどくはないかと。悪かったとしても命に支障が出るほどではありませんよ』 ラル『そうか……俺、お前は飛べるか?』 俺『あー……』 足元を見ると、外部装甲が歪み、中の部品が見えて、エンジンがうんともすんとも言わなくなっている雷電が見えた。 シールド越しとは言え、地面と衝突した衝撃で雷電は壊れてしまったらしい。 俺『不時着の影響で、おしゃかっすね。飛行は無理っす』 ラル『そうか……』 インカム越しにラルの深いため息が聞こえた。 ラル『なら、ストライカー回収班を向かわせる。それまで身の安全を第一に考え待機しろ』 俺『了解』 ラル『では無事を祈る。ポクルイーシキンが説教をしたがってるからな』 俺『……ははっ。それはそれは逃げたいけど逃げられないっすねぇ』 ラル『ああ、必ず帰ってこい、命令だ。それでは』 ここで通信が切れた。 軽く息をつくと、もう使い物にならないストライカーを脱ぎ捨て、クルピンスキーのすぐ側に座り込む。 クルピンスキー「ラルは、なんだって?」 まだ体はほとんど動かせないようだが、だいぶ楽になってきたらしく、流暢に言葉が出るようになったクルピンスキーが話しかけてきた。 俺「ん? ああ……ストライカー回収班をよこしてくれるってさ」 クルピンスキー「やっぱりね。またアウロラちゃんに呆れられちゃうよ」 俺「それも命あってのものだろうさ」 クルピンスキー「それも、そうだね」 こんな状況なのに、普段と変わらない様子で言葉を交わす二人。 地面に胡坐を組むと、持ってきていた酒を取り出し、一口傾ける。 俺「ま、じっくり待つしかないか」 クルピンスキー「場所的に、味方がくるのが先か、ネウロイが来るのが先かってとこだけどね。ところで、私にもお酒分けてくれないのかな?」 俺「ん? しゃあねぇなぁ……」 地面に横たわっているクルピンスキーの背を腕で起こしてやり、酒瓶を口元に寄せてやる。 俺「ほらよ」 クルピンスキー「ふふっ、ありがとう」 こくりと、喉が動く。こんな時でもどこか色っぽい。 俺「さて、時間を潰さないといけないわけだが……」 クルピンスキー「私としてもらこのまま平穏無事に過ぎて欲しいところだけど……」 俺「ああ……どうもそうは問屋が卸さんらしい」 二人の意識が不時着した森の中のある方向へ向かう。 聞こえるのは足音。だが、おそらくそれは人のものではない。 俺「やれやれ……もう一仕事かよ」 言葉ではそういいながら、口元には凄惨な笑みを浮かべる。 クルピンスキー「私もお手伝い、といきたいところだけど今回は譲ってあげるよ」 俺「おう……任せとけ」 二人の銃はもうどこかに行った、あるのは俺が背負っている扶桑刀雷切のみ。 俺「じゃ、行ってくる」 クルピンスキー「うん、待ってるよ」 どこか、クルピンスキーの声が寂しそうに思えたが、怪我で弱っているからだろうと理由を付けると、対ネウロイ戦闘用に意識を切り替える。 俺「さぁ、まだまだ戦争のお時間だ」 森の中。 聞こえるのはせいぜい遠方で響く戦闘の音。そして、人型ネウロイが地を踏む音。 耳を閉じ、俺はなにやら地面に耳をつける。 俺「……あっちか」 地面を伝って聞こえる集団の足音からネウロイのいるであろう方角に見当をつけると、足音を消して歩む。 俺「足音を消して歩けるようになれ、か。姉御の教えも役に立つもんだな」 かつて師匠である赤松明美に扱かれた日々を思い出し、自然と苦笑が浮かんだ。 俺「ま、今だってそのおかげでこいつ一本でも戦えるわけだけど、な」 背に負った、頼りになる相棒である雷切の場所を細かく確認した。 滑るように森を移動していく。 俺「……敵、発見」 暫くすると、森の中の小道を進む10体弱の人型ネウロイを発見した。 すぐさま近くにあった太い木を遮蔽物にし、身を隠す。 俺「だいたい一個分隊ってとこか……いけるな」 自分に言い聞かせるように言い切ると、二度三度深く息を吸う。 そして、瓶に残った酒を全て流し込む。 刀を鞘から抜き放つと、にやりと犬歯を見せての獰猛な笑みを浮かべた。 俺「姉御から伝授された赤松流……とくと照覧あれ」 空の酒瓶を自分のいる方と逆方向に放り投げる。 俺「まぁ、赤松流って言っても姉御の我流だけどな」 大地に叩きつけられた酒瓶が音を立てて割れると同時に、木の陰から小道へと一気に躍り出る。 ネウロイ達は音に注意を向けてしまっていて、見事に俺に背を向ける格好になっている。 俺「……ふっ!」 走りながら、踏み込む。 一閃。 袈裟がけに白刃が煌き、一体がその身を散らす。 俺「はぁっ!」 さらに振り返る隙を与えずに、もう一体を返しの刃で真っ二つに割る。 俺「やはり名刀は……切れ味が違う!」 ネウロイ達は奇襲を仕掛けてきた俺に慌てて対処し始めた。 危険度が高まるものの、心を乱すことなく、俺はただ動き続ける。 全力の魔力での身体強化を、アルコールを魔力に変えることで持続させる。 俺「よっ!」 蹴りで直ぐ脇にいたネウロイを蹴り飛ばし、その後ろにいたもう一体のネウロイと衝突させる。 俺「……っと!」 そのまま足を回転させ、背後からの他のネウロイが放った攻撃を回避しつつ振り向く。 身を深く沈めたかと思えば、刀を切り上げさらに一体を切り裂いた。 俺「ちっ!」 だが、まだ相手は6体も数がいて、ついには追われる側になる。 低い前傾姿勢で走り出すと、正面のネウロイにタックルをしかけるように突っ込み刀を突き刺し、これまた撃破。 残りは5体。 俺「あぶねっ!」 首の後ろがちりちりとする嫌な感じに従い、刀から手を離し、横へとローリング。 飛び退いた場所に攻撃が通った。 俺「頃合いだな!」 蹴り飛ばして転ばせていた2体も立ち上がり、状況は悪くなるばかり。 途中、突き刺したネウロイが消滅したことで、地面に転がっていた刀を拾いつつ走り、小道から再び森の中へと入る。 当然、ネウロイらも追ってくるが、木の多さと、移動する目標に照準はうまく合わない。 俺「おらよっ!」 逆に、足並みが崩れたとみると、うまく木々を遮蔽物にして近寄ってきた俺に各個撃破されてしまう。 残りは3体。 俺「さんざ姉御に森の中は走らされたんだ、負けるか!」 動きが制限され鈍るネウロイとは違い、俺の機動力は鈍らない。 俺「ネウロイはいいな、血とかが出ないから刀の切れ味が鈍りにくい」 残り2体。 俺「これで最後だ!」 左右のステップで攻撃をかわすと、居合の形で刀を構える。 俺「その首……置いてきやがれえええ!」 目にもとまらぬ居合の剣筋が、見事に人型ネウロイ2体の首の部分を翔け抜けた。 俺「おっと、いかんいかん」 背の鞘に刀を仕舞うと、ぱんぱんと手をはたく。 俺「ネウロイは消えやがるから、首なんか残らなかったな」 森の中でのゲリラ戦。 勝利の女神は俺へと微笑んだ。 俺「よっ」 クルピンスキー「やぁ、お帰り。どうだった?」 俺「この通り、余裕だな」 墜落現場に戻ってみると、大分調子が戻ったのか、クルピンスキーは近くにあった木にもたれかかる形で座っていた。 クルピンスキー「そのわりには、大分どろんこみたいだけど?」 俺「はっ、ネウロイどもと遊んでやっただけだ。ガキの相手は疲れる」 クルピンスキー「ふふっ、それはよかった」 俺「何回もやりたくはないけどな、っと」 どっかりとクルピンスキーの横に俺も座り込む。 クルピンスキー「でも、これで待ってればいいんだろう?」 俺「もちろん、そのはず……」 だが、言いかけたところで森の木々がなぎ倒される音が聞こえてきた。 どこに隠れていたのかという数の鳥が空へ飛びあがる。 俺「……だったんだけどなぁ」 森を蹂躙し、一気に姿を見せたのは、四本の脚を持って大地を這いまわる戦車型ネウロイ。 その砲塔がこちらへ向く。 クルピンスキー「やれやれ、大ピンチって奴じゃないか。どうする?」 俺「わかってんだろ? いくらなんでもこりゃ逃げられねぇよ」 クルピンスキー「じゃあ、二人そろってあの世行き……かい?」 俺「そうも、行かねえんだよな……」 ゆっくりと立ち上がると、俺は再び刀を抜き、正眼に構える。 俺「戦車が出てきたからって、そうほいほいと負けましたと言ってられるかぁ!!」 一気に走り出す。 もはや破れかぶれとしか思えないその動き。 戦車型ネウロイは、ウィッチとはいえ重火器を持たずたった一人でなにが出来るのかとばかりに俺の出方を見ていた。 俺「だいたい、上から見下すんじゃねえ!」 向かう先はネウロイの右足。 俺「ネウロイの分際で、人間様をよおおおおおお!」 刀を振りかぶると思い切りそれを振るう。 俺「さっさと……地面に這いつくばりやがれえええええ!!」 木の幹程もあろうかという太いネウロイの足。 先ほどまでの人型ネウロイとは違い、固い。刀が途中で止まりそうになる。 だが、かつて雷神を切ったために千鳥から改名された名刀雷切は、ここにきて鋭さを増すかのように持ち主の意思をくみ取る。 俺「でりゃあああああ!!」 刀が振りぬかれると、ネウロイの右足は切断されていた。 これにはたまらずネウロイも体勢を崩して大地に伏してしまう。 俺「へっ、ざまぁ」 片手の中指を立てて見下してやる。 こうなってはネウロイも先ほどまでの余裕を見せていられず、砲塔を俺のいる方向へと向ける。 俺「おっと、こりゃ失礼」 もちろんそれに俺は気付き、余裕をもって逃げだす。 体全体で旋回できないので、後ろの方へ回れば、前方についている砲では俺を狙えないからだ。 俺「残念だが当たらない……っ!?」 ネウロイが放った一撃は、俺から離れた方向へ飛ぶ。 思惑通りの展開に、俺は余裕の笑みを浮かべていたのだが、着弾の瞬間驚きに目を見開いた。 俺「ぐぅああっ!?」 爆風と飛び散る破片に体が煽られ、吹き飛ばされた。 俺「榴弾……かよ…………」 全身に傷を負い、地面に放り出された格好のまま、うめく。 なんとか右手に握った刀は手放さずにすんでいたが、体は殆ど言うことを聞かない。 そしてなにより、 俺「左腕が……くたばり、やがった……」 どうやら骨がやられたらしく、左腕はぴくりとも動かなくなっていた。 足を一本失ったものの、なんとか残った三本の足で立ち上がったネウロイが、ゆっくりと体を回転させ、俺の方へ向く。 俺「くそ……」 刀を杖にして、無理やり体を起こすが、立ち上がるまでにはいかない。 ネウロイの砲塔が逃すことなく、俺を捉えた。 俺「もう……ダメか…………」 そう思い、目を閉じようとした瞬間だった。 インカムから、涼やかな声が聞こえてきた。 アウロラ『よくやったわサムライ。後は任せなさい』 同時に、大きな銃声が響いた。 戦車型ネウロイがアウロラのラハティL-39に撃ち抜かれる。 俺「……遅ぇよ」 白い破片となって消えるネウロイを眺めながらそう呟き、ふっと力が抜けて地面にどさりと倒れ伏した。 そのまま俺の意識は深く沈んでいった。 ページ先頭へ
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俺「ストライクウィッチーズだね 529-621 <翌日> ~大洞窟 地底湖~ 「この崖を登るのか?」 昨日飛びおりた崖のふもとに俺とマルセイユはいた。 「ええ、そうです。出口はあそこ以外しらないし、 ここらへん一帯を歩きまわりましたけど上に行けそうな道はありませんでしたから。」 「そっか……仕方ないか。」 「ええ、仕方ありません。だから、はい。」 そういって俺はマルセイユに向かって背中を向けてしゃがむ。 「……何をしてるんだ?」 「なにって、ティナさんをおぶるんですよ。まだ体が本調子じゃないでしょう?」 たしかに一晩寝たことで昨日よりは体調が良く、歩くことも出来るが、 いまだに手足に痺れが残っているのも事実だ。 「それに、昨日のことでさらに負担が増えてるでしょう?その、特に腰が///」 そういって俺はあさっての方向に顔を向ける。 マルセイユは顔を赤らめながら自身の体調を改めて調べなおした。 腰はたしかに痛かった。それだけでなく股にはまだ何か挟まってるような違和感がある。 昨日はシた回数は7回。いささか自分でもやりすぎたかもしれないと思った。 「///……わかった、頼む。」 そういってマルセイユが俺におぶさろうとしたその時 「っ!ティナさん、危ない!!」 突然遥か上の天井が崩れたのだ、 岩と砂が地底湖に着水して波がふたりに襲い掛かる。 「くぅっ!」 マルセイユがとっさに張ったシールドのおかげでふたりは無事ですんだ。 「いったい何が?」 「ティナさん、あれ見てください。」 俺が天井を指差していう。 「あれは……」 ~サハラ砂漠 上空~ 「みつからないわね、入り口。」 圭子がそういってため息をもらす。 昨日の晩、マティルダにマルセイユたちが生きていると聞かされた将軍達は、 朝一番でその旨をオアシス中に発表した。 そして、彼女達をみつけるための志願者を募ると、なんとオアシスの兵士全員が手を上げた。 それどころではなく、情報を聞きつけたアフリカ全将兵が、ふたりの捜索に全力をあげることを誓った。 おかげで、マティルダがだいたいの場所をつかんでいることもあり、 いったんは地下に潜る入り口を見つけることが出来たのだが、それが問題だった。 なんとその入り口は入ってすぐに崩落しており、それ以上先に進めなかったのだ。 崩落は意図的に行われた形跡があった。おそらくあのネウロイのしわざだろう。 そのため自分達は他の入り口を探すしかなかったのであるが、これが一向に見つからなかった。 「はぁ、こうしてる間にもふたりがどうなってるかわからないのに……」 自分の無力さにいらだつ圭子。その彼女に声をかけたものがいた。 「ケイ!ちょっと来てちょうだい。」 ライーサである。 彼女はマルセイユと俺が消えたのは自分が不甲斐なかったせいだ、 とオアシスのテントで塞ぎこんでいたが、 将軍達の発表を聞いてからは、休む間を惜しんでこの砂漠の空を飛んでいた。 「どうしたの?」 「マティルダがティナたちを見つけたって言ってるの!」 「!!……わかった案内して。」 ライーサに続いて飛んでいくと砂漠の真ん中に、 ウィッチ隊やマルセイユを探すのに手伝ってくれているオアシスのみんなが集まっていた。 「ハンナたちを見つけたって聞いたけどどういうこと? ふたりとも地下にいるんじゃなかったの?」 「ああ、そうだ。鷲の使いと少年は地の底にいる。」 圭子に尋ねられたマティルダがそう言った。 「それじゃあ……なぜこんなところで集まってるのかしら?」 「それはこの下にふたりがいるからだ。」 「は?この下!?」 「そうだ、この真下に鷲の使いたちはいるのだ、おいそこのお前。」 「は、はいなんでしょう!」 突然呼びつけられて驚いた真美が答える。 「この下の岩は他のところよりも薄い。 お前の力ならこの下に通じる道を作れるはずだ。頼めるか?」 マティルダは真美の手に持たれた40mm対空砲を指してそういった。 「……わかりました、やってみます!みなさんは安全なところまで下がっててください。」 そういって真美は上昇を始める。 砲弾の威力に急降下での落下のエネルギーを加算するためだ。 適当な高度に達した後、砲を真下に向けてかまえる。 「すぅ……はぁ……よし。」 深呼吸して精神を集中させ、魔法力を手に持つ砲に魔法力を込めていく。 砲身に、ことさら砲弾にその魔法力を自身の制御力の限界を詰め込んだ。 「……行きます!」 掛け声とともにストライカーの推力を下にむけて急降下を始める。 そしてぴったりと狙いをあわせて引き金を引いた。 「でゃああぁぁあああああ!!」 撃ち出された砲弾は戦艦の主砲にも匹敵するほどの威力をもって地面に突き刺さり、 ドゴオオォオオンン!!! その下の岩盤をも打ち砕いた。穴は次第に広がり、砂がなかに流れ込んで行く。 「やった!」 「すごい……」 「へぇ~やるもんだねぇ」 その光景にみんなが口々に称賛を口にする。 「……よし、これからマルセイユたちの救助のためにあの穴に飛び込むわ。 ライーサ、準備はいい?」 「いつでも!」 「それじゃぁ、突入!!」 ~大洞窟 地底湖~ 「ケイ!ライーサ!」 「いったいどうして?」 天井に開いた穴から飛び込んできたものの正体にマルセイユたちは驚きの声を上げる。 「マティルダのおかげよ、彼女があなた達の居場所を特定してくれたの、あの穴は真美のおかげね。」 「ティナ……ふたりともほんとに無事でよかった!」 感激したライーサの瞳からは嬉し涙があふれ出している。 「うん、俺のおかげでね。じゃぁふたりとも、ここから出してくれないか?」 「わかったわ、いま……危ない!」 4人にむけて一条の光線が打ち込まれる。 咄嗟に張ったライーサのシールドがそれを弾いたことで全員無事ですんだ。 「あれは!」 圭子の視線の先を辿ってみると、 「KYSYAAAAA!!!!!」 そこにはあのネウロイが壁の一部を突き破ってこちらに顔を覗かせていた。 ソレは怒りに満ちていた。 やっとミツケタ!それは自分の視界に捉えたものをみてそう思った。 あのいまいましい小物にご馳走を奪われてからずっと、 マナの波動をたよりに探し続けていたがようやく見つけることが出来た。 よくみるとあのウィッチのほかに2体ウィッチがいるのがわかった。 この怒りを納めるにはあのウィッチだけじゃ足りない。 あの2体も捕まえて喰ってやる! そう激情に囚われながら目の前の壁の残りを破壊することを始めた。 「ちぃ、こんなときに!」 悪態をつき歯噛みする圭子そんな彼女に俺が声をかける。 「……圭子さん、ライーサさん、ティナさんを連れて先に脱出してください。」 「何をする気?」 聞かなくてもわかってはいたがそれでも尋ねてしまう。 「僕があいつを抑えます。その間に逃げてください。」 真剣に、覚悟を決めた表情で俺がそういった。 「駄目だ!!」 「ティナ?」 俺の言葉にマルセイユが声を荒げる。 「ひとりで残るなんて、そんなの駄目だ!俺も一緒に行こう?」 親においていかれそうになってその足に縋りつく子どものような表情で彼女はそういった。 「そうですね……そうしたいです。」 「なら、」 「でも駄目なんです。」 マルセイユの声をさえぎって俺が続ける。 「今逃げようとすればあいつは必ずビームを撃ってきます。 圭子さんはシールドが張れないし、いまのティナさんのでは強度不足です。 ライーサさんだけじゃ全員を守りきることはできませんから、 だれかがのこって足止めする必要があるんです。」 こうしている間にもどんどんネウロイは壁を壊していく。 「でも、だからって俺を残して行くなんて、そんなの嫌だ!」 「……ありがとう。でももう時間がありません。おふたりとも、ティナさんをお願いします。」 「……わかったわ、すぐ迎えに戻ってくるからそれまで待ってて。さぁハンナ、行くわよ。」 「いやっ、絶対に嫌ぁ!!」 「ティナさん!お願いです。あとでどんなことでもしますから……だから……」 駄々をこねる彼女に俺は必死に頼み込む。 しばらくして、ようやくマルセイユは現状を認めた。 「……わかった。絶対だからな、絶対、生きて帰ってきて……」 「はい、約束です……では、彼女をお願いします。」 「分かった、気をつけてね。」 そういってライーサにマルセイユを抱えて、圭子とともこの地底湖から脱出していった。 「SYAAAAAAAA!!!!」 ようやく壁を全て取り払ったネウロイが触手をマルセイユたちに飛ばそうとする。 が、 「はあぁぁあああああ!!」 俺がその触手をハンマーで叩き落して阻止する。 そのあいだに彼女達は地上を目指して上昇していった。 「GYAAAA!!」 ネウロイはそれ見て悔しそうに叫んだあと、自身を邪魔した俺に憎悪を振り向けた。 「さぁ、お前の相手はこの僕だ!しばらくの間付き合ってもらうぞ!!」 俺はハンマーを背負いなおすと、ネウロイに向かって駆け出した。 ~地上~ 俺の足止めのおかげで無事に地上に出る。 地上にでると、マルセイユの姿を確認したアフリカの将兵たちに歓声があがった。 ライーサは圭子にマルセイユを預け、再び穴の中に飛び込もうとする。 「!!」 しかしそれは出来なかった。 自分達を追って穴の中から無数の小型ネウロイが飛び出してきたのだ。 それ自体と、それの迎撃のために飛び交う砲弾のせいで穴に近づくことすら出来ない。 「俺君……無事だといいけど……」 とにかく彼を助けに戻るにはあれをなんとかしなくてはならない。 そのためにも、彼女は目の前の激戦地に飛び込んでいくのだった。 ~地下~ 「でぇええりゃ!」 一振り、また一振りと俺はハンマーを叩きつけていく。 そのたびにネウロイの触手は吹き飛び、断ち切られるが、隙をみつけて俺もまた吹き飛ばされる。 「ぐはっ、はぁ、はぁ、うぉおおお!!」 全身をバラバラにされるような衝撃に耐え、かつて与えられた超回復能力で傷を修復して ふたたび立ち向かう。しかし時間が経つにつれて回避よりも被弾の割合のほうがふえてくる。 「まだまだぁ!!」 このままやっていてはいずれ負けるかもしれない。 でも天井の出入り口があの状態じゃ援軍も脱出も望み薄だ、 そうなるとなんとか自分だけで目の前の奴を倒さなくてはならない。 「ぐぅ、うわっ!」 撃ち出されたビームを避わしきれず、ハンマーで受け止める。 膨大なエネルギーを受け止めたハンマーは耐え切れず爆散した。 「 !! しまったっ、ぐおっ」 その爆発で体勢が崩れた俺をネウロイの触手がとらえ締め上げる。 ソレは苛立っていた。 けっきょくウィッチたちは取り逃がし、いまも取り返そうとしているが上手く行かない。 しかしようやくあの忌々しい小物を捕らえることができた。 こいつは恨みもこめてじっくりと咀嚼してやってかけらも残さず養分にしてやる。 そう決めてソレは俺をもち上げ口元へと持っていった。 「クソ、どじった。さっさと離せ!!」 俺はかろうじて動かせる手を使って手榴弾を取り出し、安全ピンを抜こうとする。 この手榴弾は対ネウロイ用の特別なものでふつうのものよりずっと爆発力がある。 数日前知り合ったとある人がくれたものだ。 これで自分もろとも触手を吹き飛ばそうとしたが、その前に動きがあった。 「な、何を……ああ、そういうことか……僕を食べる気だな。」 目の前には口を大きく開けて自分を飲み込まんとするネウロイがいた。 その口の奥にコアの輝きがみえる。 それを見て俺は嘲笑った。 「ははは、馬鹿め、弱点を自分からさらしてくれるとはね。」 そういって手に持った手榴弾をネウロイの口の中に放り込んだ。 「そういえば、こういうときはいい言葉があるってパットンのおじさんが言ってたっけ。 なんていうんだっけな、ああそうそう……アスタラビスタ(地獄で会おうぜ)ベイベー!」 ドゴォォオオオオンンンン!!!! 弾殻にしこまれたヒヒイロカネが、炸薬に染み込んだ聖油の魔力を帯びて強力な刃となり、 ネウロイのコアを粉みじんに消し飛ばす。 その瞬間、今まで欲望の赴くままにマナを喰らってきたネウロイ溜め込んだエネルギーが暴走し、 とてつもない爆発を引き起こす。 爆発の衝撃で洞窟全体にヒビが入り、洞窟が崩落をはじめた。 俺はその爆発で吹き飛び、壁に打ち付けられると崩れてきた岩に足を挟まれる。 それだけでは済まず、頭の上から自身を押しつぶすには十分すぎるほどの岩が振ってきた。 「あちゃぁ、これは……ごめんティナさん、約束、守れそうにないや……」 そういって俺は目を閉じてくるだろう衝撃にそなえるのだった。 ~地上~ 「くっ、きりがない!!」 穴から這い出してくるネウロイたちは叩いても叩いても次から次へとゴキブリのように あらわれる。迎撃にあたっていたウィッチたちに目立った被害はないが、 オアシスの通常戦力部隊にはかなりの被害がではじめている。その時…… ゴオオォォオオオンンン!! とても大きな音が突然あたりに響き渡り渡った。 その爆音とともに穴から光が吹きだし、それと同時にネウロイたちが形を崩して消滅していく。 「なにが起こったの……?」 圭子が呆然として呟く。 「決まってるさ、俺がネウロイを倒したんだ!」 その彼女にマルセイユが嬉しそうに言った。 「そっか……じゃぁ彼をこの地上に戻してあげなきゃね。」 「ああ、そうしようって……うそ……」 視線を戻した先にある例の穴の付近で異変が起きる。 穴の周辺に大きなヒビが入り、なおも拡大していく。 そしてそのひび割れた部分から崩落を始めたのだ。 「地面が崩れるぞ!総員退避ーー!!」 周囲に展開していた地上部隊が一斉に後退する。 「あ、ああ……助けなきゃ……俺を、俺を助けなきゃ!」 「は、ハンナ!もう無理よ!!」 圭子は手を伸ばしてうわごとのように呟きながら、 自身の腕の中から這い出ようとするマルセイユを押しとどめる。 「そんなことない!今からでも間に合うから、ねぇケイお願い!」 「ハンナ……いいえ、無理よ。 あそこまで崩れてしまったらあの下にいた彼はもう……」 「うそ、うそ、うそっ!だって俺は約束してくれたもの、 絶対に生きて帰ってくるって、なんでもしてくれるって……」 「ハンナ……」 泣き崩れてしまう彼女に圭子はかける言葉をもたなかった。 再び視線を地上に戻すと、大きく陥没した地面に砂が流れ込み、再び何もなかったかのように埋まっていく光景が拡がっていた。 「うそつき……俺の、大嘘つきいいいぃっ!!」 マルセイユの悲痛な叫びがこの青く澄んだサハラの空を駆け巡っていった。 <1942年 10月 某日> ~エジプト カイロ連合軍軍病院~ 「ハッ!……はぁ、はぁ……夢、か……」 病院のベットに横たわりながらマルセイユが呟く。 ここはエジプトのカイロ市内にある病院で、 自分はつい先日新型ストライカーを使って戦闘中に事故にあい、 この病院に運び込まれたのだ。 「もう何度目かな、あのときの夢をみるのは……」 体を起こしてベットの頭の部分の淵に寄りかかるように座りながらそう呟く。 あのとき、結局俺は帰ってこなかった。 自分だけでも助かったことに周りのみんなはよかったと口々に言ってくれたが、 自分にはそうは思えなかった。 それからだった。 医療魔法による治療を受けて、 ケイやライーサが止めるのも無視してすぐに戦場に戻り、 あんなに大好きだった酒もタバコもやる暇を惜しんでただひたすらに戦場の空を飛び続けた。 そうしていないと、悲しみで押しつぶされそうだったから。 現に何度も今の夢をみて夜中に飛び起き、そのたびに疲れ果てるまで泣いていた。 そうしているうちに撃墜スコアは伸び、 スエズ奪回作戦「スフィンクス」では、 一日の撃墜記録を更新するほどの鬼神のような戦いぶりを見せつけ、 戦場の兵士達を勇気付けることになり、結果、スエズは奪還され、カイロは解放された。 その戦績を称えられて階級も中尉から大尉に昇進したが、 自分は何一つ嬉しくなかった。 昇進祝いとして新型ストライカーが贈られてきて、 そのあとすぐに戦闘になったためにそのストライカーを使って戦場に向かったが、 その戦場で自身の使い魔が死んでしまった。 幼い頃に契約し、かなりの老齢であったあの気高い大鷲は、 ひたすらに戦場に出続けるマルセイユに文句もつけずに付き従い、その負担に耐え、 そしてその結果、彼は自身の寿命を使い果たしてしまった。 使い魔のサポートを受けられなくなった自分は魔法力を暴走させて気絶し、 ライーサたちに抱えられるようにして戦場を離脱したのだった。 「もう、戦うことも出来ないんだな……これから、どうしよう……」 ベットのシーツを握り締めてそう呟く、 使い魔の大鷲を失ってしまった悲しみはたしかにある、 だがそれ以上にあのとき俺を助けられなかった悲しみがいまでも彼女に襲い掛かっている。 でももうそれを誤魔化すこともできないのだ。それが怖かった。 しばらくそう考えていると、コンコンと部屋のドアをノックする音がした。 「誰?……はいっていいぞ」 その言葉をうけて部屋のドアが開く。 「こんにちはハンナ、気分はどうかしら?」 入ってきたのは圭子だった。 「ケイか……なんの用?」 「お見舞いにきまってるでしょ。 ついでにあなたの容態について医者の先生から聞いてきたわ。 そうとう無理してたらしいわね。」 「……」 そういわれても、事実ゆえになにも言い返せないマルセイユはだまりこんでしまった。 「はぁ、気持ちはわからなくもないわ……ずっと荒れてたものね。 でももう無理はやめてちょうだい……もうあなただけの命じゃないんだから。」 「えっ……?」 心のそこから心配してくれることがわかる感じでケイが自分を諭してくれた。 が、そのなかに含まれていた違和感にマルセイユが疑問の声をあげる。 「私だけの命じゃないって、どういうこと?」 「気づいてなかったの?まったく……三ヶ月よ。」 「三ヶ月?」 なおも疑問を発するマルセイユに圭子は苛立ちながら言い放つ。 「妊娠三ヶ月!まったくほんとに自覚してなかったの、あなた!?」 「ええっ!?そんな、なんで?」 「なんでって、そりゃ、やることやったからでしょうが。」 「そんな……だってまだ一回しか!……まさかそれが?」 「心当たりあるのね……相手は俺、でしょ?」 こくり、とマルセイユは頷く。 あのとき抱いてもらったときの種が自分の中に芽生えているなんて、思いもしてなかった。 「……そっか、そうなんだ……わたし、ひとりじゃなかったんだね。」 自分のお腹をなでながら、マルセイユは涙を流す。 その涙はいままでのような悲しみからのものでなく、 彼が自分に残してくれたものに対する嬉しさから流れるものだ。 「まったく……みんなハンナのことずっと心配してたんだからそれはないんじゃない?」 ま、仕方ないのかもしれなかったけど、 といいながら圭子は今日何度目かになるため息をついた。 「ごめん……でも、私お母さんになっちゃうのか、これはもう泣いてらんないな。」 マルセイユの顔にかつての大胆不敵な笑みが帰ってくる。 「ええ、そうよ。ハンナお母さん?」 その表情に圭子も笑みで返したのだった。 1942年11月、晴れて病院を退院したマルセイユは、 ウィッチとしての戦闘能力の喪失を理由に、 周囲に惜しまれながらも軍を退役し、ノイエ・カールスラントにその身を移した。 その2年後、新たな使い魔と契約を交わした彼女は再び軍に復帰。 再編された統合戦闘団「アフリカ」に戻ってくる。 帰ってきた彼女はそれまでのブランクを感じさせないほどの強さでふたたびアフリカの空 を駆け巡った。 ある時、とあるゴシップ紙の記者が、この「アフリカ」を取材した際、 マルセイユが、彼女に似た幼子を抱えてあやしていたのを目撃したが、 彼女の周りの説得(脅迫)によりそれを記事にすることはなかった。 これにて不死身の少年と砂漠の星の物語は幕を閉じる……かにみえた。 <1945年 ロマーニャ> ~501戦隊基地 エントランス~ 今日この日、この場所ではひとりの少女が箒を片手に掃除をしていた。 彼女の名前は、宮藤芳佳。 この基地に所属する501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」のメンバーだ。 その彼女は現在、情けない表情で箒を左右に振っている。 「とほほ、なんでこうなっちゃうのかなぁ……」 彼女は先日、地中海で襲撃を受けた扶桑国遣欧艦隊を救う際に、 無断で新型のストライカー「震電」を使用した。 結果艦隊の損害は軽微で済んだのだが、彼女の無断借用を罰しないわけにはいかない。 そうして彼女は上官である坂本から、基地中の掃除を命ぜられたのだった。 「いくら罰だからって、この基地全部は広すぎるよ~(泣)」 とはいえ、いくら文句をいっても始まらないので続きをはじめる。 その時だった…… ガサッ 「ふぇ?」 ガサガサッ 突然彼女の近くの茂みが動き出したのだ。 「な、何?だ、誰かいるんですか!?」 手に持った箒を握り締めながら茂みにむかって問いかけてみる。 すると茂みの向こうからぼろぼろの服とマントをまとった男が現れたのだ。 「だ、誰?」 「うあ~っ、やっと人に会えた! すみません、ちょっと道に迷っちゃって、 よければアフリカのトブルクまでの道を教えてもらえませんか?」 「……はい?」 芳佳は一瞬何を言われたのかわからなかった。なので問いかけてみることにする。 「あの、アフリカって……」 「はい、あ、申し遅れました。僕の名前は「俺」統合戦闘団「アフリカ」の者です。どうぞよろしく」 「はぁ、こちらこそ?」 それは、マルセイユがこの基地にやってくる、3時間前の出来事だった。
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俺「ストライクウィッチーズだな」400~410 俺「ストライクウィッチーズらしい」30~53 400 :学者僕[]:2010/10/21(木) 17 51 44.27 ID jN8Hf/8P0 食堂 僕「こ・これは・・・」 宮藤「ど、どういうこと・・・」 坂本「はははははー!ペリーヌお前の髪は柔らかいな!」ヒック ペリーヌ「ああ・・・少佐もっとなでてくださいまし・・・」 ルッキーニ「シャーリーやわらかーい!」プニュプニュ シャーリー「あっはっは!くすぐったいぞルッキーニ。」 リーネ「ミーナ中佐~聞いてください~わたしっ、わたしっ!」グスグス ミーナ「え、ええ聞いているわ、何回も同じ話を・・・」(リーネさん泣き上戸なのね・・・) ゲルト「うっ・・・」 エーリカ「トゥルーデ~だいじょうぶ~」ヒック エイラ「サーニャ・・・」ハァハァ サーニャ「zzz」 僕「え~っと・・・これは一体何があったんでしょう・・・」 401 :学者僕[]:2010/10/21(木) 17 56 21.29 ID jN8Hf/8P0 宮藤「さ、さあ・・・ミーナ中佐、どうしたんですかこれ・・・?」 ミーナ「美緒がルッキーニさんから受け取った飲み物を飲んでから おかしくなって・・・おいしそうに飲むものだから皆で飲んだら・・・」 僕「よく見るとあちこちにビンが散乱してますね・・・」 宮藤「ってこれ飲んじゃったんですか!?」 ミーナ「ええ、そうだけど?」 宮藤「このお酒・・・民間からの支援物資に入ってたんですけど 強すぎて使い道がなくて、置いといたんですけど・・・」 ミーナ「・・・」 宮藤「ミーナ中佐?」 402 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 00 12.45 ID jN8Hf/8P0 ミーナ「ご、ごめんなさい。おいしそうな色だから、持って来ちゃったわ・・・ そこまで強いお酒とはわからなくて・・・」 ミーナ「道理でお酒に強いフラウが珍しく酔ってるなって・・・」 僕・宮(なんでミーナさん(ミーナ中佐)は酔わないんだ・・・) リーネ「ミーナ中佐~聞いてくださいよ~」グスグス ミーナ「ええ・・・聞いてるわよ・・・」(もうおぼえちゃったわ・・・) 僕「どうしましょうこの惨状・・・リーネさんは泣いてるし バルクホルンさんは倒れそうですし、エイラさんはなんか近寄るのが怖いし・・・」 ミーナ「とりあえずトゥルーデは私が部屋につれて行くわ。 宮藤さんは二日酔いに効きそうな物を作って頂戴。 ・・・明日は皆全滅でしょうし。」 ミーナ「僕さんには・・・みんなの世話を任せるわ。」 僕「あ、あの、全員・・・ですか?」 ミーナ「そうよ。」 僕「・・・」 ミーナ「・・・」 403 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 05 10.55 ID jN8Hf/8P0 ミーナ「ま、まあリーネさんとエイラさん以外はほっといても 大丈夫だとは思うわ。」 ミーナ「じゃ、任せたわね。ほらトゥルーデ部屋に行くわよ。」 ゲルト「す、すまない、ミーナ。うっ・・・」 宮藤「ボソッじゃ、じゃあ私もいったん調理場に行ってきますね・・・」コソコソ 僕「ミーナさん!ミーナさん!任せたって言われたって・・・」 僕「って宮藤さんもいない!」 僕「逃げられた・・・」ガーン リーネ「あれ~ミーナ中佐どこに・・・僕さん!」 僕「は、はい!」 リーネ「ぼ~くさ~ん!だっこしてくださいー! えへへ」 404 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 10 13.34 ID jN8Hf/8P0 僕「だ、だだだっこですか!?」 リーネ「そうでっすよ~してくれなきゃわたしないちゃうもん・・・」グスグス 僕「わ、わかりました、こうですか?」ダキッ リーネ「ん~ん、おひめさまだっこがいい~」ニコニコ 僕「は、はいっ こうですね?」ダキッ リーネ「うん~、そうだよ~ あったかーい」ダキッ 僕「リーネさん、酔ってますよね?」(さっきまで泣き上戸だったのに甘え上戸に・・・) リーネ「よってないよお~、おさけなんかのんでないもん!」 405 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 15 20.69 ID jN8Hf/8P0 リーネ「ねえねえ、ぼくさーん」 僕「ん?どうしました?」 リーネ「リーネね、8にんしまいのまんなかなんだけどね、ほんとはね」 リーネ「おにいさんがほしかったのね」 リーネ「だから、ぼくさんをおにーちゃんってよんじゃうの!」 リーネ「いいよね?やだっていったらないちゃうもん」グス 僕「呼んでいいですから!呼んでいいから泣かないでください!」 リーネ「わ~い、おにーちゃんだおにーちゃんだ!」 406 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 20 04.64 ID jN8Hf/8P0 リーネ「ねえねえおにいちゃん!リーネのこと好き?」 僕「はは・・・好きですよ。」 リーネ「リーネもすきぃ!おにーちゃんあったか~い!」スリスリ 僕「!!?リーネさん!ほ、頬をくっつけないでください!」 リーネ「・・・ないちゃうもん・・・おにーちゃんなんか・・・」グスグス 僕「な、泣かないでください!ずっとやってていいですから!」 リーネ「わ~い、おにーちゃん大好き!」パァ 僕(完全に子供に戻ってますね・・・酔いがさめた時が怖いです・・・) 407 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 25 26.69 ID jN8Hf/8P0 リーネ「リーネね、むかしね、くんれんでしっぱいばかりだったの」 リーネ「ペリーヌさんにもね、いっぱいおこられちゃったりね」 リーネ「芳佳ちゃんにたすけてもらってなかなおりしたんだけどね いまもしっぱいするのがこわいの・・・」 リーネ「だからね・・・リーネね・・・リーネね・・・」グスグス 僕「・・・」ギュ リーネ「おにーちゃん・・・?」キョトン 409 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 30 18.16 ID jN8Hf/8P0 僕「大丈夫ですよ、失敗は誰にでもありますし。 それにペリーヌさんとは仲直りしたんですよね?」 リーネ「うん・・・」 僕「それなら大丈夫です。リーネさんが努力してるのは ペリーヌさんも知っているはずですし。」 僕「この隊の皆さんは強いですから、簡単にはやられません。 リーネさんは一生懸命自分にやれることをやればいいんですよ。」 リーネ「ほんと・・・?」 僕「ええ、でも失敗したことを忘れないでください。 その失敗を二度としないようにすれば大丈夫です。」ニコッ リーネ「・・・えへへ。」ニコッ 410 :学者僕[]:2010/10/21(木) 18 35 26.73 ID jN8Hf/8P0 リーネ「おにーちゃん・・・ありがとう!」ニコニコ 僕「いえいえ、どういたしまして。」 リーネ「おにーちゃん、リーネのしょおらいのゆめをおしえてあげるね」 僕「何になりたいんですか?」 リーネ「りーねの夢はね・・・およ・・・め・・・s・・・」スースー 僕「泣き疲れて寝ちゃいましたか・・・部屋まで運びますか。」 30 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 07 37.78 ID dLRoraHM0 食堂 僕「さて、リーネさん送って帰ってきましたが。」 僕「次は誰を運びましょうか・・・寝てる人からに・・・」 エイラ「サ、サーニャって髪サラサラしてるんダナ・・・ ほっぺたも柔らかくて・・・ 手もスベスベで・・・」ハァハァ 僕「・・・エイラさんからにしましょう。ほっとくと後が怖いですし・・・」 僕「エイラさーん」 エイラ「僕!サーニャと私の仲を引き裂くナ!」ヒック 僕「引き裂きませんから・・・ちょっとこっち来てください。」 エイラ「わかった・・・サーニャ、ちょっといってくるゾ」 サーニャ「zzz」 33 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 12 29.65 ID dLRoraHM0 僕「いいですか、サーニャさんは寝ていますよね?寝ている人の 髪や顔を勝手に触るのはさすがにダメですよ。」 エイラ「何を言う!サーニャは私を愛している! そして私もサーニャを愛している!」フフンッ 僕「はぁ・・・」(相当酔ってますね・・・) エイラ「私たちの仲を疑うのかっ?」ガルル 僕「疑ってません疑ってません!」 エイラ「そうカ!それでいい!」 僕「いいですか、エイラさん」 エイラ「おお、なんダ?」 僕「サーニャさんがエイラさんが寝てるうちに体を触ってたら どう反応します?」 エイラ「サ、サーニャがそんな・・・ウヘヘ」ハァハァ 34 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 17 05.64 ID dLRoraHM0 僕「・・・質問を変えます・・・大切なものを触っていたらどうします? 例えばタロットカードとか」 エイラ「うっ!そ、それは・・・いやサーニャなら・・・」 僕「触るだけならまだしも無くしてしまったら?破れてしまったりしたら?」 エイラ「ううっ!それはイヤダ・・・」 僕「いいですか?サーニャさんとエイラさんは確かに互いに思いあってるかも しれませんが、勝手に体を触っていいかという話は別です。サーニャさんが 嫌悪感を感じていたら嫌われてしまうかもしれませんよ?」 エイラ「そ、そうなのカ!?」ガーン 僕「そうです。」(酔ってると思考が単純になりがちですね・・・気がひけますが。) エイラ「そうだったのカ・・・ごめんなサーニャ・・・」ズーン 僕「まあまあ、次から気をつけて、手を握ってあげるくらいなら サーニャさんもうれしいと思いますよ。」 エイラ「そうカ!わかった!今度から手をつなぐだけにしよう!」 僕「わかってくれたならうれしいです。」(手ぐらいなら・・・大丈夫ですよね・・・) 35 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 22 32.72 ID dLRoraHM0 僕「それよりそろそろ休んだ方がいいですよ。夜も遅いですし。」 エイラ「そうダナ。んじゃサーニャも連れて・・・」 僕「ああ、サーニャさんは後で運びますよ。」 エイラ「なんでダ!」ガルル 僕「まだ酔いが抜けてないはずなので今起こすのはまだ 早いと思います。酔いが抜けたら部屋まで送っていきますよ。」 エイラ「・・・サーニャはやらないからナ!」イーダッ! 僕「今、何か言いましたか?」 エイラ「何も言ってナイ!」 僕「あ、エイラさんは一人で自分の部屋まで帰れますか? だめそうなら送っていきますが」 エイラ「子供扱いするナ!一人で帰れる!」バタン 僕「・・・ふぅ、厄介な人は片付きましたね・・・エイラさんには お酒は勧めないほうがよさそうですね・・・」 僕「サーニャさんは今返すと・・・大丈夫だとは思いますが 襲われかねないのでエイラさんが寝た頃に送りましょう。」 36 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 27 24.15 ID dLRoraHM0 僕「エイラさんも帰ったことですし寝てる人達から先に送って」 坂本「ははははは!僕!こっちこい!」 シャーリー「おまえも飲むぞ!」 僕「二人ともまだお酒飲んでって・・・ なんで二人とも全裸なんですか!!」 シャーリー「ん?暑いから脱いだに決まってるじゃないか。」 坂本「そうだ、暑いからだ。」 僕「あ、暑いからってそんな理由で脱がないでくださいよ! 早く服来てください!」アセアセ 僕(いつの間にかペリーヌさんとルッキーニさんが寝てる・・・ 絡む相手がいなくなったから標的にされたのか・・・) 38 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 32 26.06 ID dLRoraHM0 シャーリー「まーまーいいじゃないか!」ギュ 僕「抱きつかないでくださいっ!」 シャーリー「ほ~ら柔らかいだろう?ルッキーニも柔らかいって言ってたぞ。」プニプニ 僕「や、やめてください・・・」(ほんとにやわらか・・・って違う!) 坂本「僕、私のはどうだ?」 僕「さ、坂本さんまで・・・」 坂本「隊では年上だがな、中々自信はあるぞ!ほら触ってみるといい」ムニュムニュ 僕「だめですって!二人とも離れてください!」ダッ 坂・シ「逃がさん!」 40 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 37 15.27 ID dLRoraHM0 ミーナ「美緒!シャーリーさん!」 坂本「うわっ!ミーナ」 ミーナ「二人ともなんて格好をしているの!早く服を着なさい!」 シャーリー「もうすこしで面白くなるんだが。」 ミーナ「もう一度言うわよ・・・服を着て部屋へ帰りなさい!!!」 坂・シ「わ、わかった!」ドタドタ ミーナ「全く二人とも・・・僕さん、ご苦労様」 僕「ミーナさん、厄介ごと押し付けて逃げましたね?」 ミーナ「そ、そんなわけないじゃない・・・」ギクッ 僕「本当ですか?」 ミーナ「いや・・・あの・・・ごめんなさい逃げました。」 41 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 42 44.03 ID dLRoraHM0 ミーナ「悪かったとは思ってるわ・・・一つ貸しにしといてちょうだい・・・」 僕「わかりました。おぼえていてくださいね。」 ミーナ「ええ、そうしてちょうだい。酔ったあの人達を相手に するよりは全然いいわ。」 僕「あと、二人を止めに来てくれて助かりましたよ。」 ミーナ「宮藤さんが教えてくれたのよ。僕さんが絡まれてるってね。」 宮藤「声が聞こえたので見に行ったらうらやまし・・・ じゃなくて、まずい光景が見えたもので。」 僕「助かりましたよ。宮藤さんも手伝ってくれれば呼びに行かなくても なんとかなったかもしれませんが・・・」 宮藤「うっ・・・それは言わないでください・・・反省してますから。」 42 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 47 18.23 ID dLRoraHM0 ミーナ「じゃあみんなで協力して送っていきましょうか ルッキーニさんは宮藤さんに任せるわ」 宮藤「はいっ!」 ミーナ「フラウは私が・・・っていつのまにかいないわね」 僕「じゃあ僕はサーニャさんとペリーヌさんを送りますよ」 ミーナ「いいの?」 僕「ええ、ミーナさんにはここの片づけをお願いしようかと・・・」 ゴチャゴチャ ミーナ「まあ・・・確かにこのままではまずいわね・・・」 ミーナ「わかったわ。僕さんと宮藤さん、お願いね・」 僕・宮「「はいっ」」 僕「とりあえず先にペリーヌさんを送りましょう。」 ペリーヌ「zzz」 43 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 52 14.76 ID dLRoraHM0 僕「えーっと、この部屋でしたっけ・・・」 ペリーヌ「う・・・うん・・・あら?」 僕「あ、ペリーヌさん、ペリーヌさんの部屋ってここでいいんで」 ペリーヌ「な・・・なんでわたくしの体を触ってるんですの! 早く離しなさい!」 僕「わっ!危ないですって!」 ペリーヌ「いいから離しなさい!そう軽々と人の肌に触れて いいと思ってますの!?ってきゃあ!」ドシン 僕「いたた・・・なんとか受け止められましたか・・・ 大丈夫ですかペリーヌさ」ムニュムニュ ペリーヌ「!!!??!??!?」 僕「あ・・・・・・」 48 :学者僕[]:2010/10/23(土) 21 57 34.32 ID dLRoraHM0 ペリーヌ「き・・・きぃぃぃぃ!どこを触ってるんですの!!!」ガー 僕「す、すいません、受け止めた拍子に」 ペリーヌ「ま、まあいいですわ!受け止めてもらったのは事実ですし そ・の・か・わ・り、今のことを金輪際忘れなさいっ!」 僕「は、はいっ!」ビクッ ペリーヌ「ならいいですわ、二度と口にしないことね。 では、おやすみなさい。」バタン 僕「は、はい。おやすみなさい!」 僕「怒らせてしまったでしょうか・・・サーニャさんも運ばないと・・・」タッタッタッ ガチャ コソコソ ペリーヌ(・・・) 50 :学者僕[]:2010/10/23(土) 22 02 20.35 ID dLRoraHM0 ペリーヌ(行きました・・・わね?) ペリーヌ(人に抱っこされるというのも新鮮でなかなかいいですわね 暖かいというか・・・心が落ち着くというか・・・)ドキドキ ペリーヌ(はっ!何をドキドキしているのですかわたくしは! あの男は穢れなき乙女の肌に触った挙句む、胸まで揉んだ男ですのよ!) ペリーヌ(でも・・・悪くはないですわね・・・)ドキドキ ペリーヌ(はっ!またわたくしったら!)カァァ ペリーヌ(もう寝ましょう・・・疲れましたわ・・・) 52 :学者僕[]:2010/10/23(土) 22 07 56.85 ID dLRoraHM0 僕「次はサーニャさんを送りますか。ペリーヌさんみたいなことに ならないよう気をつけませんと。」 僕「サーニャさんの部屋はあちらですね」 サーニャ「んー・・・」 僕(起こしてしまったでしょうか・・・) サーニャ「ん・・・」ギュ サーニャ「お父様・・・」メソメソ 僕「・・・」ギュ サーニャ「お父様・・・」ギュー 53 :学者僕[]:2010/10/23(土) 22 12 12.35 ID dLRoraHM0 サーニャ・エイラの部屋 僕「空いているほうのベッドがサーニャさんのベッドですね」 僕「よいしょっと・・・おやすみなさい・・・」 エイラ「オイ・・・」ガルル 僕「うわっ・・・エイラさん起きてたんですか・・・」 エイラ「物音でめざめタ・・・それよりおまえサーニャを抱っことは いい度胸してるじゃないカ・・・」 エイラ「まあ、それ以上何もしなかったから今日は見逃してヤル。」 僕「ど、どうも・・・ではおやすみなさい・・・」バタン エイラ「ああ、おやすみ」 エイラ(悪いやつでは・・・なさそうダナ)
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俺「どうもみなさんこんばんは! ついに三日目になりました『今日のウィッチ』のコーナー。お伝えするのはザ・紳士こと俺と」 伯爵「やあ二日ぶりだねみんな。寂しい思いをさせてごめんよ、ヴァルトルート・クルピンスキーだ」 俺「……お帰り伯爵」 伯爵「うん、ただいま」 俺「おまえ大丈夫だったのか? 熊さんのフルコースだろ?」 伯爵「ふふっ、心配はありがたいけど大丈夫さ。ちょっと熊さんのありあまる愛情で足が痺れちゃったくらいだからさ」 俺「あー……なんというかその、お疲れ様?」 伯爵「平気だって、ボクこう見えて慣れてるからさ。それより早く女の子の話しようよ」 俺「清々しいまでに変わりのない伯爵に安心した」 伯爵「ボクはいつだって自分に正直だからね。それで、今日の女の子は誰だい?」 俺「えー、今日ご紹介するウィッチは、公式で確認される唯一の陸戦ウィッチで大人気のこのお方! セシリア・グリーンダ・マイルズ少佐だぁ!!」 伯爵「彼女の姿はフミカネ氏のサイトでも見れるけど、出来れば同人誌のアフリカの魔女他を見て欲しいね」 俺「伯爵も言っていたように同人誌が主戦場のアフリカ勢は501以外では人気が高いな」 伯爵「そうだね。まあ、北アフリカ戦線は元々人気が高いし、戦車好きは陸戦ウィッチの活躍するこの作品キャラが好きになるのも道理だからね」 俺「かの有名な陸軍の三将軍が集まってたり、男達が活躍するのもいいところだ。っと、あまりこっちに注力するとそれだけで時間が消えてくから、マイルズ少佐のお話に移ろう」 伯爵「セシリアちゃんねぇ、彼女とはボクもお会いしたことがあるよ」 俺「そういや二日前にマティルダさん紹介した時にアフリカに遊びに行ったって言ってたな」 伯爵「うん、そう。その時にお目にかかったんだ」 俺「伯爵のことだからまたとんでもないことしたんだろうな。いきなり『ボクとティータイムでもしない?』とか言ったんじゃないのか?」 伯爵「違うよ、ボクはちょっと『タンクデサントさせてくれない?』ってお願いしただけさ」 俺「アウトおおおお!! 超アウト!! なにそのド直球なんだけど全力のビーンボール!? あんた正気か!?」 伯爵「ひどい言い様だね。紳士な君だってできるものならタンクデサントしたいだろう?」 俺「そりゃ是非ともしたいに決まっている! タンクデサントは振り落とされないようにしっかり捕まる必要もあるんだ、密着度MAXとか最高だろ!!」 伯爵「ほら、ボクはただみんなの思いを代弁したに過ぎないじゃないか」 俺「思ってもさすがに普通は言わないんだよ。どう考えても許可してくれないんだから」 伯爵「まあ確かにそうだったね、そのまま笑顔で主砲を向けられた時はさすがのボクでもちょっと肝を冷やしたよ」 俺「撃たれなかっただけよかったと思うぞ」 伯爵「ブリタニア出身だって言うし、ブリティッシュジョークで返してくれると思ったんだよ」 俺「いや、どう考えてもブリタニア人の許容範囲超えるだろ。しかもあんた初対面でしょうが。それにマイルズ少佐は真面目キャラだからな」 伯爵「でも、お詫びに化粧水プレゼントしたら結構うれしそうに受け取ってくれたよ」 俺「へー、っていうかなんでそんなの持ち歩いてるんだよ」 伯爵「いやー、アフリカって砂だらけだし乾燥してるって言うじゃない? だから女の子はお肌のケアが至上命題だと思って、贈呈用にいくつか持っていってたんだよ。ハンナもこれは受け取ってくれたし」 俺「おまえそういうところだけは本当に気が回るよな……」 伯爵「褒め言葉をありがとう」 俺「喜ぶな」 伯爵「でもさ、彼女のことパットンガールズは『訓練スパルタすぎ』『オニだ』とか愚痴言ってるんだよね」 俺「あー、真面目で責任感があるからな。訓練が厳しいのだって、実戦で死なないようにと責任を自覚してるからだと思うぞ」 伯爵「愛ゆえに厳しいってところだね。熊さんがことあるごとにボクやナオちゃん、ニパ君に小言を言うのと同じようにさ」 俺「うん、そうだな。そう考えるとその厳しさもなんとも微笑ましく思えるだろ? それに、年頃の女の子らしい所もいくつもあるんだぜ?」 伯爵「それはそれは是非ともお聞きしたいな」 俺「ハルファヤ峠守備隊長のバッハ少佐に『戦友』と呼ばれて涙ぐんだり、古子が手に入れた薔薇水に興味を示したり、真面目ちゃんがところどころで見せる女の子は一面に撃破された人は多いはずだ」 伯爵「なるほど、化粧水プレゼントした時の表情はそういうわけだったんだね」 俺「やはりギャップというのは重要だ。乙女な一面を見ると、普段の鬼教官っぷりも職務中ゆえに作っているキャラのように見えて微笑ましいし」 伯爵「仮面の下の素顔を部下の前で暴いてあげたくなるね!」 俺「するとどうでしょう、そこには顔を赤くして怒るマイルズ少佐がっ!!」 伯爵「素晴らしい……」 俺「たまらない……」 伯爵「そうそう、ボクとしはボブカットって言うのもポイント高いね」 俺「なして?」 伯爵「だってボブカットってさ、こう元気溌剌としたイメージを抱かせるじゃない?」 俺「確かにそういう意味では陸戦ウィッチにはぴったりかもな」 伯爵「しかも、少佐っていう高い地位に対してボブカットの匂わせるまだまだ垢抜けない少女っぽさがボクの心をくすぐるんだ」 俺「わかる! わかるぞ!」 伯爵「特にそれがわかりやすいのは一コマだけちらっと出たドレスアップした姿の時かな、上品さは失ってないんだけど、どこか背伸びしたご令嬢って感じがして微妙なアンバランスさがそそるよ」 俺「ブリタニア淑女っぽい格好もいいけど、普段の戦闘服もよくね? あのシャツとズボンの間の隙間とかオラわくわくしてくっぞ!」 伯爵「さすが紳士を自称するだけあるね、いい目の付け所だ」 俺「まあ男はなにかしら変態なので正直に言いますと、俺は女の子のおへそが大好きなんです!!」 伯爵「ぶっちゃけたね」 俺「だってしかたないだろ!? あのキュッと締まったウエスト部分だけでもご飯三杯いけるのに、そこにちょこんとあるおへそ!!」 伯爵「丸出しじゃなくて、女の子の動きによってちらちらと見えるくらいがボクの好みかなぁ」 俺「それもまたよし! だが、できればその柔らかそうなお腹に触りたい」 伯爵「おへその周りをなぞるように撫でたいね」 俺「撫でられるとくすぐったそうに身を捩ってくれるとなおよし!」 伯爵「頬を上気させて、たまにびくんびくんと反応する体!」 俺「本気になれば逃げ出せるだろうになぜかそうしない!」 伯爵「動きにあわせて艶かしく波打つように動くおへそあたり」 俺「うぼぁー!! 最高だよぅ!! マイルズ少佐のおへそぺろぺろしたいよぅ!!」 伯爵「彼女、そういうとこ無頓着そうだよね。『なにを見ているんですか?』みたいな感じで返しそう」 俺「……ふぅ」 伯爵「落ち着いた?」 俺「ああ、なんとか」 伯爵「そういえば、コミックアラカルト1巻にも野上先生がアフリカ組を描いてたね」 俺「描いてたな、特にP103の大コママイルズ少佐はいいな。同人誌はもう入手が困難だから、興味を持った人はこちらを手始めに買ってくれてもいい! まぁみんな既に買ってると思うけど」 伯爵「汗にまみれてのあの笑みは色気を感じてぞくぞくするよ」 俺「あと、へそが見える!!」 伯爵「はいはいそうだね」 俺「あ、もちろんこの時のまんまるな可愛い使い魔の耳も好きだぜ」 伯爵「使い魔たぬき説もあるけど、実際のところはどうなんだろうね?」 俺「かわいいからなんでもいいです」 伯爵「君ならそう言うと思ったよ」 俺「伯爵は違うのか?」 伯爵「まさか! あの耳を甘噛みしたいと思ったよ!!」 俺「さすが伯爵言うことが違った!」 伯爵「ボクには一つ夢があるんだ」 俺「なに?」 伯爵「使い魔の耳と、人間の耳を同時に弄ったらどんな反応が返ってくるのかなぁ、って夢」 俺「……なんという淑女」 ページ先頭へ
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ストライクウィッチーズ 第106統合戦闘航空団より 10 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 19 27 38 ID H1jXVb+k 今夜も二人で夜間飛行だ ということは、今夜もサウナを二人占めできるナ サーニャの静脈が透けるほど白い肌をいつまでも眺めていられる 「顔が赤い」 サーニャに指摘されたらどうしよう 頬を触られたら昇天してしまうかもしれないナ 「のぼせただけだ。水に入ろう」 ってさそえばいいのかナ 一番星を探すフリをして、夕日に染められて岩の上で歌うサーニャをちょっとだけ見よう 「一番星、見つかった?」 って聞かれたらどうしようかナ 「サーニャがわたしの一番星だ」 って言ってあげたいけど、言い切れない予感がするナ 気まずくなったサーニャが口をきいてくれなくなるかも知れないから、やっぱりよしとこう 隣に腰掛けて、見つけた星を指差すので精一杯だろうナ 「腹へったナ」 とか一言でも言えれば大金星だナ サーニャがわたしの隣でわたしの指先を見ている、と想像しただけで変な気分になってきたゾ ああ、今夜もサーニャの顔を正面から見つめられない気がしてきた・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 /| /| ノ;;;|_____ ノ;;| /|/ / ` ヾ、 / / ハ ヾ ヽ | | | ,' /_|_', ヽ ハ | | ||/´ !` ',ハハ || Vゞ,||r=ャ、 YT!|ノ |(ゞ_゙-゚’ ゙"! |, | || 、 o ノ\ サーニャをそんな目で見るなぁぁぁ 1乙だゾ。 |. | |/ヾ.ハY´ソ/ 14 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 19 33 31 ID rjZMz+r/ 卑怯者と思わば思え!これだけの戦力…いわば、お前のための舞台を調えたんだ。嫌とは言わせん。 そして、お前の待つ舞台に真っ先に降り立つのはこの私、ゲルトルート・バルクホルンであることを誓う。 エスコートなどという言葉では生ぬるい、本番で活かせてもらうぞ。 そうだ。 「抱きしめたいな、芳佳!」 (芳佳を押し倒す) 芳佳はぐったりと体を投げ出して動かなくなっていた。 かすかに差し込む光が、砂の上に横たわる肢体を照らしている。 これが、ゲルマン流の祝福のぺーゼだ、芳佳。 ようやくキミとワルツを踊れた。 さあ、その顔を良く見せてくれ。 トゥルーデの手が芳佳の頭を鷲掴みにして引き上げた。 「まさに眠り姫だ……!」 トゥルーデの目は宿願を果たした喜びで満ち溢れていた。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 //// ./. ./. . . / _厶|-=.' . . . .|ヽ .. . . .'. . l. . . . . . ∨'//人 ///// ./. . ; ' . . -= ,' / |. . . . . . .i | \ | . |. . . . . . . ∨'///ヽ、 //////' /. . / . . . /| / | l . . |\´ ̄\ト、} 、 . . . .∨'////\ /////////. /! /. . /-l 「 ̄ハ l . . .| ヽ,二._j_∧ヾ\ .. . .∨/////ハ 1乙だ. {////////// | .|. . / _,.斗チ卞 ヽ∧ | イ _ノ }ハヾ ∨'; l . .'、/////} ` ̄ ̄ ̄/'´ ヽ| / イ ,ノ .}j \{ 弋 少 ノ∧Yヘ |∨`'ー ─' /| ∧ ヽ弋 少 . . ハ| ハ | { |,'{∧ . . , ,'_ノ .ノ';| ヽ!、‐ヘ '__/ `ーヘ ー‐ ' /〈___ 〉 ̄_>ゝ.. , イノ ヽ_〈 /. /{ > イ{ ∧ . \ 36 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 19 55 25 ID VOqvPOQi 後ろからギュッと抱きしめ、耳元で囁く。 「サーニャ・V・リトヴャク中尉…」 「は、はい…」 抱き締める体がびくりと震える。……まるで小動物を抱いている様な、そんな感覚に襲われる 「もっと…効くおまじないがあるんだが…」 「お、おまじない…ですか」 「ああ。もっと気持ちよくなれるおまじないだ」 「気持ち…よく…」 サーニャの顔が真っ赤になった。想像しているのだろう。もう一押しだ。 抱き締める体にもう少し力を込め、囁く。 「私は…サーニャともっと仲良くなりたい…家族みたいに」 「!仲良く…ぅ、はい。おまじない、したいです」 計画通り。やはりこの娘にはこういったセリフが効いたか。 その後はまず戦闘後の汗を洗い流すということで、一緒にお風呂に入る事になった。 (省略されました。全て読むには”おねえちゃんだーいすき!”と書き込んで下さい)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ 1乙 , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .! 87 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 20 42 55 ID WYdP15uA _ 最近エーリカが恐いの…… /´ `ヽ 少し前までは優しく心配してくれたのに…… ((/メハハ! 近頃キャラが安定しなくなって…… /~)(~ヽ)) 私を影で笑っている気がするの…… / ̄`"旦"'´./|ああ、神様お願い…… l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l |無邪気だった頃のエーリカを返して…… | トゥルーデ |/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 929 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 23 48 45 ID JbugMDsr ,▲ -―▲ 、__ / / ヽ さにゃ~ん / , /ィ人 /ヽヽ ヽー-、ノ ヽヽ{ ―-ヽ ―-、! ハ〉 、ヽ と人"" - "" レ'__スヽヘノ}¨ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ とりあえず、好きなだけなごんで下さい ストライクウィッチーズ 第105統合戦闘航空団より 8 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 10 50 51 ID sOm4nuDn 「芳……宮藤、お前は風呂場でまず体のどこを洗う?」 最初に洗う部位は、その人が最も大切にしている部位だという。 「ちょっと恥ずかしいけど、おっぱいですね」 「……そうか」 最近の動向から予測できた答えだ。 「宮藤、おっぱいは好きか?」 私のストレートな質問に少々驚きつつも、芳佳は私の目をはっきりと見て答えた。 「はい」 「……そうか」 二人の間にゆるやかな時間が流れる。今日は作戦予定もない。 「一緒に……風呂にでも入るか」 「はい」 (省略されました。 続きを読むにはわたしもおねえちゃんみたいにおっぱいおおきくなるかなあ?と書き込んで下さい)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ 胸……か。あってもなくても人を狂わせる。 1乙。 , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .! l! ! /L!V ! l l / ', ヽ l l レ ',. `! L /. ',=.l ヒ/ V 26 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 11 16 54 ID LMlXuEQP 今夜も二人で夜間飛行だ ということは、今夜もサウナを二人占めできるナ サーニャの静脈が透けるほど白い肌をいつまでも眺めていられる 「顔が赤い」 サーニャに指摘されたらどうしよう 頬を触られたら昇天してしまうかもしれないナ 「のぼせただけだ。水に入ろう」 ってさそえばいいのかナ そして一番星を探すフリをしながら夕日に染められながら岩の上で歌うサーニャを・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O 。 /| /| ノ;;;|_____ ノ;;| /|/ / ` ヾ、 / / ハ ヾ ヽ | | | ,' /_|_', ヽ ハ | | ||/´ !` ',ハハ || Vゞ,||r=ャ、 YT!|ノ |(ゞ_゙-゚’ ゙"! |, | || 、 o ノ\ サーニャをそんな目で見るなぁぁぁ 1乙だゾ。 |. | |/ヾ.ハY´ソ/ || ||ト, Vノ\´k-' | ||ハ,, /ト 〉 ヾソ=`´ |―ト/ / |`l´| |ハT」 ノト、ニニ」ニニノ r´./|  ̄| ', !. トヘ , | |. ', ! `ー´,|___,' ',__|, | iV V |i ヒノ ゞソ 42 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/08/09(土) 11 48 59 ID LMlXuEQP 一番星を探すフリをして、夕日に染められて岩の上で歌うサーニャをちょっとだけ見よう 「一番星、見つかった?」 って聞かれたらどうしようかナ 「サーニャがわたしの一番星だ」 って言ってあげたいけど、言い切れない予感がするナ 気まずくなったサーニャが口をきいてくれなくなるかも知れないから、やっぱりよしとこう 隣に腰掛けて、見つけた星を指差すので精一杯だろうナ 「腹へったナ」 とか一言でも言えれば大金星 サーニャがわたしの隣で私の指先を見ている、と想像しただけで変な気分になってきたゾ ちょっとペリーヌにちょっかいだして気を静めてこないといけないナ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| /| ノ;;;|_____ ノ;;| /|/ / ` ヾ、 / / ハ ヾ ヽ | | | ,' /_|_', ヽ ハ | | ||/´ !` ',ハハ || Vゞ,||r=ャ、 YT!|ノ |(ゞ_゙-゚’ ゙"! |, | || 、 o ノ\ で 27はわたしに何を期待しているんだ? |. | |/ヾ.ハY´ソ/ || ||ト, Vノ\´k-' | ||ハ,, /ト 〉 ヾソ=`´ |―ト/ / |`l´| |ハT」 ノト、ニニ」ニニノ r´./|  ̄| ', !. トヘ , | |. ', ! `ー´,|___,' ',__|, | iV V |i ヒノ ゞソ
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俺「ストライクウィッチーズだってさ」 683-694,971-987 ~アフリカ北部 サハラ砂漠~ 「はぁ、はぁ、ここはどこなの~?」 扶桑の陸戦魔女がひとり、太陽が照りつけるこのサハラ砂漠をさまよっていた。 「まったく、あのロマーニャ人め……! 目的地までたった80km……ってそれ多分直線距離じゃない!」 空戦ウィッチに道を訊ねてから三日、目的地の影はまだ見えていなかった。 「いくら陸戦ウィッチでも……砂漠三日目は、死ぬ……あら?」 ふと見上げると視線のさきになにかが見えた。 それはどうやら人間のようで、見慣れない軍装で砂漠を歩いていた。 「こんなとこに人が?なんにせよ助かった!お~い!」 声をかけられてその人物が足を止め振り返る。 その場所まで彼女『北野古子』は急いだ。 「すみませ~ん!道に迷っちゃって、よければトブルクまでの道を教えてください。」 彼女の質問に彼は答えた。彼の身長は古子よりもいささか小さかった。 「トブルク?聞いたことないですね。ブリタニアにそんな場所あったっけ?」 「はい?」 ここはアフリカのサハラ砂漠だ。なぜにブリタニアの名前が出てくる? すると今度はその人物が質問をした。 「あの、すみませんがロンドンはどっちでしょう? 海をこえた先にあるって聞いてたんですけど……」 「あの、ここアフリカですよ?」 さすがに古子は気になってそこに突っ込む。 「え、ブリタニアじゃないんですか? しまったなぁ、部隊とはぐれてからこっち。 道が分からないからひたすら進んでたら、いつのまにか砂ばっかりの場所にでるし、 人にも会えないし、困ってたんです。」 道をたずねようとして遭難者を拾ってしまった古子は自分の不運さを恨んだ。 そんなふたりのところに装甲車やバイクの一団が全速力で走ってくる。 「友軍?よかった今度こそ助かった!お~い……って!」 助けをもとめた友軍はなんとネウロイに追っかけられていた。 「ロンメル閣下!助かりました、前方に友軍の陸戦ウィッチです!」 「後は頼んだぞ、ウィッチ!」 「えぇえええ!!」 結局彼らは古子と彼をのこして去ってしまった。 残されたのは彼女たちと巨大な敵だけ。 「え、えっとどうしよう!とにかく逃げなきゃ!ってなにしてるのあなた?」 「なにって戦うんですよ。ああ、荷物をお願いします、大事なものなので。」 そういうと彼は、懐から陸戦ウィッチが使うような大きな銃を取り出し、 ネウロイ目掛けてストライカー顔負けの速度で走っていった。 「う、嘘ぉ!?」 彼はネウロイの砲撃をものともせず足元まで来ると、 自分を押しつぶさんと繰り出された前足を跳び上がることで避け、 その足を伝ってネウロイの頭まで駆け上り、その手の銃を押し付けて発砲した。 ズガァアアアン!! 零距離で行われた射撃によってネウロイがたたらをふむ。 しかしすぐに体勢を立て直すと、彼を振り落としにかかる。 彼はなんとか踏ん張ろうとするが失敗し、空へと打ち上げられ、 その腹にネウロイのサソリのような尻尾が叩き込まれ吹っ飛ばされた。 「し、死んじゃった……!?」 吹っ飛ばされた彼はしばらくすると立ち上がり、またネウロイに突撃する。 そしてまたネウロイを吹き飛ばし、吹っ飛ばされの繰り返しを始めた。 「な、なんであんなことやって生きてるの?と、とにかく援護しないと!」 そうして38式小銃を構える古子の上を横切る影があった。 「今度はなに!?」 見上げるとふたりの空戦ウィッチがそこにいた。 ~上空~ 「いた。例のはぐれネウロイだな。」 「ええ、そうみたい。でもティナ、あれはなんなんだろう?」 ネウロイと戦闘を繰り広げるなぞの人物を指差してライーサはマルセイユにたずねる。 また彼が盛大に吹っ飛ばされた。 「私が知るか。とにかくあいつを援護する。いくぞ!」 ふたりは上空から一気に降下してその手に持ったMG34を撃つ。 マルセイユの撃った弾は寸分たがわずネウロイに命中し、 それに若干の遅れをみせてライーサの撃った弾が追撃をかける。 彼が起き上がり突撃を再開した。 状況を不利とみたネウロイは砂を巻き上げ即席の煙幕を張ると、 地中に潜り逃げ去っていく。 「ちぇっ残念、また逃げられた。」 「しかたないよティナ。私たちは地上攻撃魔女じゃないもん。 さてと……司令部、こちら黄の2、連絡のあったネウロイは逃亡した。 尚将軍一行は無事。それと扶桑陸軍のものとみられる陸戦魔女1名と、 ……不審人物を1名確認。彼女らの処遇は将軍一向に任せる。 以上、任務完了。帰投する。」 ~戦闘地域から3km後方~ あの戦闘のあと、古子と彼は、 彼女達を置き去りにした将軍一行が残した轍をたどり、ここまでやってきた。 「ありがとう助かった。わたしはカールスラント陸軍のロンメル中将だ。」 彼女達を将軍自らが迎える。 「君達の活躍のおかげで私も部下も無事だ。君達にはほんとうに感謝しているよ。」 「あ、あの……そんなことよりも、み、水を……」 ようやく助かったことから気を抜いた古子は、 そういってばったりと倒れてしまった。 「き……君!?しっかりしたまえ!だれか担架を!」 急いで車に運ばれる古子。完全に伸びている。 「ふぅ……ところで君はだれだ?」 彼女が運ばれていくのを見守ったあと。将軍は彼に尋ねた。 「僕ですか? えっと、僕はカールスラント実験部隊、 『ウンシュターブリッヒ(不死身の兵士)』の『俺』です。」 そういって彼は先ほどの戦闘でぼろぼろになった頭巾を脱いでそう言った。 ~オアシス 将軍達のテント~ 「よぉ、ご両人。俺の分のディナーは残ってるかい?」 葉巻を口にくわえてリベリオン軍のジョージ・パットン中将がテントのなかに入ってくる。 先に来ていたロンメル中将と、ブリタニア軍のモントゴメリー中将が彼を迎える。 「君が最後だ。時計を変えたほうがいい、それは壊れてるようだ。」 「おお、それはいいなモントゴメリー。これはロンドンで買ったんだ。」 「時計ならカールスラント製にしたまえ、正確で、優秀だ。 もっとも、君が使いこなせるかは分からんがね。」 そういってテントの中はギスギスした雰囲気でつつまれる。 「ふん、まあいい。そういえば面白い話を聞いたぞ。 ロンメル、あんた女の子を担いでこのオアシスを駆け回ったそうじゃないか。」 「ごほん!あれは熱中症にかかったわたしの恩人を医療テントまで運んだに過ぎん。 それより問題はそのおまけのほうだ。」 「あの、妙な軍装の少年か? 聞くところによると君の国の人間だといったらしいじゃないか?」 モントゴメリーが言う。 「私も知らん。一応本国に問い合わせたが、 たしかに実験部隊が欧州で活動していたことは確からしい。 だが記録ではダイナモ作戦に投入され、 そこでそいつらは全滅していることになっている。 彼はロンドンに撤退しようとしている最中に道に迷い。このアフリカに来たそうだ。」 「おいおい、冗談がすぎるぜ。どうやって地中海を越えたんだよ。」 「さぁ知らんよ。そこまで聞いていないのでね。 話を戻すが、彼はその実験部隊でナニカサレタらしく、 異常な頑丈さと回復力、身体能力を手に入れたらしい。 実際にネウロイと互角に渡り合うことはできるらしい。」 とんでもない話だがね。とロンメルは首をすくめた。 「まあ、なんにせよ戦力になりそうなら取り込めばいい。 そいつはいまどこに?」 パットンは葉巻をふかしながら尋ねる。 「マルセイユ中尉が連れて行ったそうだ。歓迎会をやるらしい。」 まったくもってけしからん、とモントゴメリーは嘆息した。 ~マルセイユのテント~ 「じゃぁ扶桑からきた新たなる仲間の着任と、 俺の今日の奮闘振りを祝って、カンパ~イ♪」 『かんぱ~い!』 そういって彼女達は飲み食いや談笑を始める。 ノリについていけずに置いてけぼりにされる古子と俺。 歓迎会というのはパーティを開きたかったマルセイユのこじつけだったらしい。 「それにしてもこれだけウィッチがいると壮観ですね。 ……僕はここにいていいのかなぁ……」 ここに来るときに見た看板には『ここから先に踏み込んだ男は容赦しない』と いう内容が書かれていたことを思い出して身震いする。 「僕、生きて出られるかな?」 「あ、あのー……」 「ん?貴女は?」 「わ、わたしはシャーロットです。はじめまして。」 金髪のポニーテールの美少女が俺に挨拶をしてくれた。 「これはご丁寧にどうも。『俺』といいます。あの、カールスラントの方ですか?」 「そうです。俺さんもそうだって聞きましたけど?」 俺がその問いに答える。 「正確には何人かは分からないんです。 ものごごろついたときには、もう孤児で研究所にいましたし。 僕の肌の色は黄色いのでもしかしたら扶桑の流れなのかもしれませんね。」 そういって俺は昔を思い出す。 白衣の人間達に取り囲まれ、投薬や実験を繰り返したあの日々。 苦い薬を無理やり飲むのはつらかったし、 実験はひどいものだと大怪我をするような苦しいものだった。 しかし、人間の馴れは恐ろしく、 しばらくするとそれが当たり前のことのよう俺には思えてしまっていた。 苦い薬には馴れ、いつしか痛みは感じなくなった。 それに加えて俺は貴重なサンプルだったらしく、 死なないように厳重に注意されていたようだった。 「ごめんなさい。余計なこと聞きました……」 「いえ、話を振ったのはこちらです。ほかに何かございますか?」 「じゃあ、私から質問だ」 俺とシャーロットの会話を聞いていたのかマルセイユがそう言い放つ。 「昼間のあれはなに?生身でネウロイとやりあってたけど?」 生身でということばにまわりのウィッチたちも騒然となる。 ストライカーもなしに人間が、しかも男がそんなことができるとは到底思えない。 「あれは研究所の実験の成果らしいです。 僕の体はナニカサレていて、ネウロイの物理攻撃に耐えられる強度と、 戦いに必要な身体能力、傷を修復する回復力が備わっているそうです。」 そうやって俺は研究所の人間から聞かされていたことを話す。 そういえば耐久実験で戦車砲の直撃をもらったこともあった。 いくら大丈夫だと分かってはいても、 あれは死ぬかと思ったといまさらながらに思い出す。 「攻撃方法は素手の近接戦闘と砲撃です。 まあ、射撃は下手なので零距離しかしたことないですけどね。 あ、そうだ、シャーロットさん、ちょっとよろしいですか?」 「なんですか?」 「いえ、せっかくですし、 お近づきの記念に似顔絵を描かせてもらおうかと思って、 だめですか?」 「似顔絵……ですか?いいですけど。」 ありがとうございます。 といって俺は自分の荷物から古ぼけたスケッチブックをとりだした。 俺はそのスケッチブックに鉛筆で彼女の顔から胸元あたりを描いていく。 5分ほどして似顔絵は完成した 「できました、どうぞ。」 そういって俺は紙を切り離してシャーロットに手渡した。 それをシャーロットと、一緒にいた稲垣真美軍曹と加東圭子大尉が覗き込む。 「うわぁ~!」 「へぇー、なかなかよくできてるわね。」 「そっくりですね。いいな、あの、私も描いてもらってもいいですか?」 「ええ、もちろんいいですとも。」 俺の意外な特技に驚き、 興味をもったウィッチたちは次々に自分の似顔絵も俺に描いてもらう。 結局彼はその場にいる全員の似顔絵を描いたのだった。 ~オアシスから15kmほどはなれた地点~ 歓迎会のあった翌日、ウィッチたちと俺は3将軍に呼び出され、 昨日のはぐれネウロイを討伐する任務を下された。 ウィッチたちの統合的運用を視野に入れたものだそうで、 この作戦の是非で、それか有用なものかのテストを兼ねているらしい。 戦いを前に、将軍達はそれぞれ自分の配下のウィッチたちに檄を飛ばしていた。 「それにしてもなんで3人ともあんなにぼろぼろなんだろ?」 俺は疑問に首を傾げる。 将軍達の顔にはなぜかばんそうこうや包帯が巻かれていた。 ちなみに俺はカールスラントの勢力なのでシャーロットの随伴歩兵として カールスラントの作戦域にいる。 「さあね?ところで俺君。銃の調子はどうだい?」 「良好です。長い間あんまり整備できてなかったから助かりました。 ありがとうございます、シュミットさん。」 俺はシャーロットのストライカー『ティーゲル』の整備兵である ミハイル・シュミット技術大尉に礼を言った。 「それはよかった。少々型が古かったからね。 ある程度現行のものを流用したことで、使い勝手がかわるかもしれんから 気をつけてくれ。」 「まあ自分はいつも零距離射撃ですから大丈夫ですよ。……ん、始まりましたね。」 遠くのほうで爆音が響いた。たしかあっちはリベリオン軍の作戦域だったか。 そのまましばらくその場で響いていた爆音はさらに遠ざかり自分たちとは反対側のブリタニア軍の 作戦域に移動しつつあった。 「これは……出番はないかもしれませんね?」 「そうでもないみたいよ。」 俺のつぶやきに無線機を片手にフレデリカ・ボルシェ技術少佐が答える。 彼女はシャーロットの上官でシュミット大尉の恋人らしい。 「いま、ロンメル将軍から連絡があったわ。 ティーゲルとその随伴は現作戦域から移動。目標を追撃せよ。ですって。」 「いいんですか?ルール違反になると思うんですけど?」 「……ま、命令だしね。さぁ移動するわよ!」 その後はひどいものだった。カールスラント勢の乱入により戦場は破滅的に 混乱し、各隊の連携が乱れ、仲間が射線に飛び込んだりして同士討ちを起こしそうになる。 実際に俺はネウロイに肉薄していたために何発か流れ弾をもらった。 その混乱を収めるべき将軍たちは将軍たちで取っ組み合いのケンカをしている始末だ。 ~上空~ 「あ~あ、しっちゃかめっちゃかね。 まったくなにやってんの、あのおっさんたちは!」 上空で索敵と観測を行っていた加東大尉が毒づく。 将軍達がいつまでもケンカしているせいでネウロイは戦域から逃げ出してしまった。 「こんだけの部隊をつかって取り逃がすとか恥もいいとこ……まずい! 警報!ネウロイが再度出現、場所は将軍たちの真ん前よ!!」 地中に隠れていたネウロイが飛び出し、崖の上の将軍たちを襲う。 「どっせ~い!!」 しかし、かれらの護衛をしていた古子がネウロイを銃剣突撃で押し戻し、 マチルダの投げ槍がネウロイを崖下に叩き落した。 地面に叩き落されたネウロイはもう一度体勢を立て直そうとしたが、 その上に俺が飛び移り、零距離射撃によってふたたび地面に叩き付けられた。 それを各国のウィッチたちが取り囲み、 『くたばれ!』 一斉射撃でネウロイを木っ端微塵に粉砕した。 その爆風で俺は再び空を舞う。やがて重力に引かれて墜ちていった。 「え?ちょ、ちょっと!?」 落ちてきた俺を、ブリタニア軍のマイルズ少佐が受け止める。 「あ~、ごめんね?ものすごく頭にきてたからあなたのこと忘れてたわ。」 「あ~!マイルズ少佐が男の子をお姫様抱っこしてる!」 「へ~、みかけによらずやるじゃん。少佐」 リベリオン軍のパットンガールズが囃したてる。 「ちょっとそこのスクールガールども、だまってなさい!ねぇ、あなた大丈夫?」 「う~ん。失敗した。爆発を計算にいれてなかった。」 爆発の衝撃によって起きた脳震盪から回復した俺がそういう。 「まったく。無謀にもほどがあるわよ、あなた。 ま、おかげで仕留められたんだから、いいか。 とにかくありがとう。お疲れさま。」 「どういたしまして。ふぁぁっ、少し疲れました、すみませんが後をお願いします……すぅ」 「え?ちょ、ちょっと待ちなさいって……寝ちゃった。」 力尽きた俺はそのまま彼女の腕の中で寝てしまった。 結局このとんでもない作戦の結果は、ウィッチたち全員の協同戦果となり、 また古子の意見具申(拳骨)によって将軍たちは納得し、 これから先は協同して指揮にあたることに決めたそうな。